野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

カルガモ・ゴイサギ若

2006年07月08日 | 鳥見記録

 先週と同じくセイタカシギのポイントに行きましたが、またまた×でした。河面を見ながら堤防上の砂利道を走っていると、餌を採るカルガモの集団を見つけました。1羽の親と5羽の小鴨のようです。小鴨といっても親と同じくらいの大きさになっています。

 しばらく走ると、普段見かける白鷺とは異なる鷺を見つけました。ササゴイかとも思いましたが、ホシゴイの幼羽が少し残るゴイサギの若のようです。

 少し痩せているのが気になりました。


コチドリの抱卵

2006年07月08日 | 鳥見記録

 鳥撮りの帰路、いつもの農道で擬傷(怪我をして飛べないふり)をするコチドリに会いました。車を止めてレンズを向けると、どんどん近づいてロクヨンの短焦点越えました。

 しばらくすると、少し遠ざかり同じポイントでジッとしています。

 いつもであればチョコマカと動き回るのですが、今日は様子が違います。

 注意して足許を見ると、両足の間、やや左足に近い方に小石に埋もれたように卵が一つ見えるようです。

 驚きました、農道の真ん中に卵を産んで抱卵していたのです。以前から同じ場所で何度かコチドリを見かけてはいましたが、こんな場所で抱卵するとは。

 車をバックさせて遠ざかり違う農道から帰りましたが、こんな場所で上手く卵を孵すことができるのでしょうか。幸い、農道の中央ですので車輪で卵が潰れることことはないでしょうが、全く車が通らない訳ではありません。
 無理かも知れないが、幸運を祈っています。


チュニジアからの便り(コウノトリ)その2

2006年07月08日 | チュニジア便り

これは同じく営巣しているところ。アルジェリアとの国境に近いジャンドーバという小さな町です。国境の町のため町外れに検問所があって、その検問ゲートの横の木の上に巣を作っていました。


道路の脇なので写真に撮りやすく、車を降りてカメラを構えていると、検問所の軍人らしき人がやってきます。


ヤバイぞと思いましたが、こういうときは何も知らないガイコクジンになるに限ります。ニコニコと笑顔を作りながら握手して、


「ここは景色がとても素晴らしいです。コウノトリもとても美しい」


なんて言いうと、


「うん、ここは美しいところだ。でも、ここは軍の施設だから写真は禁止されているんだ」


 やっぱりそうでした。写真禁止の場所や地区が結構たくさんあるのです。こちらももちろん注意はするのですが、それと知らずカメラを向けてしまうことがあります。以前も同じような経験があったので、それほど驚きませんでしたが、ここは何も知らないガイコクジン、ビックリした顔をして、


「それは知らなかった。大変申し訳ない。でもコウノトリの写真を撮っただけなんです。ほら」


とデジカメの映像を見せます。相手はフムフムと覗き込みながら、


「コウノトリはOK、それから検問所から向こう側の景色も構わない。だけど、検問施設からこっち側は撮らないでくれ。これも規則なんだ」


と少し申し訳なさそうに言ってくれます。


 再び握手をし、「よい一日を」と穏やかに別れたわけですが、治安が比較的安定しているこの国でも、結構こういったことがあります(観光地は別ですが)。


車を止めて長時間カメラを構える、といったことをすれば、住民から奇異な顔をされるでしょうし(ここでは風景や鳥を写真に撮ろうとする人はまず見かけない)、必ずお巡りさんや軍人に尋問されることになるでしょう。(私の写真のレベルが低いのはそのせい、手持ちでさっと撮るだけ・・・・まあ言い訳です)


これは黄色いお花畑の一枚。菜の花みたいですが、違うようです。何という花か知りません。


これは麦畑で。


そして最後は空を舞う姿です(一緒に写っているのはノスリの仲間でしょうか)。悠々と羽を広げゆったりと空を舞う風景は、見飽きることがありません。


自由に空を舞うコウノトリに、国境なんかありません。


チュニジアからの便り(コウノトリ)その1

2006年07月08日 | チュニジア便り

チュニジアに長期出張している友人が、第二弾として「コウノトリ」を送ってきました。
向こうでは、普通に見ることができるそうな、自然が豊かで羨ましいですね。 


チュニジアを代表する鳥は何だろうか。


1年以上この国に住み、各地を旅行して、この国の空を彩り、特に印象に強い鳥を考えてみきました。


コウノトリ、フラミンゴ、ヤツガシラ。


この3種が直ぐに思いつきます(もちろん全くの独断ですが)。


コウノトリ。チュニジアでも比較的緑の多い北西部に生息し、電柱や樹木の上に作っている大型のこの鳥の巣は直ぐに目につきますし、ゆったりと空を舞う姿はとても印象的です。


フラミンゴはこの国の北部や東部の海岸、干潟に群れをなしています。ピンク色の羽を広げ、長い首を伸ばして羽ばたく姿もとても美しいものです。


そしてヤツガシラ。前の2種と比べると小型ですが、町の郊外やこの国に多く残っているローマ遺跡などで時々見かけます。つがいでひらひらと舞い、ときおり少しもの悲しい声で鳴くこの鳥にも、私は強く惹かれます。


もちろんこのほかにも印象的な鳥は多いのですが、まずはこの3種について紹介していきましょう。


 この3月に、週末を利用してチュニジアの北西部を旅行したときの写真です。


 これは電線の支柱に営巣しているところ。中に座っているのは雛でしょうか。チュニス市から南西に150kmほど離れたル・ケフという町の近郊で撮ったものです。


ここはモロッコから発してアフリカの北を東西に横断するアトラス山脈の西のはずれに当たるところで、なだらかな山地になっています。地中海性気候ですが、山がちな地形のせいか降雨も多く、チュニジアの穀倉地帯になっています(といっても1000mm程度。日本と比べたらたいしたことはありませんが、この国では貴重な多雨地帯)。


そのせいで餌も多いのか、ここはコウノトリの一大生息地になっていて、車で走るとかなり頻繁にコウノトリの巣を見かけます。