野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

ハイタカ

2005年12月10日 | 鳥見記録
 早朝、いつものポイントへと向かう途中、自宅から直ぐ近くの小学校沿いの狭い脇道にさしかかったとき、上空近くに猛禽類の飛行を発見、姿形からチョウゲンボウかと思い、ポイントへの道を少し外れて寄り道しました。
 脇道の反対側に出ると近くの大きな木の枝に猛禽類が羽を休めていました。でも大きさもチョウゲンボウより大きく顔と胸の文様も異なりハイタカと分かりました。車内から真上を見上げる位置になり窓に邪魔されてレンズの角度を撮れません。それでレンズフードと雲台の誘導棒(?)を外し、やっとファインダーにハイタカの姿を捕らえました。

 近いのと見上げる角度なので車内で不自由な姿勢になってしまい、D2Xのクロップを外してファインダーに捕らえました。
 ハイタカは直下の道路を人が通っても逃げません。獲物を探してキョロキョロしています。やがて姿勢を変えて背中を見せました。

背中に鮮やかな三つの白点が見えます。
 ハイタカは獲物を見つけたか急に飛び出しました。一瞬隠れたかと思うと小鳥を追って私が来た脇道の方へ飛び去りました。飛び出しを撮ろうと待ちましたが不自由な姿勢でシャッターチャンスを逃しました。
 いつものポイントでハイタカをよく見かけるのですが、いつも撮り逃がしていました。同一個体かは不明ですが、今年初撮りのハイタカでした。

 いつものポイントでカワセミを待ちましたが一瞬姿を見せただけで撮ることはできませんでした。代わりに近くに来てくれたホオジロをデジスコで撮りました。

前後ボケ

2005年12月10日 | Weblog
 最近、ボケを有効に利用するようになりました。といっても結果オーライの感がつよいのですが。
 野鳥は、こちらの思ったところに位置取りしてくれません。ややもすると障害物の隙間から撮らなければならない場合もありますし、バックがゴチャゴチャしてややこしい場合もあります。
 写真撮影の場合は焦点深度というものがあり、簡単にいえば合焦する範囲が決まっているということで、特に超望遠レンズの場合は合焦範囲が狭く、野鳥撮影の場合はSSを稼ぐため絞りを少なくしますので数センチにしかなりません。そのため目にピントを合わせて撮るのですが、目にピントが合わないと他の個所に合っていてもイメージとしてはピンぼけ写真になります。
 しかし、逆に目にさえピントが合っていれば他はボケていても締まった写真になります。野鳥写真に限らず撮影には前後ボケを有効に使うと面白い写真が撮れます。
 これは、カワセミが近くにとまったのですが手前の雑草が邪魔して上手く撮れません。そこで顔だけが見えるところまでカメラを移動して目にピントを合わせて撮ると結果的に前ボケが美しく入り後ボケも効果的に効いてカワセミの前半身を強調した写真になりました。

 目にジャスピンですからインパクトのある写真になりましたが、私の場合は焦点深度が浅い超望遠でかつD2Xでは外すことも多いです。
 次に後ボケですが、これは紅葉した桜をバックにデジスコでジョウビタキ♀をとったものです。被写体よりも、燃えるような赤色の後ボケに目が行き私は気に入っています。

 もう一つ後ボケです丸ボケです。これはデジスコでの丸ボケですが、デジ眼でもこんなに多数の丸ボケを経験したことはありません。意識して取り入れることができれば最高ですが、これも結果オーライの口です。

 次は前ボケです。特に私の場合は多いです。カワセミが季節の花のひっつき草(名前は分かりません)にとまりました。メインのロクヨンを向ける間がありませんので予備のサンニッパ(×1.4テレコン)で撮ったものです。バックは水面の青です。これも雑草が邪魔していますが前ボケとして効いているのではないでしょうか(無ければ無いで締まったかもしれませんが・・)。

 最後は、これも前ボケですが実際はキジが雑草に隠れてAFも効かず何とかMFで合わせて撮ったのですが編集でバックのボケと合わせて光が差し込んでいるような柔らかな効果を出しています。

 前後ボケを有効に使えば写真はその場に合った撮り方ができるものだと思う今日この頃でありました。