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■【泰国SL】SRT 728号機

2024年04月07日 12時00分00秒 | 【鉄分補給】“鉄学”特講
 北の古都ランパーン(ลำปาง)。
 バンコクチェンマイを結ぶタイ国鉄・北本線が通じていて、ムアン郡にあるナコーンランパーン駅は鉄道輸送の中枢となっています。駅については別稿でお届けするとして、今回は駅前に静態保存されている蒸気機関車についてお届けします。

【タイ国鉄 蒸気機関車728号機】
 元は、日本国C5636です。
 1936(昭和11)年3月、日本車輌名古屋工場で製造番号414 として新製されました。

 



 連結器は、タイ仕様に交換されています。

 炭水車との連結部。
 落成後は名古屋鉄道管理局に配属され、上諏訪庫小淵沢分庫に配備、小海線で運用されました。

 1937(昭和12)年11月、横手区大曲支区に転属。生保内線(後の田沢湖線)で運用。
 1940(昭和15)年9月、中込区に転属。同年12月には大宮工場にてメーターゲージ(タイ国鉄は1,000mmゲージ、通称メーターゲージとなっています)へ改造の後分解梱包、帳簿上の廃車処理がなされました。

 1942(昭和17)年2月神戸港より積み出し、バンコクに陸揚げ後、組み立て直され泰緬鉄道で使用されました。

 一説にはインパール作戦の敗北後ビルマ側に取り残され、戦後引き継がれたという話もありますが、1978(昭和53)年にはタイ国鉄での運用から離脱し、現在に至ります。
【2023年 ランパーン県ムアン郡】

【ノート】
SRT タイ国鉄 静態保存車両 728
 旧日本国鉄 C5636

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