定年とはいえ。


定年になったとはいえ、食うためには少しは働かざるを得ず、この夏もなんやかやで結局、ツーキングしかバイクに乗れてない。
近年、中高年ライダーの自爆事故のニュースが特に目に付くけど、厳しい言い方だが、あれはバイクに乗せられてるのを乗ってると勘違いして起きちゃってるのかもな、と思うこともある。バイクもクルマと同じ、力抜いて座ってアクセル開けばまっすぐ走る乗り物だからね。スピード出すのだって、アクセル開けりゃいいだけなんだから簡単だ。ただ、なにか異常事態が起きた時に、あるいは異常事態を発生前に回避できるように正確に安全にバイクを操縦するには、経験だけでなく、アタマやカラダが素早く正確に反応できる必要がある。
年々急速に老いてゆくこの肉体、ヘタッピライダーなりにバイクを思うように転がせるのは、あと何シーズンあるのかなあ。そう考えちゃうと焦燥感ってやつを覚えずにいられないよな、ご同輩。
ライダーは好きなバイクで命を落としてはなりません。どうかご安全に!!
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ラスボス戦。


対ギンドロのラスボス戦を前に、乾燥棚の空きが心もとなくなってきていた。


なので、乾燥棚2区画を増設。


さて、前回でこの状態まできたわけだが、前回伐倒時に掛かり木になった、写真中央の大きなナナカマドの立ち枯れを先にやっつけよう。


小さいチェンソーの14インチバーで、普通に伐れるギリギリくらいだった。
一昨年あたりから枯れてたように記憶しているので、年輪を数えてみたら、少なくとも40年。ナナカマドとしては寿命だったのかもしれない。


写真右方向から、結構風が吹いているようだ。


風はよさそうだな。
しかし、この木は母屋側と小屋側に傾斜している。


今度は最初から、金太郎で引きながら倒そう。


弦を効かせてゆっくり倒すと、おー小屋ギリギリ。
風がこの写真で少しばかり右寄り過ぎたかもしれない。


小屋は無事だ。


ラスボスの樹幹付近の葉は、ひときわ大きかった。
俺のでかい掌くらいある。


スッキリ。
と思いきや、まだギンドロが見えている。


見えてたのはラスボスから株分れしたコドモだ。


コイツらも無慈悲に倒す。


かくて、建物回りのギンドロ駆除完了。
親になっていたギンドロを倒したので、これでしばらくは通路に掛かるギンドロの心配はしなくていいだろう。


ギンドロで満杯の薪棚。


増設した棚も満杯。


枝の細めのとこだけでもなかなかの量になった。
でもまだ敷地の外れのギンドロ残ってんだよなあ。
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注意喚起!! (出血画像注意)。

今回は、血を見るのが苦手な方はテキストのみでご覧いただきたい。

木を伐倒して、チェンソーで枝を薪サイズに刻んでいた時のことだ。
チェンソーのチェンが完全に停止しないうちに右手の片手持ちにして、同時に左手で次に刻む枝を動かそうとしたタイミングで、ソーチェンの先端がどこかに当たったらしく、チェンソーが跳ね上がった。
跳ね上がったチェンソーの刃は、左手親指付け根に接触してしまった。
衝撃を感じて、まず思ったのは、
「やばい、指とれた!?」だった。


そのとき履いていた手袋は、軍手にクッションが付いたような防振手袋でなく、耐切創手袋で、耐切創レベル5のやつだった。
それがこのくらい切れている。
写真は事故直後ではなく、後で撮影したものだ。


幸い、傷は骨にも至らずに済んでいた。傷から先の感覚なども異常ないようだ。
これは、傷を洗った直後。
大きい傷は、チェンソーのL字状の刃で皮膚の下を抉られ、表皮がピラピラに剥離していたのを傷口に戻してある。
この箇所は肉がほとんどなくて皮膚の下に静脈が浮いているような箇所なので、圧迫しても出血はなかなか止まらなかった。


とりあえず少し出血が収まってから、大きいバンソーコー貼って片づけを済ませたが、終わった時にはバンソーコーから血やら浸出液やらが滲み出していた。
風呂に入るべく防水のバンソーコーを手持ちから探したら、モイストヒーリングのはしりの頃の古いやつがあったので貼ってみた。風呂はクリアできたのだが、出血でパンパンになって、古かったせいだろうが裂けてしまった。
だめだこりゃ。
夜19時過ぎだったがドラッグストアまで走り、新しいモイストヒーリングパッドの絆創膏を買ってきて貼り直した。
その後の経過では、小さいほうの傷口からの浸出液が意外に多くて、パッドから溢れて何度か貼り替えた。写真は事故翌日に貼り替えた直後のものだ。
なお、傷自体は順調に回復して、化膿もしていないので、ご心配には及ばない。

今回の事故では、ソーチェンが完全に停止する前に、トップハンドルの小型機とはいえ左手を離してしまい、チェンソーを右手だけの不安定な片手持ちにしたこと、さらに同時に左手で枝を動かそうとして手を回転していたソーチェンの接線方向に入れてしまったこと、そこへ不安定だったチェンソーが何かに触れて跳ねてしまったこと、の複数のイベントが同時に重なってしまったのが原因となった。どれか一つでも起きなければ事故にならずにヒヤリハットで済んでいた、まさにチーズの穴だった。
しかし、いかに耐切創手袋とはいえ、もしチェンソーが全力で回っていれば、手袋ごと親指を飛ばしていただろう。逆に、チェンソーにブレーキが付いていれば、手に当たるだけで切れなかったかもしれない。
御同輩はくれぐれも俺のような不用意な真似はなさらぬよう、強く注意喚起申し上げる。

耐切創手袋を装備していたためと思うが、本当に幸い、指を失わずに済んだ。
感謝を込めて、俺の指を守ってくれた手袋は、ラフタージャパンさんの、LGT-203の3Lサイズだ。ラフタージャパンさんは、地元北海道発のユーティリティアウトドアブランドとのことで、俺は地元の作業用品店「プロノ」で購入した。
今回のことで1双ダメにしたので、さっそくリピートで買いましたとも!!ありがとうLGT-203!!
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ナンバー2ボス戦。


残ったボスギンドロ2本。うかつに倒せないので、風が味方してくれるのを待っていた。
今日は写真右から風が吹いてるようだ。


上写真の左から見ると、小屋側からの風。
いいかもしれない。
手前のやつをやっつけるとしよう。


倒す前に、倒れるときに小屋に当たりそうな枝を打っておこう。


ハシゴに上って手鋸で枝打ち。


木の重心を考えて少し高いとこに受け口を切って、追い口切ってる頃には風がなくなってしまった。
案の定追い口が閉じてきたので、急遽切り株にアンカー取って、金太郎で引く。


メキメキと断末魔の悲鳴を響かせながら、ギンドロが立ち上がった。


倒れてくる。
が、隣のナナカマドの立ち枯れの大木に掛かってしまった。
この時点でまだ弦は完全に切れていなかったので、弦の切り方で木を回せないか試みたが、いくらか回って少し落ちてきたものの完全に掛かりを外せず、失敗に終わった。


結局、掛かり木を中ほどで切って落とし、樹幹部は掛かっているナナカマドに沿わせて立てて落としてから、根元側に倒して掛かりを外した。よく言う「プランB」だな。
危険な方法だったので、よいキコリはマネしてはいけない。


母屋はセーフ。


小屋や、母屋から小屋への電線も無事だった。


斜めに生えていた根元は、いびつに成長していた。


枝を払った主幹。
片づけるのも大仕事だ。


残るはラスボス1本のみ。


ラスボスは傾斜も偏心も今日のやつほどでないが、なにしろ母屋に近いので、より慎重な作業が求められる。
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覚悟しろ。


畑の生垣の、畑と反対の通路側。


生垣を超えて、ムカゴの付いた蔓が伸びてきていた。
2013年に興味本位で畑に植えた、芽を吹いてしまったナガイモの子孫がムカゴから野良化して、殖え続けているのだ。


芽を見つけたら摘み、ムカゴは見つけ次第収穫して食べているのだが、ホントに小さいこぼれムカゴからでも殖えるからタチが悪い。
植えるなら覚悟が必要だぞナガイモは。
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ギンドロの草原。


一見ただの草地なのだが、


ギンドロの芽というか幼木がびっしり生えてしまっている。
近くに親になるギンドロがあると、草刈りしてひと月かそこらですぐこんなんなるのだ。


草刈りした。
親になるギンドロを駆除して、芽が出なくなるまで刈り続けるしかない。
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落とし物。


草地に、野ネズミの死骸が落ちていてた。
噛み跡があるから誰かが食べるために捕えたのだろうが、食べずに落としていったようだ。
かーちゃんの見立てでは、傷の感じから、鳥が獲物の奪い合いをするとかして落としてしまったのではないかと。
ホントのとこはわかんないけど、草の中に落として動かなければ、もう捕食者の目には見えないのかもしれないな。
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残党。

以前殲滅した、キアシナガバチの巣。巣はイボタの込んだ枝の中なのでそのままにしていた。
で、ひと月ぶりにまた生け垣を剪定していたのだが、ハチは飛んでいなかった。
何の気なしに、あの巣はどうしたかな、と見たら、巣にびっしりとキアシナガバチがくっついていた。殲滅できていなかったのだ。殺虫剤の残留効果もたいしたことなかったのかもしれない。
あまりのことに写真撮るのは忘れてしまった。


再度、たっぷりの殺虫剤で駆除。


特徴的な紋様から、キアシナガバチと同定していいと思う。


今度は枝ごと巣を外した。いっしょに写ってるのは強力刈込鋏。
巣は直径10センチくらいで、先月見た時より大きくなっていないようだ。


おそらくだが、先月の駆除の際に女王が死んでいて、その時外に出ていた働きバチや、そいつらが世話してその後孵化した働きバチが一定数いたものの、リーダーを失った巣でもはや仕事もなく、ただ生きていたのではないだろうか。気の毒といえば気の毒だが、巣を残したのが失敗だったかもしれない。
古来より、大将の首を取ったら城は住人もろとも跡形もなく焼き払う、というのが、一族郎党根絶やしにする上での鉄則なのだろう。非情の掟である。
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ラスボス戦の前に。


奥に残っている大木を伐る前に、手前にあるひょろっと高いのを倒そう。
写真だとわかりづらいかもしれないけど。


こうなった。
奥に残る2本の傾斜木は、かなり太いギンドロだ。


上の写真で手前にある二股になったギンドロを、上の写真で右側から見上げた図。
二股の主幹は母屋側で、重心はこの写真で右側の母屋側に偏っている。このまま生えてるなりに倒そうとすると、小屋の母屋寄りの屋根に落ちるだろう。


上の写真で奥になるギンドロを、同じく右から見上げた図。
幹は一本でほぼまっすぐだけど、わずかに母屋側に傾斜している。
生えてるなりに倒すと母屋と小屋の間に落ちそうだけど、太い枝が張っているから、倒れるときに建屋を壊す可能性が高い。
どっちもなかなか一筋縄では倒せないのだ。


いつものアングルで見ると、こうだったのが、


こうなって、ひときわでかいギンドロが母屋側に残るのみになった。
さてどうやって倒そうかね。
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難物駆除。


お隣の小屋にかぶさるように斜めに生えているギンドロ。
こないだは写真の一番右のをなんとか倒したわけだが、難物の傾斜木がまだ2本残っている。


残った傾斜木。
んー建屋に近いな。
引っ張って倒すにも木が傾きすぎて難しそうだし、小屋の屋根に上がって少しずつ伐るしかないか?
伐る前にとにかく考えに考える。


倒し方を考える間に、ちょっと現実逃避を兼ねて、母屋と小屋の間のギンドロを片付ける。


スッキリ。
これでこっちから小屋の屋根に上がれる。


というのも、この小屋の屋根、ほとんどの範囲が垂木に胴縁ってのか?を水平方向に打ってあるだけて、下地の板がなくて直接波板トタンを打ち付けてある。釘の頭のあるとこは一応乗れるんだけど、ヌードで80㎏の俺としては、ちょっと踏む位置を外したら踏み抜いちゃいそうでちょっと怖い。


幸いというか、小屋の端側、木のかかっている側の1間くらいの範囲の屋根だけ、下地の板がある。この範囲になら安心して乗れそうだ。


屋根に上るだけでも枝との戦いだなこりゃ。でもやるしかない。


かくて、覚悟を決めて、屋根の上のチェンソー使いとなって、枝や樹幹部だけを屋根に軟着陸させるのに成功。それぞれそんなに重くないし、枝が密に張ってるからクッションになってくれて、小屋の屋根にはダメージがない。


残った幹の方は、脚立で伐倒方向に突っ張りながら倒した。


建屋は無事クリア。


こうだったのが、


最初の写真の真ん中のを倒し、


最初の写真の右側の木も同様にやっつけた。


だいぶスッキリしたな。
でもまだ奥に大木が残ってるんだこれが。


この角度だと、こうだったのが、


こんな感じになった。


ちなみにこっちはこの角度でこうだったのが、


こうなった。
なかなか頑張ったほうじゃないかな。
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