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老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

630;90歳を超えても誕生祝は“嬉しい~”

2018-01-24 04:11:42 | 老いの光影 第2章
秋桜を嗅ぐ

90歳を超えても誕生祝は“嬉しい~” 

90歳を超えた老人は
人生の達人

人生の達人と呼ばれても
誕生日を迎え
また一つ齢を重ねても
言葉では“嬉しくない”と呟き
冗談にも“早くお迎えに来ないかな、長く生き過ぎた”と

でも
彼女のために
91歳の誕生日を迎えたその日に
デイサービスの仲間がみんなが
誕生祝を行った

よく保育所・幼稚園、デイサービスでは
“今月〔1月〕の誕生会”と称し
1月生まれの誕生者をまとめて
誕生会を催されます
目立つ幼児や老人は誕生会の主役になるけれど
今日自分が生れた誕生日に
みんなが
私一人のために祝う
それは幾つになっても“嬉しい~”
“本当に今日、誕生日を迎えることができ幸せ”
涙がでちゃう

昨年の夏
脱水症から寝たきりになり
“これで私の人生終わりかと思った。寝たきりのままおむつで死ぬのか、と・・・・”
“秋桜デイサービスに来て、再び歩けるようになった。生命におまけがつき、儲けた、また生きれる、そう思った”
“だから今日の誕生祝は余計に嬉しかった”


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