老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

死と生

2020-10-03 05:50:45 | 老いびとの聲

朝焼けの秋空 黒い雲が気になります

1701 死と生

秋の朝
阿武隈川に沿った遊歩路を
beagle genkiと歩く

猛暑は過ぎたのに
アスファルトを横断することができず
路上に四匹のミミズが干乾び死んでいた

縁石の脇で
土色した蛙は咽喉の奥まで
ミミズを加えジッとしていた

ミミズには生まれ変わりたくない、と思いながら
今を生きている自分

雲は気分屋みたいな存在
そのうち黒い雲も流れ消え往く


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