老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

566;死に場処

2017-11-24 09:40:19 | 老い楽の詩
死に場処(しにばしょ)

「死」
私にとり
まだ「死」は訪れては欲しくはない。
しかし
そうは言っても
突然季節が終わりを告げるように
「死」もいつ訪れるかは予測できない。
そのときは「仕方がない」。

老いの齢を嵩ね
幸運にも老衰になったときには
死に場処(場所)は
病院ではなく
終の棲家である家(我家)で逝きたい。

まだ老い始めたばかりで
「死」を意識するのは
”縁起でもない”と
後ろから小言が飛んで来そう。

「老い」と「病気」と「介護」と「死」は
生きているあいだは
絡(から)み纏(まと)わりつく。
それをほぐし穏やかに 老いて逝きたいものだ。


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