横尾寛と平和の鳩

横尾寛と清水友陽の「平和の鳩」は札幌で演劇を検証し実践。
清水はいろいろと忙しそうだなあ。

東京で、いろいろ

2010-06-30 | 観劇した
■劇団東京乾電池『海辺のバカ』
加藤さんの本、言葉がいいもんで、そうなるともう芝居は俳優だなあと思う。

すごくストイックな芝居だったんだけど、柄本さんにいわせると「でも、あれで笑わせられないってのは、ダメなんだよね」だそうだ。

困難なことをやろうとしているひとたちだなあと思う。全く、困難だ。



■ナイロン100℃『2番目、或いは3番目』
冒頭、地図を見ながら場所を確認するシーンが、別役さんの「壊れた風景」で、で、人々の出入りとか、言葉とか、やっぱりチェーホフで、ああ、ケラさんは別役さんとチェーホフが好きなんだなあと思う。本当に好きかどうかは知らないけど。
で、その、別役とチェーホフを消化して自分のものにしてしまうケラさんは、あーやっぱりものすげえ作家だなあと思う。
だいぶ、長かった。


■ラヴ・レターズ
パルコでずーっとやってる企画。青井陽治さん演出の男女の二人芝居。

数年前の演劇大学で、青井さんに「ラヴ・レターズ」のワークショップをやってもらった。
そんなことお思い出しながら、観る。
後半、男性がぐんぐんよくなる。最後までぐいぐいよくなる。
で、よかった。
女性、ちょっと難しい。


終わってから、青井さんと夜中のセンター街でお茶飲みながらいろいろ話す。