白黒一家

ネコ暮らし

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

2007-04-10 07:18:53 | 憧れて
先週、かーちゃんが鶏肉やら海老私の好きなものを送ってくれた。
その中に弟から本が2冊入っていた。
その1冊が「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」である。

一昨年、大泉洋が演じるドラマを観た時は死ぬかと思うくらいの涙と嗚咽に
包まれていた。
http://www.fujitv.co.jp/tokyotower/index2.html
自分を重ね、涙を流しては父を思い出し、そして今も元気な母を思い出す

いつか自分が父の事を記す時がやってくる
それが私の目標だけど、先にリリーフランキーに持っていかれた
正直悔しかった

誰もが想う親の事
それが少し恥ずかしく、だけどそれが幸せで
当たり前のような優しい気持ちは恥ずかしい事のように想われる
年配になればなるほどこの作品を読むのはきついだろう
私はまだ「ぼく」視点で本を読めるけど
「おかん」視点で本を読むのはさぞ辛いだろう

原作はドラマ以上に、「おかん」への愛情溢れるものだ
このBOOKデザインもリリフランキーが手がけていて
綺麗に取り扱わないとすぐに汚れる繊細な紙を使っている
おかんへの想いが汚されたくないのだろうと感じた

ここ数日、職場や電車や家のベットの上やトイレや
いたるところで何度も涙を流した
父ちゃんを看取った弟から送られてきたこの本を
次にプレゼントする人間は決まっている

全ての人のオトンやオカンが幸せを感じてくれればいいのにね