1gの勇気

奥手な人の思考と試行

国交省のタクシー利用九割減

2008-08-24 08:35:59 | 1gの観方
国交省のタクシー利用九割減

久しぶりに時事ネタでも。
国交省。といえば、居酒屋タクシーで有名になった省庁です。
その温床となった、タクシーチケット。これを利用禁止とした。

その結果。
なんと、タクシーの利用数が九割減。
今まで如何に、居酒屋タクシーが繁盛していたか。ということですな。

と、結論づけるのはちと早い...けど、まあ最終的には変わらんけど。
ニュースによると、国家公務員なるお偉いさんたちはこんな対策をとっているとのこと。

--- 引用ここから ---
職員らはチケット禁止で、タクシー料金をいったん立て替え払いして
事後精算している。
職員からは「深夜帰宅を減らすため早朝や土日に出勤している。
--- 引用ここまで ---

タクシーチケットが使えなくなったからといって、仕事の量が減るわけではないのですな。
で、おそらくこういう不祥事が出たあとだから、自粛しているものと思われます。
組織的に。きっと課長印(タクシーの決済は課長?その下?)もとりにくい雰囲気。

まあ、減るわな。
深夜帰宅を減らすために早朝に出るのはよい。
が、土日まで出ているとすると問題では?

国交省はちゃんと職員の勤務状況を把握しているのでしょうか。
違法労働(働かせすぎ)の疑いも出てきそうですが。
厚生労働省は是非調査していただきたい。

結局のところ、職員の倫理観の欠如という問題もありましたが、
働かせすぎという国交省の職場環境に問題の方が大きそうです。
毎日八時に帰れるのなら、タクシーなんて乗らないでしょうし。

それをせずに、単にタクシーチケット禁止。
職場でも自粛。
なんてやってても、国家公務員さんたちに負担がいくだけです。

9割減った。わーい。
とだけしか言ってないように見えるニュースですが。
その背景まで考えると...ちとかわいそうだの。

タクシーチケット禁止ではなく、タクシー会社による賄賂(缶ビールも賄賂。)を
厳しく取り締まる方が、よいと思うのですが。
思うのですが、難しいですな。密室でのことなので。

なら、出所を切ってしまえ。
というのは、簡単で。
しかも、お茶を濁す程度の二ヶ月間のみ。(今回の、わーい。でさらに期間を延ばすとのこと。)

さて。タクシーチケットは月1億円使われてたとのこと。
一回あたり5000円とすると、20000回。
職員数は4000人なので、一人あたり5回/月となる。

これは多いの。
どこか一ヶの部署だけが使いまくってたという数字では説明できんの。
多くの部署が使いまくっていたのでしょう。

4000人すべてがそんなに忙しいとは思えない。
忙しい部署には偏りがあるはずです。(時期的なものを含む。)
となると、毎日使っている人たちもいたはずで。

それは賄賂の温床となるの。
月一億も予算があるのなら、マンション借り上げもできそうなもんだが。
電車で帰れなくなった人は、そこに泊まりなさい。

そのくらいの福祉厚生はあってもよいと思うぞ。
まあ、それでもすべての深夜帰宅者を泊められるほどの部屋数は確保できそうにないけど。
あとは、在宅勤務が可能なら、週二日は在宅勤務にするとか。

単にタクシー利用を制限するのではなく、なんらかの対策をとるのが組織としてやることだと思いますが。
なんか思考停止感があるの。
いかんの。国交省のお偉いさん。大臣は誰だっけ?


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