1gの勇気

奥手な人の思考と試行

IT業界

2006-02-04 23:18:18 | 1gの思いつき
IT業界。
ライブドアショックで、十把一絡げに否定されている模様。
最近は若者(大学生)のIT離れもあり、すっかりふつーの業界になってしまった感はある。

でも、まあ健全になったということで、よいのではないか。
ゆうておくが、ライブドアは投資会社であってIT会社ではない。
IT業界=ネット企業という図式を書かれることが多いのは、単に目立っているせいか。

ネット(インターネット。この業界にはもう一つのネットがある。)業界なんて、
IT業界のほんの一部に過ぎない。
というのは、就職先を探す人は分かってるんだろうか。

冷静に見てみると、ネット業界って要するに単なるサービス業でしょ。
インフラがインターネットというだけだ。
インターネットはほぼ普及した。

接続業は大手に収れん。
利益もさほど出ないくらいの水準に留まる。(利用者にとってはよいことだが。)
サービスは...まだまだ増えそうだが、利益が出るかどうかはまた別な問題。

技術はソフト会社にもある。(ぼくだって持ってる。)
問題はサービスを生み出せるかどうか。
なので、サービス業界とも言える。

水神はどっぷりソフト業界(IT業界の業種の一つ)に浸かって、
企業向けのサイト(いわゆるWebサイト)に関わる仕事をしとります。
というか、いつの間にかそうなってしもた。

もともとは通信系(これもIT業界の業種の一つ)に向かっていたはずなのだが...
どっかで足を踏み外したらしい。
企業向けのサイトもここんところのインターネットの発達により、変化が早い。

みるひとの目が肥えた(最近つかわんの。死語かの。)せいもあるし、
ここ数年で作ってきたページの蓄積もあって、結構運営管理は大変らしい。
というわけで、よう分からんけど仕事は山積みです。

けどやらされ感がないのは、不思議と評価されてるから。か。
給料は上がらんけど。(所詮上は愛想(態度)しかみてないのです。)
社外と社内の評価がこれだけ違うのもまたおもろい。

いつの間にか役割はいわゆるSE(外向けエンジニアの略)となって、
要件定義なんてものからやっとります。いわゆる上流工程。だな。
一応肩書き(自分で勝手に名乗ってる)はプログラマなんだが...

最近はさせてもらえない。(暇がないのだ。しかたないので、下っぱに投げとる。)
でもね。上流工程だろうが何だろうが、相手はエンジニアとしてみてます。
技術の裏打ちのない口先だけのSEなんて何の価値もない。

評価も愛想ではなく技術力や仕様をまとめる力となります。
当然対人力も必要となりますが、それは愛想を振りまくことではなく、
相手をプロの立場から説得する力です。(言いくるめるともいう。)

まあ、愛想をふりまければなおよい評価を得られるでしょうけど、
そんなのはプラスαでしかない。ボーナスです。
信用は愛想ではなく、技術者としての力と誠実さから生まれます。

いろいろ言われてますが、ソフトウェア業界もまたものづくり業界の一つです。
ぼくみたいな指先が器用でないひとでも、ものづくりをやっていける。
そんな希有な業界。ものづくりを目指す人にこそ検討していただきたい。


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