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[情報SEC]第41回 その他の主な暗号通信技術

2006-04-05 23:59:27 | 1gの情報セキュリティ
第41回 その他の主な暗号通信技術

SSL/TLS
これまで何度も出てきましたが、webの通信を暗号化する技術です。
元々は、ネットスケープ・コミュニケーションズ社が作った方式。

けれども、すぐに業界標準(デファクトスタンダード)になり、IEにも搭載された。
TLSはそのSSLの後継。
ネットスケープもなくなったしね。(今はAOLが持ってる。で、そのAOLもgoogleに。)

SSL-VPN
SSLを使ったVPN。
当然Web専用だ。

と思ったら、HTTPS,FTPS-DATA,FTPS,TELNETS,IMAPS,POP3Sなんかもあるらしい。
それぞれのプロトコルをSSL化したものだ。
...無理矢理感ありありです。(IMAPSはIMAP4のSSL化です。)

でも、まあ基本的にはWeb用です。
Webで全ての業務が片づくのなら、これもお手軽でよいです。
なにせ、VPNソフトはいらんので。(Webブラウザのみでよい。)

IP-VPN
これはこの間VPNのところで出たので、よいね。
通信業者がやってるサービス。MPLSゆう技術を使ってる。

インターネットVPNと違って、通信業者がやっているので、
通信業者を信用できるのであれば、暗号化の必要はありません。
専用線よりかかなり安いので、その代わりとして使われます。

SSH
SSHも前に書いたのでよいね。
元々はtelnet(やrコマンド)の通信を暗号化するものだったけど、今ではいろんなのに使われている。

これを、ポートフォワーディング機能という。
いろんな通信(ポート)をSSHの通信の中にラッピング(つつむ)するもの。
最近のunixサーバはtelnet不可(sshのみ)がデフォルトになっている。

S/MIME
MIMEを拡張して、暗号化できるようにしたもの。
MIMEはメールの添付ファイルなどに使われる。(前にちと書きました。)

PGP
フリーの暗号化ツール。
主にメールの暗号化に使われる。


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