~すてっぷ ばい すてっぷ~

川の流れに、雲のながれに身を任せるように

6時間分

2020年07月10日 23時32分40秒 | 映画
今日はめずらしく3本映画見ました。

透明人間(124分)
WAVES/ウェイブス(135分)
アトラクション-侵略-(134分)

どれも2時間越えでしたわ。
最近はどの映画も2時間前後になってきましたね。
いうて「マトリックス」シリーズや「ハリー・ポッター」シリーズも2時間越えてるし、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは3時間が普通なくらいでしたね。

まあ、長かろうが短かろうが中身が面白ければそれでおっけい。

でも見るからにはちゃんと見ないともったいないので、最近は日に2本にしてたんだけど、間に休憩(食事、睡眠)挟めればなんとか3本はいけますね。
コンディション調整まじ大事。


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WAVES/ウェイブス

2020年07月10日 16時40分57秒 | 映画

見てきました。

 

※ネタバレ注意

※ネタバレ注意

※ネタバレ注意

 

 

 

エミリーまじ天使。

演じるテイラー・ラッセルは、個人的には「エスケープ・ルーム」で初見、本作で二度目ですが、ぱっと見おどおどしていて内向的に見えるんだけど、その内に秘める芯の強さを表現するのがすごい、と思いました。

 

本作が「プレイリスト・ムービー」と評されるように、劇中に合わせるようにさまざまな楽曲が使われていましたが、個人的にいいなあと思ったのは「What A Difference A Day Made」でした。

まさにこの映画を象徴するかのような一節。

”What a difference a day made, 24 little hours." (たった1日でこんなにも変わってしまう)

それは良い方から悪い方へ、悪い方から良い方へと、偶然のように、必然のように。

 

タイラーの華々しい生活から見えるプレッシャーの日々。

主人公を演じたハリソン・ケルヴィン・Jrの主演作「ルース・エドガー」とかぶって、向こうの若者、とりわけ黒人の若者が、どれだけ苦労して生きているのか、と思ってしまいました。

父親があんなに厳しく接するのも、厳しい社会で生き抜くためだと思えてしまう。それだけが全てではないんだけどね。

 

そんないろいろ上手くいってたタイラーが、一転して転落していくのはあっというまで「こんなひどいことある?」って思ってしまいました。

まあ、恋人が身籠ったことに対するアクションはクズ男のそれでしたけど。

そして悲劇の夜が来るわけです。

 

来るわけなんですけども、個人的にあの文化ってどうなの?って思ってしまいますよ。

未成年の子供たちだけで家を貸し切ってパーティーする文化。結局ああいうところでクスリだのレイプだのがあったりするわけで。

普通に犯罪の温床になってない?って思うけど、日本人には理解できないだけで他の国ではよくあることなのかねえ。

 

 

そして、後半はエミリーが主人公として展開していきます。

もうね、まじエミリーが救い。恋人のルークも絶妙に初々しい感じがニヤニヤしてしまうわ。演じるルーカス・ヘッジズも良き。

父親との確執をある程度解消できたエミリーだからこそ言える「会ったほうがいい」という助言。

ルークも突っぱねないで向き合える子でよかった。

なんとなくこの辺で「ガラスの城の約束」を思い出して、最期のシーンでもらい泣き。

 

タイラーと対照的にエミリーパートは、見た目的にも描写的にも明るいシーンが多くて、前半で揺さぶられた気持ちを癒しながら終わりの余韻に浸らせてくれる、そんな映画でした。

 

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透明人間

2020年07月10日 11時59分45秒 | 映画

見てきました。

 
 
 
※ネタバレ注意
 
※ネタバレ注意
 
※ネタバレ注意
 
 
「透明人間になったら何がしたいですか?」
 
「好きな人のそばにずっといます。ずっと。」
 
 
非常に怖かったですよー。
というか主演のエリザベス・モスの表情が怖い。
 
その昔「インビジブル」という映画を見た記憶が薄ぼんやり覚えています。透明人間が火炎放射器で焼かれてるようなシーン。それだけなんですが。
 
そちらの映画では、特殊な薬品を使った実験の結果、透明になってしまった、というもの。
そもそもの「元祖」透明人間自体がそういうあらすじ。
これまでなんどか映画化されたものは、このフォーマットを用いて展開されたものでした。
 
本作は、1933年に公開された「透明人間」のリブートということらしいですが、かなり独特な設定になっていました。
 
というのも、透明になる理由付けが今までと異なっていること。
これまでは薬品などの化学実験が原因でしたが、今回は「光学技術の発展」によるもの。
まさに「ステルススーツ」によるものでした。
 
正直目から鱗でした。
 
「透明になったら常に裸なの?」とか「持っているものは見えたままだからばれるのでは?」とかに正当性を持たせることができるな、と。
 
全身にカメラがついたスーツは一見不気味だけど、よくみても不気味でした。
スーツの仕様については細かく語られませんでしたが、あそこまで完璧に透明化されてたらもうお手上げですね。
 
しかもそのステルススーツがダメージを受けるという展開もなかなか。
あの万年筆で攻撃すると思いきやスーツの破壊が目的だったとは。
 
 
あらすじやらなにやらで、ソシオパスな旦那が透明人間になって奥さんのまわりで、っていう展開を知っていたから
劇中序盤、まだ透明人間が激しく行動を起こす前のシーンでさえ、画面の端で何か動いていないか、透明人間がいることを示唆する何かが写っていないか、とかなり目を泳がせながらみてました。
また、透明人間という「写らない」ものをテーマにしているから、誰もいない廊下や、部屋の片隅、登場人物の背後の空間などが写っているだけで「もしかして・・・?」と、観客側が勝手に恐怖を倍増させていく仕組みはうまいですね。
 
 
透明人間に襲われるアクションもなかなか派手でよかったです。
病院でのシーンは監督の作品「アップグレード」で見たようなカメラワークもあって面白かった。
 
そして衝撃のラストは「インビジブルウーマン」に・・・。
 
最後まで気を抜けないラストでよかったです。
 
 
個人的には、やっぱりエイドリアンは全部仕組んでいて、兄貴を唆して自分を被害者に見せたりしていたと思う。
そこまでしてもおかしくない、いや、彼ならそうするだろう、って思ってしまうよね。
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