HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

東京R不動産

2006年04月26日 | Weblog
以前からずっと、でっかい倉庫を改造して、住居兼スタジオにしたい。そんな風に思っていました。

知り合いの作家さんには実際にそれをやってのけ、大きな倉庫の中に家を造ってしまって住んでいる人がいます。

仕事帰り、三宮の書店で何気なく本を眺めていて見つけたのが、倉庫を住居にするというだけの内容ではないけれど、いろんな人のいろんな憧れだけどちょっとね・・・・みたいなことをやってのけてしまった住宅を集めた本です。

『東京R不動産』それが本のタイトルで、不動産屋から見たら商売になりにくそうな物件を、アイデア一杯に改造して住んでいくという、そんな本です。どうも雑誌のブルータスに連載されていたようですね。

以前、一緒に作品を作っている友人と共同アトリエを持とうということになり、結局3DK のマンションを借りて6畳の和室で苦労して制作した思い出があるだけに、この本に出てくる部屋の仕上がり具合やその住人たちのアイデアのセンスはとてもうらやましい。

何気なく書店で本をてにとって開いた数ページ後には、「そうそう、俺も本当はこんなんがいいんだよ~」と夢中になって読んでしまいました。もちろん本は即買いです。

ちょっとでも日常的ではないサイズで絵を描こうと思ったことがある人間にとっては、場所の問題は大きなウェイトを占めてきます。けれど、不動産屋のチラシを見ている限り、必要十分だなんて思える物件は出てきません。

けれど、この本の中の物件のように、ある程度手を加えることが可能であるなら、十分に何とかなりそうなそんな気がしてきました。なかなかいい本です。

『東京R不動産』
東京R不動産 著  ISBN4-7572-1247-X

さて今日の絵です。
大きな岩に登った二人は、勇敢にそして希望を抱いて大空へと飛び出します。
でも、まだじっと下を見ています。




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