HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

お酒の話

2006年04月21日 | Weblog
僕が大好きなお酒の話です。

先日粕取り焼酎というものをはじめて手に入れました。
粕取りというだけあって、清酒を絞った後の残る酒粕から醸したお酒だそうです。
カストリ酒とかカストリ雑誌というのがが戦後流行ったらしいですが、そのカストリも粕取りからきているらしいですね。

手に入れたのは確か菊正宗が作った7年貯蔵とか言うもので、アルコールが35度。普通に出回っている焼酎が25度か30度が一般的だから、比較的高めの度数です。肝心の味ですが、開封したてを口にしたとたんにグラッパを思い出しました。あれもワインの絞り粕から醸したお酒で、独特の癖があるように思うのですが、粕取り焼酎にも、なんとなくですが、独特の風味があるように思いました。

とあるお酒関連のサイトを見ていたら、粕取り焼酎の説明が載っていました。なんでも、もともとは農村で献上品として納める清酒を作った後の酒粕を使って、祭りの時に飲む酒を造ったのが始まりだそうです。驚いたことに、そのお酒は、酒粕に籾殻を混ぜて火にかけたものを蒸留して作ったそうなんです。

いったいどんな味なんだろうと思いながら、ふと思い出したことがありました。学生のころ、作品を作るために古新聞から再生紙を自分で作っていたのですが、ある日、いつもとちょっと違うテイストにしようと思い、近所の田んぼから籾殻や藁をくすねてきて、再生紙の素である、水にドロドロに溶かした古新聞に混ぜ込んだのです。

結局、紙自体はそれなりに出来上がり、なんとなく古民家の土壁を思わせるような雰囲気になりました。ところがです。その完成した紙から猛烈な納豆の臭いがしてくるんです。納豆は大好きですが、ちょっとたまりません。
分厚く作ったためにまだ湿った紙を乾かそうと、ヒーターの前に置いていたら、いつの間にか教室全体が納豆になっていたんです。誰もいない、夜遅い時間で助かりました。

だから、あの経験から察するに、昔ながらの粕取り焼酎は、多分ものすごい物だったのではないかと思うんです。でも、一度は飲んでみたいです・・・・

さて、今日の絵は、高いところから飛んでみようということで、二人のネズミが一生懸命に大岩を登っていくところです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿