HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

展覧会のこと

2013年06月27日 | Weblog

以前このリーフレットを紹介しましたが、友人の山下君の展覧会に行ってきました。

住む人のいなくなった古い家屋をほとんどそのままにスタジオとして使っている、昭

和の香りが色濃く漂う、不思議な味わいのある場所での展覧会です。

リーフレットの写真にもあるように、「きくや」の建物のそこかしこで、小さな木彫がま

るで生活の一部でもあるかのように「気付けばそこにあった」状態が見れるのかなと

思っていましたが、そんな先入観を裏切る大迫力の展示空間でした。

 

真っ暗な広い部屋にぽつんぽつんと、小さな木彫が蝋燭の灯りだけで照らされて、

シルエットだけがかろうじて分かる、ボルタンスキーのような展示。

あるいは部屋のど真ん中に角材で作った鳥居があり、その上に投げ上げた小石を

思わせるように木彫がいくつも並ぶ部屋。そして四方の壁には一面にその小さな

作品群の大小様々な写真が隙間無く張り詰められている。

そうかと思えば、別の部屋では壁に整然と並べられた小さな神棚の中に木彫が収め

られ、床のほうに目をやれば、たこ焼きの木の舟がこれまた部屋の一角に整然と並べ

られ、船頭よろしく木彫が立っている。非常に土俗的な匂いがする空間でした。

そんなことは絶対無いと思うのだけれど、まるでこの世とあの世の境界線を作ろうと

しているのかと思ってしまうような光景で、それはそれで見ごたえのあるものでした。

聖別された場所では写真は禁物ですよね。展示風景の画像が幾つか欲しかったの

で、撮るのが憚られたのですがなんとか呪縛をあまり感じないところで記念写真だけ

撮ってきました

 

タイホンと木彫作品(右:オイルヒューマン)の記念撮影

 

 

ウララと木彫作品(左:オイルヒューマン)の記念撮影

 

 

 

こんな本も作っていました

『オイルヒューマン』 発行:きくやブックス

中身はフルカラーの写真集です。きくやブックス第2弾も計画中だそうです。

 

 

時間が経って慣れてきたら、こんな遊びも許してくれました。さすが山下君。

 

ちょっと一休み。

 

お神酒とお供えが供され、タイホンも俄然ヒートアップです。

 

さて山下雅己展も残すところ後数日。

 

頑張れ山さん!!!

 

 

 

 


料理の合間に

2013年06月27日 | Weblog

ブログにほとんどアップしていませんが、今年もベランダ菜園を実行中です。

切れ目無く収穫することを目標にどんどん植え付けをしたら、気が付けば植

木鉢が大小様々41個並んでおり、今日はジャガイモの収穫日にしようと思

っています。なにせ芋が土から顔を出していて植木鉢に収まらないもので。

 

ちなみに今年はハーブも育てています。と言ってもミントですが。

ゴマ粒よりも小さな種が、二月ほどでとんでもない大きさまで育ちました。

 

そして昨日書いたスペアリブの煮込みですが、あれを作りながら優雅に

ティータイムでもと思い立ち、以前からやってみたかった生のミントを使っ

たハーブティーでティータイムとしゃれ込んだわけです。

 

まずはティーセットの準備です。

これは頂き物で、トルコ辺りのお茶道具一式です。本当はグラスが後三つあ

るのですが、このときは一人だけだったので、ちょこんと一つ。

 

たっぷりとミントの葉を詰めてみます。適量?そんなの知りません。

しっかり葉を水洗いして詰め込みます。

ついでに砂糖も入れておきました。

 

お湯を注いで待つこと数分。

 

ご覧のとおり、透明だったお湯が茶色い液体に変身! 口に含むとなにやらほんのり清涼感が。

お茶は茶色いのにポットの中の葉は鮮やかな緑色のままです。これは不思議。

味は普通に飲めました、大丈夫です。玄関先や庭の隅にミントがあれば是非お試しを。

 

 

 

 


最近作った料理

2013年06月21日 | Weblog

先々週辺りから、なぜか肉が食べたくてしょうがないんです。

そういうわけで、先日豚スペアリブの煮込みを作ってみました。

展覧会の案内状をそろそろ作らなきゃいけないから、絵を描か

なければいけない時に、半日かけた料理です。

 

まずはスペアリブ 3パックで約1.1キロ。

 

作り方は適当で、とりあえずタマネギを千切りにして炒める

 

鍋にこのタマネギとスペアリブとざっくり切った生のタマネギを放り込んで

水煮のトマトを足したら後はワインを注いで煮込むだけ。

 

最初はこんな状態です。

1.8リットル入りの紙パックのワインを買って、残ったら飲もうと思っていたら、

結局ほとんど使ってしまいました。

 

多分これで2~3時間経過ぐらいでしょうか。

もちろんアクや脂も掬い取っていきます。

 

5時間煮込んだら約半分まで減りました。

 

出来上がりはこんな感じ

肉はほろほろで、脂も抜けてさっぱりしています。

色がタイホンに似てるから、土手焼きに見える。

 

ところで味ですが、ワインを安い国産のテーブルワインにしたため、

とっても甘く仕上がりました。

安い国産ワインって、ジュースみたいな甘さがあるから

それが結構残りました。

それでも水はまったく入れていないので、なかなか濃厚な味に。

とりあえず、残ったソースは冷凍して、次回の煮込みに加える予定です。

鰻屋のたれみたいな感じですね。

 

それにしても、最近再認識したことは、人から聞かれると「自分は料理が出来ます」

と答えている割に、出来るのはこの手の煮込みだけということ。

きわめて道楽的な料理でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


自然現象

2013年05月30日 | Weblog
少し前、5月14日の出来事です。
今住んでいる家は、地形のせいなのか早朝にきりが出ることが多いです。



ご覧のとおり世界は真っ白です。


道路一本を挟んだ向かいのマンションも見事にかすんでいます。

年に数回こんな日があって、そうなると「やった、今日は会社お休みだ!」
などと、一瞬子供に戻ってしまいます。
もちろん、子供の頃に霧で休校なんてなかったですけどね。。。。。

ちなみにこの霧ですが、フィレンツェの朝霧同様に、数時間したらきれいに晴れ上がってしまいます。

ほっておいたら

2013年05月16日 | Weblog
野菜の話続きで恐縮ですが、葱坊主です。
切り取らずそのままにしておいたら、
小さな葱坊主のようなものがどんどんと・・・・
この膨らみのそれぞれに種が入っているんでしょうね。


さて、どうなりますやら






今日の1枚

(参考図版:タイホン&ウララ博物館へ行く)

初てんとう虫

2013年05月16日 | Weblog
バルコニーのジャガイモが、順調に育っています。
ところが、今年はジャガイモに付き物のてんとう虫がまったくいない・・・・
と思っていたら、今朝1匹見つけました。
よかった、よかった


今年もよろしく~

これからの展覧会

2013年05月04日 | Weblog
頑張る仲間たちからまたまた案内状が届きました。

まずは古くからの友人の山下君です。
山下君が主催するスタジオ「きくや」で開催される、4年ぶりの個展です。
尼崎市の趣ある寺町の外れにある、元旅館であった古い建物でどんな展覧会をするのか。
その場所と深く関わって彼が作り出すものは、いわゆる「芸術」、欧米人が言うところの
ART、ホワイトキューブの中で繰り広げられる借り物の文化とは一線を画するものになる
糸口があるのかな?、と勝手に期待しています。


画像をクリックすると大きく表示されます。

続いては富士篤実君です。
山下君の主催するスタジオのメンバーで、すごく勢いのある描き手で、は今本当に調子が良いようです。
「きくや」の壁に何気なく飾られている絵はとても素敵でした。

小さい画像をクリックしたら地図が表示されます

続いては浅野綾花さん
精力的に制作と発表を続けている版画作家です。なかなかユーモラスな作品です。
そういえば、なぜか「きくや」に1枚だけ置いてあったんだけど、誰かコレクションしたのかな?

小さい画像をクリックしたら地図が表示されます


最後は昨日見てきた展覧会です。

後一月はやっていますね。
美術館の展示なんて昆虫採集の標本みたいに、もう死んでしまったものを資料的に網羅したものだから
見難いとか、本来あるべき環境とは無関係になってしまい、無味簡素に見えるのは致し方ないでしょう。
でも、日本の古いものを見るならば、それが元々どんな場所にあって、どんな人達がどんな風に使って
いたのか、どんな風に鑑賞していたかが分からないと、結局造形的に美しいとかしか言い様がなくなる
気がします。
一番最初に紹介した山下君の文章の中に《この場で生まれた作品を、「きくや」のさまざまな場所に置
いてみると、作品と場の親密な関係に驚かされます》という一文があります。
これは本当にそのとおりで、ぼくは何からも影響されずにただ「芸術」として成立する芸術が存在する
とは信じていません。というか、日本にそういった思想は馴染まないと思っています。それはあくまで
も欧米の思想の過ぎないのではないでしょうか。
ご先祖様たちが営々と築き上げた文化、平たく言えば「生活の彩り」とでもいうものは、何かの拍子に
失われてしまって、ただその残滓をみつめてぼくらはため息をついているだけのような気がします。
せめて、自分がご先祖様になってしまう前に何か残せれば・・・だから山下君頑張ってくれ!!!

今日の1枚

(参考図版:お出かけするときはこんな感じ)




5月のバルコニー

2013年05月04日 | Weblog
もう5月だというのに、なかなか暖かくなりません。
おかげで今年の我が家のバルコニーでは、例年なら芽を出しているはずの野菜が
うんともすんとも言わずに植木鉢の中で過ごしています。
ゴーヤを種から育てることは出来るのだろうか。。。。。ちょっと心配です。

こんな中で元気が良い人たちを幾つか。


これは冬を越して3月からぐんぐん育ち始めた「クリムソンクローバー」です。やっと名前が分かりました。
イチゴを逆さまにしたような形の花が素敵です。なんでも、葉と花をかき揚げにして食べられるそうです。


こちらは枝豆の「早生白鳥」です。大豆が何故白鳥?その辺りは説明がありませんが、
上手くいけば夏は枝豆を楽しめそうです。


これはインゲン豆で、つるなしの「新江戸川菜豆」です。3粒まいて発芽はこの1粒のみ。
夏の終わりまで毎月3粒ずつまいて、収穫が途切れないようにするのが今年の目標です。


こちらは葉ねぎです。いつもはスーパーで買ったネギの尻尾を植えていますが、今回は種からやっています。


最後はわかりにくいですがミントです。この他にもオクラと大葉が発芽していて、
徐々に賑やかなバルコニーになりつつあります。


今日の1枚

(参考図版:妻の会社に潜入しようと通勤かばんに忍び込んだところ)


靴の話

2013年05月01日 | Weblog
最近ちょっと困ったことになっていて、いつも使っているgooのログインパスワードを変更した途端に忘れてしまいました。仕方が無いから再発行してもらおうと思ったら、IDを最初に登録したときに連絡用のメールアドレスを同時に登録したらしいのですがそれが分からないと再発行できない!えらいことになっています・・・・・・・ちゃんと記録をとるようにしましょう!

それでは、最初の話とはまったく無関係な本題です。

最近お気に入りの物。それは昨年入手した靴です。



東京の浅草にあるサカエブロスという靴メーカーが作っている靴で、いわゆるイージーオーダーの靴です。足の寸法を取ってもらって、一番合いそうなサイズの型に修正を入れて作ってもらうという物です。
既製品の靴との一番の違いは、当たり前ですが足にぴったりのサイズなこと。ピタッとしてるのに歩いても歩いても足が楽で、どんどん歩きたくなる素晴らしい靴です。靴が足に合うということがどういうことか、初めて知りました。
こちらの注文を取る若い社長さん(専務さん??)も、やはり職人さんで作ることを分かった上で話をしてくださるし、ぼくの足を見ただけで「どんな靴はいてもかかとがゆるいでしょ」とか爪が当たる場所を言い当てるんですね。素晴らしいいと思いました。
しかも購入者とのやり取りが難しいからネット通販もせずHPもない・・・・それでいて百貨店で毎年展示会をするんだから、立派な会社ですよね。
ひとつ悔しいのは、このメーカーが東京のメーカーだということです。靴といえば神戸!ですよね。実に悔しい・・

それでは最後にいつもの参考図版です

〈参考図版:靴に入ってみた(左図) 鞄に入って本当に会社に行ってしまった(右図)〉

これからの展覧会

2013年05月01日 | Weblog
最近届いた展覧会の案内状です


昨年金沢で偶然見た陶芸の展覧会がまたあるようです。わざわざ案内状を送ってきてくれました。
うれしいですね。
ちなみに、うれしさのあまり本気で会期中に金沢へ行こうと、先週になって計画を立てたのですが、5月2日夜に金沢入りするという思いつきは良かったのですが、3日以降連休中の宿泊先がまったく取れずでした。こういうのは思いつきだけで動いても駄目ですね。良い作品がたくさんあるから行きたかったなぁ。


絵本作家を目指して頑張っている後輩です。絵も障子紙に描いたりと独特なのですが、作り出すストーリーもこれまた独特な世界がある人です。彼女を含めた3人で来年展覧会をする予定です。頑張るぞ~



学生時代から頑張り屋だった作家です。素晴らしい作品を作るしあちらこちらで展覧会をして精力的に頑張っている人です。頭が上がらないですね。。。。。


トリを飾るのはこの人です。主張に一貫性がある人です。しかもそのテーマが案内状にタイトルさながらに大書されているという、伝えるということをとても大切にする人です。

どの展覧会も盛会になりますように(^人^)
もちろん、ぼくも行ける限り見に行きます。