HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

制作中

2006年02月11日 | Weblog
今年は、自分で出そうと思ったコンペにはきちんと出す。
それをささやかな目標にしています。

そんなわけで、第一弾の締め切りが早くも3月上旬です。
今月に入ってから、週末には、必ず家から一歩も出ずに絵を描いている日があります。

外野から見たら、単なる引きこもり?と思われそうですが、本人とっても充実しています。
しかも必死です。なんせ完成するまで遊びにいけないわけですから。

なんというか、一日中絵を描いていて、「いやぁ~幸せだなあ」なんて思えてしまうんですね。

夢中になれることがあると、人間割と幸せです。
しかもぼくなんかは紙と鉛筆だけなんで、これは安上がりです。

さて、今日の絵ですが、カレンダーの8月ですね。
島のみんなは花火大会を見に来ています。

今年はどこかへ見に行きたい。そう思ってます。


旅行に行きたい・・・・

2006年02月08日 | Weblog
だらだらと流す日記の日です。

今行きたいところが二つあります。

一つは温泉。
有馬温泉はそれなりに近所ですが、一度しか行ったことがありません。
この数日えらく寒いので、体の芯から温まりたい。
そんな風に思うわけです。

○○温泉なんて名前の銭湯もあったりするんですが、
やっぱり本物の露天風呂がいいなと思うんですね。
以前はこんなこと思わなかったんで、おっさんになったんだなぁと、
自分の変化に一人で感心しています。

二つ目は沖縄。
こちらもありきたりですかね。
久々に民謡酒場でも行って、本物の演奏を聴きたいです。

それで、ふと神戸空港もできたんだからと調べてみたら、
神戸からは夜に出る便がないんですね。

開業前から苦戦しているとは聞いてましたが、
週末仕事が終わったその足で沖縄!が出来ない様では、
やっぱり魅力半減かもしれませんね。

頑張れ神戸空港。
なんといっても、赤字が出たら市税を投入して補填するなんてことを
真顔で言っているから、応援せずにはいられません。

さて今日の絵はカレンダーの7月です。

ふわふわ島の海遊びです。
このシリーズの絵には、言ってませんが、
それなりにバックグラウンドがあります。

本当に暖かい海にいきたいと思っている今日この頃、
そんな気分にぴったりの一枚でした。


火曜日です

2006年02月07日 | Weblog
辻征夫という詩人がいました。 

この人の詩に『学校』という、とっても微笑ましく、
読んだら、「誰でも一緒だねぇ」と思わずにはいられない一編があります。

学校の先生をしていた作者が、どうしても学校に行きたくなくて、
「病気だ」と言って仕事をサボってしまい、
気付いたら娘もサボってたなんて内容です。

この病気は多分誰でも持っていて、ぼくも昨日、久々に重い症状が出ました。
そこで、出先から会社に戻らず、画廊へと向かったわけです。

同じような志の人たちが集まる場所へ行くのは、
とても楽しいし、元気になります。人間て単純だな~。

おかげで、病気からは回復。今日は何とか一日しのげました。

それから、今日の朝日新聞夕刊。
一面に『ニッポン人脈記』という特集記事があります。

今日はその二回目。
版画家の名嘉睦稔さんと、ミュージシャンの照屋林賢さんの話でした。

睦稔さんは自身会社を経営し、作品やグッズを販売して、
きちんと成り立っている人らしいです。

そんな彼の言葉、

「芸術も経営も根は一つ。心を満たすために、価値を認めた人が対価を払う。
自分の情感をほかの人と共有しようと、表現するのが芸術だと思うんですよ」

ちょっと、グッと来ました。

こんなに分かり易く、気持ちよく言い切ってくれた言葉は久々、いや初めてかなと。

もうしばらくこの言葉を味わって考えてみたいです。

それにしてもなんかやる気出てきたみたい・・・・・

あ、今日の絵はカレンダーの6月分です。
中学生の頃、とにかく夏が近づく頃から真夏にかけて、雨が降るのが大好きでした。

夕立でも降ろうものなら、傘も持たずに散歩に行って、
濡れ鼠になって喜んでいました。

多分あの頃のぼくには、雨がこんなキャンディーみたいに見えたんだろうなと、
今でも時々、そんな風に思うことがあるのです。



親が還暦です

2006年02月06日 | Weblog
ぼつぼつうちの母が還暦を迎えます。

以前父が還暦を迎えたとき、家族全員で沖縄へ行ったのですが、今回は家族みんなの仕事やらお金やらの都合なんかもあって、景気良くみんなで旅行というのも難しい状況です。

しかも母はハワイに行くと言い切ってういるので、もう、ハードルが高いったら、壁みたいな状態です。でも行きたいし、何より当の母親をハワイに行かせてやりたいという思いが強くあります。

最近世の中を見ていると、本当にお金を儲けることが一番みたいになっていますよね。ところが、何故お金を儲けることが最善であり幸せになることであるかの理由なんて、どこにも説明がない様に思うのです。

ぼく自身は奇妙な状況だなぁと思うわけです。

ただ、色々な社会福祉がへつられて、会社だっていつ解雇されるか分からない現状では、とにかくお金だけはという気持ちにもなりますよね。

不思議と、テレビや新聞、職場での話に耳を傾けていても、みんなが幸せになるにはどうすればいいのか、という議論がない様に思うんですね。

絵描きというのは、自己主張するために絵を描いているんじゃなくて、絵を見る人が幸せになるために描いているんだと僕は信じています。

最近絵本を作りたいという気持ちが強いのですが、本という身近な媒体が、絵を描かない人たちと絵を描く人間とを上手く繋いでくれるんじゃないか。そんな風に思うからなんです。

絵で語る本、つまり絵本で何ができるのか。ちょっと最近一人で盛り上がっています。

さて今日の絵は5月ですね。

神話の世界では太陽は永遠の生命を表していて、月は生まれては死ぬはかない存在(人間)をあらわすそうです。


幻想的な時間と奇妙な偶然

2006年02月05日 | Weblog
これは、観客という立場に立った時には、ほぼ味わう機会のないことですが、ぼくは、展覧会の展示準備が終わった時が一番好きです。

がらんとした画廊の中に、梱包された作品や大工道具などが運び込まれ、徐々に展示作業が進んでいきます。
 
途中、作品の配置で悩んだり、最後のライティングでも迷ったりするなかで、部屋の中には大工道具が転がり、梱包財がうずたかく積み上げられたりと、現場は修羅場の様相を呈するのです。

しかし、それもやはり終わる時が来ます。展示がすべて終了し、何もかも片付けられると、何故か会場は、夜明け時のような爽やかな空気で満たされるのです。

単なる自己満足の世界かもしれませんが、静まり返った画廊の中で、まだ誰も見ていない展覧会を自分だけが最初に見る瞬間。それは作り手にとっての至福の時ではないか、僕はそんな風に思っています。

何故こんなことを書くかというと、奇妙な偶然に遭って展覧会の搬入に行きあったからです。
 
昨日友人の個展を見に行こうと家を出たところからすべてが狂っていました。出発予定時間を2時間以上オーバーし、最寄に駅に着いたと思ったら、目の前で電車を一本逃し、乗り継ぎでもまた目の前で逃げられ、挙句の果てにギャラリーでは友人が所用で外出中。
 
多分これじゃあろくなことないなぁと思っていますと、案の定、別の画廊で個展の申し込みをしようと思っていたらオーナーは大忙しでそれどころではなく、歩いていたら10メートルおきにけつまずいた様な一日でした。

これは下手に動き回るのはやめておこうと思い、その画廊でのんびり作品を見ていたら、いつの間にか搬出が始まり、あれよあれよという間に次の展覧会の搬入が始まって、結局最後まで立ち会ってしまった(?)というわけです。

その展覧会というのが、大阪にあるGalleryH.O.Tという画廊で、毎年一回目の企画展として、前後二期に分けて開催されているものです。とても面白い展覧会なので、また会期中に行ってみたいと思っています。

第4回アートがもたらすプラセボ効果
2月6日(月)~2月18日(土)
12:00~19:00
Gallery H.O.T

http://www.galleryhot.com

※前期は1月23日~2月4日で終了しています



最後に、今日の絵はカレンダー絵の4月です。
シンペー君がお花見の席で三線を奏でています。
三味線ではありませんね。

見ました有頂天ホテル

2006年02月02日 | Weblog
この映画の一番素晴らしいところは、見終わったとき、何故だか幸せな気分に自分がなってしまえていることです。

多分、映画の物語というフィクションの中へ、するりと自分が滑り込んで楽しんでいたのだと思います。

以前ハリウッド版のシャルウィーダンスが公開された時、元の邦画の物がレイトショーであって、ずいぶん面白く見た記憶があるのですが、有頂天ホテルは、それと比べるとほんの少し、自分が観客だと冷めて気付いてしまう部分がありました。

それにしても、昨日が1日で映画の日だから1000円ポッキリでした。ちなみに釣り馬鹿日誌も1000円でロードショーですね。

映画全般に言えることだと思うのですが、多分映画の鑑賞料金は本当は1000円が妥当な線なんでしょうね。最近は完全入れ替え制が当たり前になったから、朝からずっと晩まで見ているなんてできなくなったし、内容がいいとしても、1800円は高いと思います。色々事情があるんでしょうけどね。

その点、神戸には未だに二本立てでちょっと安い映画館がありますから、まだまだ恵まれているというべきなんでしょうね。

今日の絵は、カレンダーの3月分です。どんなお話しが展開していくことやらですね。