心の旅with隼人

隼人が綴る、様々な人間風景、出会い、別れ・・・そして、愛・・・

共に成長するために

2011年02月21日 23時29分42秒 | 国際・政治

先日、KnK(国境なき子どもたち)主催イベントに参加してきました。

認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)

国境なき子どもたち(KnK)は開発途上国にある国々のストリートチルドレンや人身売買の被害に遭った子ども、大規模自然災害の災害児など、恵まれない青少年を支援するNPOです。日本と諸外国の子どもたちがお互いの理解を深め、友情を育み、共に成長していくことを目的に1997年よりアジアの国々で活動を展開しています。

URL www.knk.or.jp

この日のイベントでは、KnKの趣旨にある中でも恵まれない青少年について学びました。

バングラディシュ・フィリピンでは、子どもが「文句を言わない」「低賃金で雇える」といった理由から、大人がしないような過酷な条件の仕事を大人の十分の一の賃金で働かされている。

しかも、親は子どもが働きに出ることで、食い扶持を減らすことができる、といった理由もあるそうです。

現地に行かれた方の話では、油だらけのガスが沸いているようなところで、子どもが泥まみれになりながら何かを拾っている、それを大人は、こっちも探せ、と怒声を上げて指示している場面に遭遇したそうです。

に収めようとしたところ、大人が怒鳴って撮らせなかったそうです。

つまり、大人たちは自分たちのしていることが、悪いこととは認識しているのです。

どうして年端もいかない子どもたちにこのような労働を強いるのか。

その背景には資本主義の歪み、価格競争があります。

安く雇えてて文句の言わない労働者は雇い主にとって、まさに好都合の労働者です。

また、家政婦として働かされている子どもたちも、家、という閉ざされた空間で、どのような条件で労働を課されているのか、見えない部分も多く、その実態は不明です。

※子どもたちに聞いても解雇を恐れ、本当の話をしない、それに、当然、学校にも行けないので、他の子どもたちと労働条件の情報交換もできず、自分の仕事が給料に見合うものなのか、判断ができない。

では、こういった子どもたちに今、日本にいる私たちに何ができるのでしょうか?

KnKではこういった子どもたちに将来、役に立つ仕事を教えたり、勉強の場を作ったりしています。

それは、今、私たちが置かれている状況では困難ですよね。

何週間も費やして現地で活動をするなんて。

でも、例えばフェアトレード製品を購入する、というのもひとつだと思います。

少しでも安いほうが・・・と言って購入したものが、過酷な労働条件化で働かされている子どもたちの手が加わった製品かもしれません。

僕も、この日までKnKの活動というものを知りませんでした。

でも、当日、主催者も驚くほどの方が来場されたそうです。

少しずつですが、日本人の意識も変わりつつあると思います。

この小さな渦が大きな流れになるようにしていきたいですね。

また、乱文、長文にもかかわらず、最後まで読んでいただいてありがとうございました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿