3月3日は「将棋界の一番長い日」と言われるA級順位戦最終日でした。
順位戦は名人への挑戦者を決める、そして将棋界のヒエラルキーを決める重要な対局です。
そして対局料の基準が決まる対局でもあります。
なので各棋士が死力を尽くし戦う日でもあります。
朝9時に始まり、早い対局は夜9時頃に終わりましたが、豊島九段対菅井八段戦は
大熱戦となりました。
深夜22時42分、111手で千日手が成立し、最初からの指し直しとなり
指し直し局が始まったのは23時12分。そして翌未明の午前3時18分、
166手で豊島八段が勝ち、総対局時間18時間18分の本当に長い一日
(二日に亘る?)が終わりました。(お疲れ様です)
*千日手(せんにちて)とは、将棋において1局中に同一局面が何回か現れる状態を発生させる手のこと。
勝負がつかず先後を入替え初めから指し直す。
そして、悲しいニュースが・・・
羽生善治永世七冠が今期の順位戦で29年間守り続けたA級から、
ついに陥落となりました。
しかし、しかし必ずや来期で復帰すると確信しております。
そしてまた、陥落する人がいれば、昇級する人もいます。
3月9日、藤井竜王(五冠)はB級1組順位戦で佐々木七段に勝利し、
いよいよ来期は名人への挑戦権を争うA級となりました。
昇る者あれば降る者あり。勝負の世界は実に非情な世界。
なれど、いつの日かA級順位戦で羽生・藤井戦を!!
今月の曲はこれ「Komm, süsser Tod [Come Sweet Death]」
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の挿入歌
歌詞は絶望的だけど曲に癒される
別府店 カマフチ