皆様、ごきげんよう!
大好評につき、全く自分勝手に絶賛継続中の「ルパン三昧」です。
もう飽きましたか?イヤですか?
なんとなく分かりますが・・・。まぁ、そう言わずにお付き合いくださいませ。
既に50年近く「男のバイブル」「国民的アニメ」として、
存在し続けている作品ですのでどうぞ一緒にお楽しみください。
さて今回は、1971年10月24日から放送開始された、
「ルパン三世 1stシリーズ」全23話の中から、
是非皆さんに紹介したい気になるお話を・・・。
あくまで個人的な好みではございますが・・・。
やはり注目すべきは、
なんと言っても現在まで続く、
TVシリーズの記念すべき第1話「ルパンは燃えているか・・・?!」でしょう!!
ストーリーは5年の歳月と50億円の巨費を投じて建設された、
東洋一のサーキットのこけら落しとして開催されるレースに招待されたルパン。
しかしそれはルパン帝国の消滅を企てる犯罪結社スコーピオンが仕掛けた罠だったのです。
それを承知でレースに参戦したルパンだが、
スパイとして敵本部に送り込んだ不二子が捕まってしまう。
ルパンを執拗に追いかける銭形を振り切って、
レース中に次元と入れ替わったルパンは、
不二子を助け出しスコーピオンを壊滅させ、
またレースに戻る。
しかし実は不二子は銭形とグルで、
自分を見逃してもらうためにルパンを裏切る・・・。
この第1話はリアルなレーシングカーのエンジンのアップ画像と、
そのエンジン音からスタートする。
ルパンの乗るフェラーリ312B、銭形のロータス72、
他にマクラーレン、フォードなど、
アニメなのでそこまでこだわること無いのに・・・と思うくらい、
緻密な描写でリアルに描かれています。
作画監督 大塚康生氏のこだわりが強く出ています。
しかもルパンは登場して直ぐにレーススタイルのせいか、
ヘルメットとゴーグル、マスクなどで顔を隠してしまいます。
キャラの定着を考えるべき第1話から「おや?」と思う演出です。
第1話から不二子に裏切られるルパンですが、
「裏切りは女のアクセサリーのようなものさ」というあの名セリフを言い、
不二子をゆるしてしまいます。
またアニメらしくないまるで映画のようなレース描写と、
少し子供には刺激の強すぎる不二子のエロチックな拷問シーンなど、
大人の雰囲気に満ちた作品です。
この第1話では盗みの対象となる「お宝」はありません。
レース後銭形は「なにかやると思ったのだが、盗んだのはスピードだけだったのか・・・」
とつぶやきます。
アニメ新時代の幕開けとも言うべき記念すべきTVシリーズの第1話。
大人のアニメ誕生の瞬間がまさにこの第1話なのです。
ちなみに、
元々原作のルパンはは赤ジャケットでしたが、
緑のほうがTVで色がにじまなかったから・・・という理由で、
1stルパンは緑になったそうです。
また第1話のタイトルは、
第2次大戦末期のヒトラーの「パリは燃えているか・・・?」の言葉に由来しています。
これは有名な話ですね!
さぁ、今回も楽しかったですね!
ではまた次回をお楽しみに。
脚立から落下していまだ怪我が治らず・・・
大分店 ヤマモト