私は適切なゆで卵の茹で時間は十五分と聞いていたのだが本当かよくわかっていなかった。オラクルの試験結果が出なかったため（SQL 55% DBA 53% 各々60%合格）暇をもらったので試験勉強の楽しみである昼飯時に茹で卵を作ってみた。
作ったゆで卵は１００度で沸騰したお湯に５，１０，１５，２０分入れておいたもの各一個である。お湯からあげたあとは冷水で常温まで冷まし、三十分ほど冷蔵庫に置いておいた。
結果は５分では黄身が全く固まっておらず、殻も剥きずらかったが、１０分は半熟卵となっていて、１５分では黄身が色良く仕上がっており、２０分では黄身の表面では変色が始まっていた。 (下の右の写真において左側が２０分、右側が１５分茹でてある)
私が自作しただし汁醤油を付けて食べたところ一番美味しいと感じられたのは１０分の半熟卵であったが、実用上のゆで卵は十五分がやはりベストだった。そういうわけで私の聞いた噂は誤っていなかった。
噂というのは手元で確かめられないものについては確信が下がるわけだが、卵については手元で確かめられるため正確に伝わってきていたのだろうと思われる。そんな感じに最近、何かにつけ噂が合っているというのは多いらしい。昔は伝言ゲームであっていることなど多くなかったのだが、人間が急に賢くなった気がしていて感心している。保証のない噂が合っているというのは間違った噂でも広まる原因の一つなのだが、良いことかもしれない。
私は噂で一番誤っているのは印象であるように感じる。人間は一番印象を当てにしているので、印象が異なるように伝わったということは最も間違って伝わっているのではないだろうか。よって、確かに噂の確度が大抵高いからといってエンターテインメントやその周辺は当てにする必要はあまりないのかもしれない。