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Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

いらっしゃいませ。お独りさまで?どうぞお好きな席に。

23…余には奇妙な物語

2009年09月23日 | 2009


※エピソード1「マニュアルな娘」

スパ銭で熟睡して、疲れを癒して仮眠室から出てきたら、
受付の女の子に
「お疲れ様でしたー」
と、屈託のない明るい声をかけられた。

へ?

仮眠室ではただ寝るだけなんで、疲れることはないんだが…。

客を見たら、条件反射的に「お疲れ様でしたー」と言う様に
マニュアルで刷り込まれているのだろう。

おまえが疲れてるんじゃないのか…と心の中、密かに毒づいてみる。(w



※エピソード2「気の利いた応えオ」

服屋さんでパンツを選んでいる途中
俺が試着室に入って孤軍奮闘している間に
寄ってきた店員さんに、連れが
「誕生日のプレゼントを選んでるんです。」
「去年もここで購入してるんです。」
とかなんとかしゃべっていた。

試着を終えて出てきた俺に、ボーイッシュな(もしかしたらビアンな)店員さん
まっすぐな視線で
「お二人、長いんですか?」
と聞いてきた。

どぎまぎしてしまった俺はつい見栄をはり
「10年くらいです」
と言ってしまった。

見栄を張らないで、
「出会い系で知り合い、ついさっきそこで落ち合ったばかりです。」
とでも言えば、もっと気の利いた返しになっていたのに、と思い返すと口惜しい。(w

会話って楽しくなきゃ、ね。
あまりに香辛料が利きすぎると鼻につくけど。
そこの微妙なさじ加減がむずかしい。センスを問われるから。