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Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

いらっしゃいませ。お独りさまで?どうぞお好きな席に。

15…心地良きものの名前は「束縛」

2009年09月15日 | 2009



人を縛るはずの言葉に自分が縛られるんだ。

孤独な人は、自由な人なんだね。
孤独な人は何にも囚われることなく銀河の彼方まで飛べるんだから。
けれど、自由な人全てが、孤独な人だということではないんだ。

束縛。
それはきっと、自分が自分に課すもの。
人は己しか縛れやしないんだね。
誰もが、他人には己の心を縛らせることを許さないのだから。


俺はね、自分の心が一番自分の思うままにならないっていつも感じてる。
前にも書いたけど、俺は束縛されるのが好きなんだよ。
それは、ずっと独りだったから、だろうと思う。
長い間、俺に関心を持ってくれる人が誰もいなかったしね。

昔、初めてつきあった人がね、
電話で、「今日、何してたの?」って聞いてくれたんだ。
その言葉に、俺、びっくりしたよ。
んでもって、聞かれてめちゃくちゃうれしかった。
忘れてたんだよね、そんな言葉。
俺が何をしていたのか気にしてくれる人がいるんだって思えたら、
独りの時間は、一人でいても二人でいるのと一緒の時間に変わっていったんだ。

愛とか恋とか、友情でさえも、他人を縛ろうとする部分は必ずあるんだと思うよ。
「君らしく生きて欲しい」…こんな言葉だけでも、
君は、ただただ君らしく生きること、を求められているんだから。
けれど、投げられた縄にからんでゆくのは自分からなんだよね。


自縛の縄から抜け出すには自分で解いていくしかない。
それはとても難しいことかもしれない。
自分勝手な自分の心と折り合いをつけていかなければならないし。

そうだなあ。
不安や悲しみに束縛されたくてこの世に生まれ生きてるわけじゃないもんね。
喜びや笑顔や愛することに束縛されて生きていたいし、
そうでありたいと常々思うよ、こんな俺でもさあ。

…ってことで、さあ、飲まざー。

おっと。その前にステップだー。踊ってきますぅ。