今日は缶詰。
会議室に缶詰。
緊張した時間が静かに流れて行く。
時には、こんなふうに、ただ、待ち続けるのも仕事になったりすることもある。
1月の終わりには床屋に行きたかったのだが、行きそびれてそのままになっている。中途半端に伸びかけた髪を、床屋に行きそびれたついでに、このまま伸ばしてしまえばいいと思いたち、床屋に行くのを止めてしまって、既に2週間が経過した。
まだまだ髪は短く、前述の「待ち」が仕事となることと同様に、髪も伸びるまでにはまだまだ待ち続けなければならないようだ。
けれど、待つということが苦手だ。
待つということは、時間を無駄にしていることだと感じる。
時間をかけなければ育たないことだってあるのはわかっているのに、人は皆、時間を節約したいという望みのために、時間をかけずに、世の中の全ての事柄の果実を誰より先にもぎ取ろうと企んでいる。
けど、不思議なことに、自分自身のことになると、時間をかけて、かつ、手間と暇を賭けて、じっくり育てようとする。即席なんて論外なんだ。
なんだろ。この矛盾…。