旭川発 ハッピーなくらし

二度とない今日の日
出会えたことの喜びに感謝して…

旭川 井上靖通り2020年秋・「秋の広場」

2020年11月22日 | 井上靖通り

今日の最高気温は7.1度の旭川 週末には冬日(最低気温が 0度未満)が続く予報です。
晩秋から初冬に、季節は変わりつつありますが
今日は井上靖通り2020年「秋の広場」と、「文学碑」のお話をしましょう。

               2020.10.19
 10月中旬、「秋の広場」の散策路。 秋色に染まり紅葉・黄葉 きれいだったヨ
  では ゆるゆると歩きましょうか・・・


               2020.10.19
  強風で落ちたままの栗の実がたくさん!! 時節柄、誰もいなかった。


               2020.10.19
 車道沿いに植栽された木々の美しかったこと!


               2017.11.20
 こちらは上写真と同じ場所です。2017年には、もう冬景色になってたんです。



 紅葉・黄葉が青空に映えて、秋の風情を感じさせてくれるお気に入りのスポット。


              2020.10.19
  井上ふみ文学碑  (井上靖通り 建立平成5年)

昭和54年11月、北海道新聞社主催の文学講演会の折、井上靖氏に誘われ、
初めて旭川を訪れた時の思い出を、碑文にされています。


               2020.1019

     靖 と 旭 川 
            井 上 ふ み

   大雪山連峰をはるか右に見ながら、ゆるや
  かな丘陵地帯を車で走っている時であった。
  「ここまで来ると広くていいな」と、靖が
  言った。
   昭和五十四年十一月、「僕が生まれたのは
  どんな所か行ってみようよ」と、私も同行し
  た旭川であった。もう雪が降っていて、街路
  樹のナナカマドの赤い実が雪を被って美しか
  った。
   靖は旭川には数回来てはいるが、いつも仕
  事で、自分の誕生の地などゆっくり見ている
  時はなかった。私と見に来た時は、靖が生ま
  れたのはこの家であろうと、説明された。小
  さな古い官舎がまだ幾棟か建ち並んでいた。
   偕行社はあったが、廻りは原始林で「昔は
  さぞ淋しい所であったろう」と話し合った。
   今、靖の名が付けられた道路には、大小い
  ろいろな木が植えられて、せせらぎもあり
  春は百花が開き、四季が次々と移り変わり
  やがて雪になって 赤い実のランプが灯る。

          平成五年七月七日



               2020.10.19
「秋の広場」にはきれいな落葉、大雪山連峰をはじめに山々の紅葉をイメージされて
  ナナカマド、クリ、エゾノコリンゴなど植栽されてます。


               2020.10.19
  木立のむこうに、井上ふみ氏の文学碑が見えます。


               2020.10.19
 「秋の広場」のむこう「冬の広場」を背に撮影。 


               2017.11.20
 こちらは上写真と同じ場所です。3年前、こんなに雪が積もっていたこと忘れてました。
「冬の広場」を背に「秋の広場」眺めて。(撮り置き画像から)


        「井上靖氏の文学碑」  


                2010.11.15
   所在地  旭川市4条通8丁目緑橋通 (JR旭川駅から徒歩約10分)
   揮毫 井上 靖氏   設置 1990年9月19日


              2016..8.5

 私は十七歳の、この町で生まれ、
 いま、百歳の、この町を歩く。

 すべては、大きく変ったが、
 ただ一つ、変らぬものありとすれば、
 それは、雪をかぶったナナカマドの、
 あの赤い実の洋燈(ランプ)。

 一歩、一歩、その汚れなき光に
 足許を照らされて行く。

 現実と夢幻が、
 このようにぴったりと、
 調和した例を知らない。

 ああ、北の王都・旭川の、
 常に天を望む、凛乎たる詩精神。
 それを縁どる、
 雪をかぶったナナカマドの、
 あの赤い実の洋燈。




 
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