一週間ぶりの太陽は、ずいぶん派手に黒点が出てにぎやかになっていた。昨日はMクラスのフレアも観測されたというから、また派手なオーロラが観測されるかもしれない。シーイングも良く、黒点のまわりの細かい構造も良く見えた。
そろそろ手元にあるモノクロフィルムがなくなってきたので、新しいのを買おうと思って量販店にいった。しかし、コダックのTRI-X 400の長尺巻が全く見つからない。長尺巻で売っているのはKentmereのモノばかり。それではと調べてみるとビックカメラのネットショップで売っている。急いで注文して無事ゲットしたが、どうやら最後の一本だったようで、入荷待ちに表示が変わっていた。いよいよフィルムの入手は困難になっていきそうな感じだ。そのうちアメリカからNET通販で買うようなことになっていきそうな気もするけどね。
火星最接近の日。85ミリ屈折で観察。3.5mmのNagler type6をつけて倍率は171倍。やっと模様が分かる程度の大きさだ。それでもシーイングはそれほど悪くないのか、この間よりも良く見える感じがする。次は2016年に中接近だそう。
大分大きくなった月をスケッチ。今日はそばにあった火星もついでにスケッチした。2.2年に一度地球に接近する赤い惑星だが、相当倍率を高くしてもそんなに良く見えるというわけではない。やっと黒い環と反対の極にある氷が何とか分かる程度。
黒点数も減って少しさびしくなった太陽表面。以前は赤道以南に多くの活動領域があったが、新しい黒点は皆北半球に現われている。だんだん活動が鈍化して行っていることなんだろうかね。ずっと活動領域のクローズアップのスケッチはNagler5 16mm+Powermate 2.5xで描いていたが、やや過剰拡大のような気がするのでXW-10でスケッチした。こちらの方がピシッとした感じで視れて気分がいい。今日はシーイングも良かったと思う。
スケッチとは関係ないけど、世田谷区教育センターのプラネタリウムを見てきた。なんでも世界最大の投影星数を誇るんだそうで、映し出された星は確かに圧巻だった。空いている上に400円でお得感満載。
スケッチとは関係ないけど、世田谷区教育センターのプラネタリウムを見てきた。なんでも世界最大の投影星数を誇るんだそうで、映し出された星は確かに圧巻だった。空いている上に400円でお得感満載。
風も収まって月の観察。コーカサス山脈の中にある小さなクレーター。今日は250㎜の反射望遠鏡と85㎜の屈折望遠鏡を並べて比較してみた。大口径の方が細かいところが見えるような気もするが、85mmでも結構見えると言えば見える。やはり反射望遠鏡の調整の問題もあるのかもしれない。