少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

NOKTON CLASSICについて

2007-05-10 22:01:37 | 写真
NOKTON Classic 40mm MC を長い間ベッサのメインレンズとして使ってきた。撮る写真はほとんどがモノクロだったが、今回リバーサルでも何本か撮ってみた。

もともと絞りを開けて撮ると個性的な写りというか、収差たっぷりでかさかさしたような写真になるのは分かっていた。もちろんリバーサルでもそんな感じは変わらない。さらに色がどうも赤っぽくなる。特にプリントすると気になる。

そういうのも味だと思えばいいのかもしれないが、やはりリバーサルで撮った写真はカチッと綺麗な色を出して欲しいと思う。

F1.4という口径は、確かに薄暗い時でもシャッタースピードを早くできてありがたい。気合を入れれば15分の一くらいまでだったら手持ちでも何とかブレずに撮る事も可能だし、ずっとフラッシュなしで自然な雰囲気を楽しんでいた。

でも、最近はフラッシュを焚いてもいいと思うときもあるし、無理に絞りをあけずにキッチリとした写真を撮りたいと思うようになった。そうなると、このレンズのF1.4という明るさは今ひとつむなしく感じる。結局このレンズでもF2.8くらいに絞らないとだめということか。

フラッシュ撮影は、自動調光などない安いフラッシュをつけて撮っているので、大体の露出で写るモノクロはいいが、ちょっとリバーサルは使う気がしない。

そんなことを考えていたら、またクラッセが頭の中をよぎり始めた。ブラックボディのクラッセS。いいなあ。