昔の話

昔々あるところに婚約者がいるお嬢さんがいました。
けれどそのお嬢さん、あろう事か他の男性が好きになってしまいました。
「この人じゃなきゃイヤ～！いや、いや、いや～！！！」
と押しかけ女房のお嬢さん。相手の男性が憎からず思ってくれたのが幸いです。

晴れて両思いになって、でも困ってしまったのは婚約者の男性。
仕方ないので旦那の一家が土地と家を作ってあげました。早い話が手切れ金です。


そんな昔のお話。


「からすちゃんはこんな情熱的な人の血を引いてるんだから、早く結婚しなさい。」
脈略が無いよ、おばちゃん！！

柴崎納豆と笹巻けぬきすし

一つ160グラムで315円。
普通の納豆よりお高いですが、食べればお値段には納得でした。
粒は普通の納豆よりも大粒でした。よっぽど大豆に自信があるんだろうなぁ…というか、大豆が美味しくなかったらこの味は出ないよなぁ…。という感じ。納豆嫌いの人には絶対お勧めできませんが、でも納豆なのに後味さっぱりというか…まろやか。お酒にも合うとか東京おいしい手みやげガイド（廣済堂文庫）には書いてありましたけど、それも納得…かな。
兄曰く「まだ発酵していない生納豆」なんだとか。でもネバネバ
…兄の口には合わなかったようですが、母と私は好き。
う～む…また食べたいのになぁ。



そして江戸三鮨の一つ、笹巻けぬきすしですが、これは一つ一つが笹で巻いてあって中身が何なのか分かりません。軽く博打です。
かろうじて海老とか卵とかは分かるのですが、でんぷや白魚になってしまうと……。
まぁ、それが楽しかったんですが……

一番最初に海苔巻きを食べてみました。かんぴょう巻です。
でも口に入れた途端に広がるのは海苔の風味。
横では母が
母「あ～！昔の海苔巻きの味がする。昔は大変だったのよ。お海苔を一枚一枚火で炙って………。おばあちゃんちは火鉢でね………」
と、永延昔話を始めていました。
魚類は酢締めで手が込んでるなぁ。という感じ。
でも白魚の味付け、卵。それに何と言ってもでんぷ！でんぷの味が最高でした！！！
美味いよ～、でんぷが美味しいよ～！！
と幸せモードに突入でした。
母は海苔巻きで幸せに。

７個入り1575円なのでそんなに高くは無いし、いかにもなお寿司を想像してしまうと全くの別物なので好き好きは分かれるでしょうが……。なんていうか、お勧めしたいお鮨でした。

運び中

御茶ノ水の順天堂病院に届け物を頼まれたので行って来ました。

ところで、頼まれ事を書いたメモを見てみると
ここを歩いている女性に渡してください。

おいっ！
あれでしょうか、実はドラクエとかの村人と一緒でいつも歩いてないといけない人でもいるんでしょうか。そんな事を思わず突っ込んでしまう私……。

でも悩んだ挙句に受付で聞いたら受付の人にも「直接渡してください。」と言われてしまい、結局歩いてくるのを待っていました。…かなり間抜けな図だったであろう、私……。

行って渡すだけなので時間も十分とかからず。なのでちょっと気になっていたお店に行ってみる事に。
とりあえず一店目は神田明神の表参道にある天野屋へ。
ここは甘酒が美味しいらしいし、昔ながらの建物で風情がありました。こじんまりとした茶屋っぽくて、本当はそこで甘酒を飲もうかと思ったんですが、今日はもう一店行きたいお店があるので目当ての柴崎納豆だけを買ってみました。
と、お店の人が
「飴、入れときますんで食べてください。」
わ～い

いただいたのはこんな昔ながらの飴。母がしきりに懐かしがっていました。美味しかったなぁ。

と、納豆を買った事に満足してしまって、神田明神へ参拝するのをすっかり忘れていました……
今度行こう。

でも目の前の湯島聖堂には行ってきました。
人は疎ら。
でも熱心にお参りしている人もいて、のんびりゆったりした気持ちになりました。



とりあえず私もお参りした後、今度はもう一つの目当て、笹巻けぬきすし総本店へ。かつて江戸三鮨に数えられていたという由緒あるお寿司屋さんです。握り鮨を笹の葉で巻いてある…普通のお寿司とは全然違う感じでした。
湯島聖堂からずっと真っ直ぐなのでそんなにキツクもなく、軽いお散歩気分です。
お店も昔懐かしい感じの引き戸でガラッと開けて。
お願いするとその場で作ってくれます。その間に置いてある本を読みながら。
出来たというのでもらって、職人さん（ご亭主なのかな？)が頭を下げているのでお礼の言葉を述べつつまた引き戸を開けます。
私が外に出るまでずっと頭を深々と下げていたお店の人。こっちこそ頭の下がる思いでした。
本当なら予約が好ましいとのこと。今度は絶対予約して来よう。

と。
ホクホク気分になりながら最後はちょっと寄り道で聖ニコライ堂の外観を眺めて。
最後に吾輩は猫であるの碑がここら辺にあったよな～？と思って迷いました。秋葉まで行っちゃった。
柴崎納豆と笹巻けぬきすしの感想はまた明日にします。
絶対明日でも忘れない位私の舌には合いました……

ぐちぐち

今日は久々お仕事がお休みだったので友人と遊びました

とりあえずバイトの若い子達への不満が溜まっていた私。昼食を食べつつ、友人へ愚痴です。
私「最近の若い子はなっとらん！」
友人「待て待て、私らもまだ若い。」
私「いや、それはともかく！敬語を使わないんだよ！私に使わないのは良いよ！私だって使われるのは嫌いだし！でもパートさん達にも使わないんだよ！しかもさ、パートの中で誰が偉いとか格付け始めちゃってさ！も～！なっとらん！！」
友人「はいはい。とりあえず落ち着いて。ところでさ～。」

と軽く流されたんですが、お店を出た後
友人「隣の席のお姉さんが凄い顔で固まってたんだよ。」
私「え？」
友人「いやバイトの若い子はなっとらん！って言ってた時。」
私「あー…気付かなかった。ごめん、嫌な思いさせちゃったね。」
友人「いや、それは良いんだ。あー、この人敬語使わないんだって思っただけだしー。ただね、うちらと多分同い年。」

「………。」

ごめん、私が古くさいだけだった…

配達日和

晴れている日は配達日和です。
今日は晴れていたので配達も気持ち良く行って来ました。実際配達は楽しいです。
この間も朝の責任者、Kさんが配達に行って帰ってきたら手に醤油が。
Kさん「そこで友達に会ったら『あんたに渡すモノがあった！』って醤油もらっちゃったのよ～。困るわねぇ。」

おいっ！！


まぁ、Kさんはともかく、配達を満喫していた私。
と、花屋さんから出てきた人影に見覚えが………。
店長夫人！
真面目に配達してて良かった～。と思いながら挨拶です。
ところで新しい学校入ったらバイト辞めます！と宣言した私。
奥様は昨日その事を店長から聞いたらしくて
奥様「辞めちゃうの！？」
…実際問題として、あのお店は私がいなくなったら、とても大変…。
奥様「主人とも話したてたんだけど、はしぶとさんいなくなっちゃったらお店困っちゃうわよね…。もう学校には受かってるの？」
私「あ…あの…まだ。」
奥様「受からなかったらどうするの！！？」
私「あ…いや、まだ考えてないんですけど…その、店長と相談してまた使っていただけたら……。」
奥様「あぁ。そうなの～。いや、受かる方が勿論良いんだけど、もし受かっても大丈夫だったらうちにいてね～。」


ヤバイ！奥様に言われると決意がにぶる！！

…辞めるって決めたのに、どこまでも優柔不断な私です

恥ずかしい………

少女向けのファッション誌、セブンティーン。
そのセブンティーンを思いっきり
私「すいませ～ん、セブンイレブンが……」
と言った私…。パートさんも不思議顔でした。もう！恥ずかしいなぁ……！


しかもその後、配達で雀荘に行ったのですが、雀荘は朝から大盛況。ビールとかを飲みながら皆さん遊んでいますが、変な鼻歌を歌いながら
お客さん「エホウマキって知ってる？」
エホウマキ……？
↓
恵方マキ…？
↓
歌手？
その鼻歌の歌を歌っている歌手かと思った私。
私「知りません。」
店主さん「あれだよ～。関東の人は知らないんだよ。」
関東の人は知らない芸能人？
お客さん「今日やるんだよ。」

今日＝節分

……ああ！恵方巻きだ！！

私「あぁ…恵方を見てかぶりつく…。」
お客さん「なんだ～。知ってるんじゃン。」
私「兄が関西なんですよう………。」

と、誤魔化しましたが…恥ずかしかった！！

そんな節分でした。

棚上げ勝利…？

本に挟まっている売り上げカード。バイト達はいつもこの売り上げカードを順番にまとめなきゃいけません。
早番が９時で帰るので、８時５０分頃に一回終わらせ、11時閉店なので遅番が最終見直しをし、次の朝、パートさんが売り上げ枚数を集計します。


最遊記の６巻が出た日、私は物凄い浮かれモードだったのか、文庫の売り上げカードの順番が滅茶苦茶。
その日の遅番だったＭに
Ｍ「もう売り上げカード触るな！」
と言われてしまった程。

ところで次の日、その集計を見てみればＭこそ間違いだらけ。
思わず一緒に仕事に入っていたＯさんに
「…なんかＭちゃん凄く間違ってたんだけど…もう一回教えなおした方が良いのかな？」
と言ったところ
Ｏさん「それ、本当にＭさんなんですか？」
私「何言ってるの！専務さん（25日のレジ〆は専務さんでした）が売り上げカードに触るわけないじゃないですか。そんなコト言わない方が良いですよ。」

とＯさんを嗜めた私。

ところで後日、Ｍにそのやり取りを言った所
Ｍ「あ～！もう！Ｏさん良い人！！」

……ん？

私「ね、Ｍちゃん……。もしかしてＯさん、『お前がやったんじゃねえの？』って言いたかったのかな？」
Ｍ「そうに決まってんじゃん。」
私「やべ～よ。専務さんに罪を擦り付けるとは言語道断！って怒っちゃったんだけど……。」
Ｍ「うわ～。からすちゃん、棚上げ～。」
私「いや、だって！その日、私あんたに叱られたから売り上げカード触らなかったじゃん！自分のわけないって分かってたんだもん。」
Ｍ「あはは～。そういやそうだったね～！」



世の中、自分を棚に上げた者勝ちなのかも………。

どこから突っ込めば…良いの？

店長様は私がバイトの同僚Oさん、Mちゃんとシフトを代わるのを嫌がります。
ずっと何故なのかと考えていたんですが………。

Oさんが言いました。
Oさん「こないだ店長が×日に十万円不足金が出たって言ったんですよ～。」
じゅ…十万！！？？

Oさん「十万だったら取り消しとかしたら絶対覚えてますもんね～。んで何も無かったって言ったら店長が『じゃあ僕の計算間違いかな～。』ってどこかに行っちゃいました～。あははは～。」
あははは～。じゃ無いっ！！！



………店長がOさんと私がシフトを交換するのを嫌がるの、分かりました。
でも、何故十万もの不足金を計算違いで済ますかな！店長！！
そして…確かに不足金は出てしまうもの。店長の奥様からも気にするな、とは言われました。でも…でも…少しは気にしておくれよう………

わ～ん！！私の休みが無くなる～