はるのしん

女、妻、鬼嫁、ママのつれづれ日記

“初心”

2006-07-27 23:53:21 | つぶやき
何度も登場しているが、児童館が区民ひろばとなり、これは豊島区が手探りで始めた
企画でこの先成功していくのか、企画倒れで終わるのか誰にも分からない。
要するに今が原点。
しかし、我が家の近くの区民ひろば富士見台は“利用者の要望をできるだけかなえよう”
“地域住民が使いやすい施設にしよう”というコンセプトをしっかり実現する為に
職員が実に必死である。

児童館の時以上に丁寧な部屋作り、掲示板や表札を全て明るく分かりやすく作りなおし、
おもちゃも目的を持って使えるように電池交換やメンテナンスをしっかりする。
色々な世代が快適に利用できるように決まり事も新たに作り、理解をしてもらうために
説明をしっかりしながら指導する。

利用者とのコミュニケーションを大切にし、来館時と退館時には必ず職員が声を掛ける。
“子供用プールを出して欲しい!”という子育てママ達の強い要望も最初は“人手不足で
無理”との回答だったのに、どうにかできないか試行錯誤を繰り返しながら今までより快適な
プールを実現した。もちろん、我が家の息子も利用させてもらっている。
キャッキャ言いながら遊ぶ子供達の姿を見つめる職員の笑顔は本当に嬉しそうだ。

何年後かには地域住民の自主運営へと移行される予定のこの施設。
どんな変化を繰り返すのか分からないが、この職員の姿勢は受け継がれる事を望む。

最初の手探りの時は本当に邪心なしに純粋に目的に向かって頑張っている。
だから、“初心忘るべからず”と言う言葉が存在する。区民ひろばの職員の取り組み方を
目の当たりにしてそんな事を感じ、同時に“初心”とはこういうものか、と改めて言葉の
意味を噛締めさせてもらっている。