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さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4419番:女の一生(107)

2024-07-01 11:55:57 | 日記


Une vie  /   Guy de Maupassant
  
女の一生(107)
Une vie (107)
    
—————————【107】——————————————
                           
   Tout  au  bout  de  la  grande  étendue  d'herbe,
un  petit  bois  en  bosquet  terminait  ce  domaine
garanti  des  ouragans  du  large   par  cinq  rangs 
d'ormes  antiques,   tordus,   rasés,  rongés,  taillés  
en  pente  comme  un  toit  par  le  vent  de  mer
toujours  déchaîné.
         
   
——————————(訳)———————————————

  この広大に広がる草地の先には、ちょっとした木立
があって、この館の敷地はそこで終わる.その木立は
5列ならんだ楡の古木で絶えず荒れ狂う海からの風に
浸食し、ゆがみ、枝葉が削がれ、屋根のように傾斜し
た体形だったが、それによって屋敷は暴風やハリケー
ンから守られていたのである.
      
                          
—————————⦅語句⦆——————————————
     
Tout au bout de la grande étendue d'herbe:
   この広大に広がる草地の先には,    
herbe:(f) 草、[集合的に]草地の草、芝生、牧草
un petit bois:小さな森
bosquet:(m) (人工の)小さな森(林)、植え込み、木立、
   bosquets d'un parc / 公園の木立
terminait:(直半過3単) < terminer (他) 終える、  
domaine:(m) 所有地、領地
garanti:(形) 保証された、保護された     
ouragan:[ウラガン](m) 颶風(ぐふう)、ハリケーン、暴風 
garanti des ouragans:暴風から守っている
large:(m) 沖、   
garanti des ouragans du large:
   沖から吹き寄せる暴風から守られている
par cinq rangs:5列によって:
orme:(m) にれ(楡)
par cinq rangs d'ormes:5列の楡の木立によって
antique:(形) 非常に古い
garanti des ouragans du large par cinq rangs d'ormes antique
5重になった楡の古木が沖からの暴風を防いでいる
tordu(e):(形) ねじ曲がった、ゆがんだ < 
tordre:(他) よじる、ねじる    
garanti des ouragans du large par cinq rangs d'ormes 
antique tordu:5重になった楡の曲がりくねった古木が
    沖から来る暴風を防いでくれている
rasé:(p.passé) < raser (他) (髭などを)剃る
   ここではおそらく強風で枝葉が削ぎ落された
   という意味であろう.   
rongé:(p.passé) 浸食を受けた、 < ronger (他)
ronger:(他) 侵食する、かじる、噛む   
taillé(e):(p.passé) ~の体つきをしている
   < tailler (他) 切る、刈る、
   カットする、削る、
en pente:傾斜している、坂の、
pente:(f) 傾斜、勾配  
toit:(m) 屋根、  
par le vent de mer:海からの風によって
toujours déchaîné:.ひっきりなしの暴風
déchaîné:(p.passé) < déchaîner (他) 爆発させる
se déchaîner (pr) 荒れ狂う


4418番:サウンドオブミュージック(742)

2024-07-01 11:55:04 | 日記


サウンドオブミュージック(742)  
𝓢𝓞𝓤𝓝𝓓 𝓞𝓕 𝓜𝓤𝓢𝓘𝓒

  
————————【742】——————————————

  A  great  thing   we  had   learned  on  this
trip:  that  music  is   an   international  lan-
guage which  speaks   from   heart  to  heart
and   doesn't   need  the  medidum  of  a  hu-
man   tongue.   Whether   our   audience  was
French,   Dutch,  or  Italian —— in  our  music
we  could   talk  to  them   across   the  barrier
of  a  foreign  language.   We   sang  to  them
what  our  hearts   were  so  full  of: “ God
is  so  good !    And  He  is  so  good  to  us
all !    Let  us  forget   all  quarrelling  in  the
world  and  be  happy  together.   Let  us  love
one  another  as  He  loves  us !”
  Music —— what   a   powerful   instrument, 
what  a  mighty  weapon !
  
  
—————————(訳)——————————————

 この旅行で私たちは偉大なことを学びました.
それは音楽は国境を越える言語であること、そ
れは心から心へと語りかけるものであり、通訳
を必要としないものなのだということです.聴
衆がフランス人であろうと、オランダ人であろ
うと、イタリア人であろうと、私たちの音楽で
外国語というバリアを越えて語りかけることが
できました.私たちは、神はかくも素晴らしい
そして神は私たちを嘉している.世界のあらゆ
るけんかを打ち捨て、共に幸せを享受しよう、
神が私たちを愛するように、私たちお互いを愛
し行こう、という気持ちでいっぱいだったこと
を彼らに歌いました.
 音楽は——かくも力強い道具であり、かくも
強力な武器なのです!

 


4417番:ペルル嬢(136)

2024-07-01 10:36:24 | 日記


ペルル嬢(136)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant

 
————————【136】——————————————

  Il  descendit  en  effet,  en  se  frottant  les
yeux  avec  son  mouchoir.   On  s'inquiéta;
chacun  voulut  chercher  le  grain  de  pous-
sière  qu'on  ne  trouva  point,  et  on  raconta
des  cas  semblables  où  il  était  devenu  né-
cessaire  d'aller  chercher  le  médecin.
  
  
—————————(訳)———————————————

 シャンタルさんは私の言葉通り、ハンカチで目をこ
すりながら、降りてゆきました.めいめいが目の埃を
見つけようとしましたが、さっぱり見つかりませんで
した.似たようなケースで医者を呼ばなくてはならな
いことがあったという話も出ました.
  

—————————《語句》——————————————
     
en effet:その言葉通り、なるほど、確かに、 
en se frottant:(ジェロンディフ) < se frotter (pr) 
frotter:(他) こする、
se frotter (pr) 自分の~をこする   
s'inquiéta:(直単過3単) < s'inquiéter (pr) 心配する、
    [de を] 心配する、
inquiéter (他) 心配させる、
chacun:それぞれの人が
voulut chercher le grain de poussière:ゴミ粒を見つけて
   やろうとしました.  
qu'on ne trouva point:しかしそれはまったく見つかり
   ませんでした.
et on raconta:さらに誰かが語ってきかせました.
des cas semblables:似たようなケースを      
semblable:(形) 似たような
des cas où il était devenu nécessaire:必要になったケース
nécessaire d'aller chercher le médecin:
    医者を呼びに行く必要.

 

 


4416番:さすらいの青春(391)

2024-07-01 09:32:44 | 日記


さすらいの青春(391)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


———————【391】————————————

  Elles  le  regardèrent,  interloquées.   Personne
d'autre   que  Franz  n'avait  vu  la  jeune  fille.
Lui-même,   en  revenant   de  Toulon,   l'avait  
rencontrée   un   soir,   désolée,   dans un  de  
ces   jardins   de  Bourges   qu'on  appelle  les
Marais.   Son   père,  un  tisserand,  l'avait  chas-
sée  de  chez  lui.    Elle  était  fort  jolie   et
Franz   avait   décidé   aussitôt   de   l'épouser.  
C'était  une  étrange  histoire;  mais  son  père,
M.  de  Galais,   et   sa  sœur  Yvonne  ne  lui
avaient-ils   pas   toujours   tout  accordé !... 
 
        
—————————(訳)—————————————

 婆さんたちはあっけに取られてモーヌを見た.フラ
イツしか誰もその若い娘を見ていなかったのでした.
フランツ自身は、ある夜ツーロンからの帰りがけに、
ブールジュにある「マレー」と呼ばれるいくつかの
公園のひとつで、そこで悲嘆にくれている彼女と出
会ったのだ.織工だった彼女の父は娘を家から追い
出してしまった.娘はとても美しかった.そこでフ
ランツはただちに彼女と結婚しようと決心したのだ.
謎めいた話だった;しかしフランツの父も姉のイヴ
ォンヌも、そういつもいつもフランツに同意するこ
とはなかったのだから.
  
    
 
.————————《語句》————————————
    
elles:ふたりのおばあさん  
le:モーヌ(物語の主人公)  
regardèrent:(直単過3複) < regarder (他) 見る、
   眺める、  
interloquées:(p.passé/f) 唖然として < interloquer   
interloquer:(他) 唖然とさせる、びっくりさせる、
  【受動態、複合時制でのみ用いる】 
  Sa volte-face m'a interloqué / 彼(女)の態度の急変に
  私はあっけに取られた.(volte-face=意見の急変)
personne:(ne とともに用いて) 誰も~ない.
lui-même:彼自身、ここでは「フランツ自身」  
en revenant:(ジェロンディフ) 帰りがけに、 < revenir 
revenir:(自) 帰って来る、戻ってくる    
Toulon:トゥーロン、一般にはツーロン.
   南仏の港町、軍港がある.     
rencontrée:(p.passé/f) < rencontrer (他)
   (人と偶然)出会う、     
désolée:(形f) 悲嘆にくれた     
tisserand(e):(n) 織工、紡績工、  
étrange:(形) 奇妙な、不思議な、
M. de Galais:ド=ガレー氏,フランツの父  
Yvonne:sa が父なのかフランツなのか曖昧なので
    はっきり言えないが、ストーリー展開を
    考えると、フランツの姉.念のため訳本
    を見てみた.
    ❶みすず書房:フランツの姉
    ❷パロル舎 :フランツの姉
        ❸旺文社  :姉(おそらくフランツの)
        ❹岩波文庫 :妹(おそらくフランツの)
        ➎角川文庫 :姉(おそらくフランツの)
          ➏講談社  :フランツの姉
   ということで、イヴォンヌはフランツの姉.
           なぜ「姉」なのかは、父とともにフランツに
   意見できる立場の人だったから.まあ「妹」
   でも口やかましい人はいますが、一般論として.

 

———————— ≪質問≫ ————————————

質問者:先生、質問です.
回答者:ぼくは先生じゃないけど、どうぞ.
質問者:でも、こうして学校ごっこしてるじゃない!
回答者:質問は何ですか?
質問者:personneはne とともに用いると言っているけ
    ど、Personne d'autre que Franz n'avait vu la jeune  
               fille.にはne がないよ.関係代名詞以下のneは
    「フランツが若い娘を見なかったところの他の
    誰もいなかった」なのだし...
回答者:ははは...ではpersonneの述語動詞はどれ?
質問者:あれ?ないわ...
回答者:このque は関係代名詞じゃないよ.autre que ~ 
               というフレーズで、「~以外」.これがde で
    personne を規制して「フランツ以外の誰も」
               n'avait vu la jeune fille.その花嫁を見ていなかっ
    た.ということだよ.
質問者:ほへ~.

 


4415番:FC2より過去日記 2013年4月27日(土)

2024-07-01 02:34:59 | 日記
2013年 4月27日 (土)


きょうのツアーの参加者は、10名です。
ということは、ドライバー1名入れると、
11人乗りの車 が必要。

ところで、日本の国では、
普通車というのは、
つまり、普通運転免許で、乗れるのは、
10人までとなっています。

と、いうことは、大きいサイズの車が必要。

でも、さすがに、
29人乗りのマイクロバスを
もっていったら、苦情が出そうだ。

苦労して、やっと、
京都のレンタカー屋さんで、
14人乗りの中型車を見つけた。

(免許制度上、大型に分類)
  
なので、
いくらスタートが9時30分からで、
のんびりであっても、
こちらは、そうはいかない。
   
朝、8時に京都駅にある、
トヨタレンタカーにやって来た。
ここで、。忘れ物に気づく。

 ( しまったー。)

 東大寺の駐車場の入場許可証を
持ってくるのを忘れていました。
   
   (・Θ・;) 

  ヾ(@°▽°@)ノ 午前8時10分。
14人乗りレンタカーを無事借り受け。
すぐに、鴨川西から、第二京阪へ。
ぶっ飛ばして、30分で門真ICに。
5分で、古川橋。さらに5分で、自宅。

 (あ、あった。これこれ。
  これがないと、きょうの、ツアーは台無し。)

紙様を大切にもって、車に。

    (いっそげ~~!)

只今、時刻は、午前9時。あと30分也。

近畿自動車道から、阪神高速東大阪線。
ぶっ飛ばし・・・は、ここまで。
法円坂、渋滞。

 (あかん。森ノ宮で降りよ。) 
 (なんで、土曜日やのに、混んでんねん。)
 (休めや。土曜日ぐらい・・・
あ、そういうオレも働いてるわ。)


ひとりごと、つぶやくこと、
10分、只今時刻は、午前9時25分。


  ヾ(@°▽°@)ノ


山田  : Sorry for being late.
        I am 5 minutes behind.
      すみません。5分遅刻。


みなさん: That's Ok.
      いいよ。


山田  : Anyway, let's get started.
      まあ、とにかく、出発しましょう。


   メンバーの中には、先日ご案内した、
   アグネスさんのお顔もありました。
   

アグ
ネスさん : How have you been ?
      あら、おなつかしい。


山田  : Long time no see.
      ほんまでんなあ。


     【奈良へ】
   
   ホテル日航大阪を出発。御堂筋に出て、
   千日前通りを東へ。
   次の、堺筋で、南へ。中央大通りで、
   右折し、さらに、東へ。
   森ノ宮から高速に上がります。
   

   阪神高速東大阪線から、第二阪奈。
   ここから、ややこしい分岐はなくなります。
   運転が気楽になるコース。

   だが、すぐに、
   生駒山脈に達します。
   普通の阪奈道路は、山越え。
   こちらは、トンネル。

   そのトンネルが長い。約7000m。
   およそ、10分ほどトンネルの中を走ります。

   国境の長いトンネルを抜けると、
   そこは、雪国のトンネルは、清水トンネル。

   昔、恵那山トンネルができるまでは、
   ここが日本一長いトンネルだった。
   その後、トンネルはいろいろ出来ました。
   関門トンネルに青函トンネル。

   だけんじょ、第二阪奈のトンネルは、長い。


マルシオ
さん  : How long is this tunnel ?
      何メートルありますねん?このトンネル。

     
山田  : (知らない。)Please calculate.
       We are now running at 70 km / hour.
       And it will take about 10 minutes.
       That means that this tunnel has
       a millage of 1/3 of 70 km.

       さあ、計算をお願いします。
       今、我々は、
       時速70キロで、走行しています。
       トンネルを抜けるのに、
     10分かかるのです。
      そしたら、トンネルは、
     70キロの3分の1ですよね。 
   
        (-^□^-)

    この第二阪奈トンネルは、
    長さは、全国で、第16位。
    Wikipediaでの調べでは、
    全長わずか、5500m。

    では、第一位は、どこか?
    長さ第一位は、関越トンネルで、全長11km。

    それを、あほゴタは、
    第二阪奈を全長20kmと言ってしまった。
    今度、フィリピンへ
    行って、お詫びと訂正を言って来なければ、
    ならなくなった状況である。

    ヾ(@^▽^@)ノ
   
    生駒山の長いトンネルを抜けると、奈良であった。
    いや、正確に言うと、
    トンネルを抜けても、
    しばらく走行しないと、奈良市とはいわない。

    では、まだ大阪府なのか?

    今、地図で確認しているところ。
    昭文社の「奈良県都市地図」によると、
    ここは、生駒市になっている。

    生駒市は何県か?
    生駒市は奈良県である。

    よって、トンネルを抜けると、
    そこは、確かに、奈良なのである。
    よかったな、ゴタ。正解だったぜ。

     ヾ(@^▽^@)ノ


    トンネルを抜けると、あとは簡単。
    目をつぶっていても、
    いや、目はしっかり開けて
    運転しなければならない。

    宝来での分岐にも気をつけよう。
    高架道路と、一般道は、
    お好きな方を走行して下され。

      ヾ(@^▽^@)ノ

    大仏前県営駐車場の予約は、午前10時30分。
    不思議なことに、どんぴしゃで、
    10時30分に入場。紙様のおかげだぜ。

    観光バスの隣に駐車。
    14人乗りだって、
    生意気にも、観光バス扱いなのだ。


     【奈良公園】

   バスを降りたら、鹿があちこちにいます。
   ぼけーと突っ立っていると、
   鹿が背後に迫っているぜ。
   気をつけたまえ。

   「ひゃー\(゜□゜)/」

  そういう人を見たぜ。
  池の鯉に餌を夢中で
  投げ入れていたお嬢さんの背後に、
  鹿が迫っていたのだ。

  鼻先で、お尻を突かれ、

    「キャーッ」

   (`・ω・´)

  山田のお客様は、150円支払って、
  鹿の煎餅を買います。

  買うとどうなるか?
  買うと、鹿がいっぱい寄ってくる。

  ゾロゾロと、鹿がやってくる。
  鹿は、あなたが大好き。

  いや、あなたのもっている、
  その煎餅が大好きなのだ。

   ヾ(@°▽°@)ノ

   【教訓】

  選挙に当選するためには、金をばらまけ。
  鹿はあなたではなく、
 あなたのエサが好きなのだ。

  有権者は、政治家が好きなのではなく、
 ばらまいてくれるお金が好きなのだ。 
 

 あなたの奥さんは、
 あなたが好きなのかどうかは、知らんが、
 間違いなく、あなたの給料は大好きだ。

 (=⌒▽⌒=)

 えーと、何の話だったか?
 教訓が長すぎて、話の筋を忘れてしまった。
 ああ、そうそう、鹿が寄ってきた話。


     【東大寺】

 741年(天平13年)に
 聖武天皇が構想した全国各地の国分寺を統括する
 総国分寺として創建。

 その2年後に大仏造立の詔勅が発せられます。
  743年ね。
   
  そして、大仏開眼が752年。
 造るぞ、ゆうてから、9年でっせ。

    
  
  東大寺は、2度、焼き討ちにあいます。
 1度目は、治承4年(1180年)、
 2度目は、1567年(永禄10年)。
 
 007と東大寺はは二度死ぬ、 
 
 2度、憂き目に合った東大寺にも、
 春はあった。鎌倉時代と江戸時代に
 それぞれ、隆昌発展したのであった。

 まず、南大門が、鎌倉時代の復興期の賜物。
 創建は、752年であったが、
 鎌倉期の再建。そのまま。現在に至る。

  なので、 「この門はいつ出来たか?」

  と問われれば、

  「鎌倉時代」

 である、

 と答えなくてはならない。

   
  
    【おみくじ】

   
アグ
ネスさん : What's this ?
      なーに?これ?


山田  : Fortune telling paper.
       おみくじ。


  今年もガイド試験が近づいてきました。
  「おみくじ」は、必ず、出題されます。
  つまり、実践でも、頻繁に聞かれるもの。

  おみくじは、答案用紙に書くなら、

  a divine lottery

もしくは、  a written oracle

としておいたほうが、無難である。


説明せよ、という形式の問題では、


a piece of paper on which
one's fortune is written,
sold at some shrines.

未来のことが書かれた紙切れで、
神社で売っています。  

ヾ(@^▽^@)ノ

たいていの神社では、

After drawing one stick from
a box of OMIKUJI,
one is given a piece of paper
matching the number on the stick.

おみくじを箱から引いたら、
先端に番号がついています。その同じ番号の
紙をもらいます。


それで、巫女さんから
おみくじをもらい受けます。

The paper will read great luck (dai-kichi),
luck (kichi), small luck (sho-kichi)
or ill fate (kyo),
with a short explanation added.

紙には、大吉、吉(中吉)、小吉、あるいは、
凶(のどれか)が、書かれています。
その解説も書かれています。 

Put it in your purse or pocket
if it's written as luck, great or small.
But if it's written ill fate,
tie it to strings set between two poles.
By doing so, God will
protect you from bad luck. 


吉なら、大吉でも小吉でも、
サイフの奥にでも、しまっておきます。  
でも、凶を引いたら、
ポールに張られた糸に結びつけます。
それが、紙様に、悪運から
守ってもらう方法です。

    ヾ(@^▽^@)ノ

アグネスさんは、大吉でした。
やっぱすごいわ。 この人。

アグネスさんのお嬢さんが、
あとからやって来て、
同じく、おみくじを引きます。

今度は末吉でした。


お嬢 : What's SUE-KICHI ?
     末吉?何のことっしょ?

  (ラーメンみたい)


山田 : Good luck to come.
     やがて来る幸運です。


お嬢 : What ?
     何だって?


山田 : Good luck in the future. Not now.
     You have to wait for luck.
     It's coming according to the paper.

     未来で待ってる幸運のことです。
     今は待たなくてはなりません。
     幸運がやって来るって、書かれていますよ。 


お嬢  : I have to tie it up on the string.
      あの糸に結びましょう。


山田  : Yours is luck. No need to.
      Put it in your purse.
      吉なのに、だめですよ。
      サイフにしまっておきなさいよ。


        【びんずる尊者】

  仏弟子だった、びんずるさんは、お酒を内緒で、
  ちびちびやっていましたが、
  仏様に見つかって、
  堂内に入れてもらえなくなりました。

  そういうわけで、どこのお寺でも、
  このびんずるさんは、お寺のそとにいます。
  ここ、東大寺でも、びんずるさんは、堂のそと。

  国籍はインド。本名、ビンドラ・バラダージャ。
  これは、バラモン姓なのだそうです。

  ヾ(@^▽^@)ノ)

     【レストランさと】

  本日も、あほのひとつ覚えのゴタ、
  和食のファミレス「さと」にご案内。
  まず、104で、法隆寺近くの

  「さと」

  の電話番号を聞き、電話。

    
  「 すみません。今から、
    11名、よろしくお願いします。」


  「 順番にお席をご案内していますので。
    今、たくさんのかたがお待ちで・・」


  「 じゃ、順番の最後尾に
   名前を入れておいてくださいな。」


  「 あ、ちょっとお待ちを・・・」


  しばらくして、


   「 何時ごろ、お見えでしょうか?」


  「 今、東大寺を出ますので、
   1時間後、ぐらいかな?」


  「 わかりました。
   では、畳の部屋をお取りしておきます。」


      ヾ(@°▽°@)ノ

   やったぜ。

        
   そこまでは、よかったのだが・・・


     【さと】


   「さと」だぜ。

   入るぜ。

   入ったぜ。

   畳の部屋に通されたぜ。

   しばらくしたら、電話がかかってきたぜ。
     
 
   「 あのう、こちら、
    和食のさとでございますが、
    山田様、まだご到着では
    ありませんか?」

      
    「 何?何ですって?今、さとにきて、
      注文し終わったじゃないですか?」


    「 え?あの、私どもは、
     法隆寺のさとですが・・・」


      
   「 はい、法隆寺の近くの
    さとにきていますよ。」


    「 それ、別のさとになりますが。
      あ、でも、もうそういうことでしたら、
      こちらは、キャンセル
     ということで、よろしいでしょうか?」


    「 さとが、法隆寺にふたつあるの?」

      
    「 法隆寺の真正面です。」 

    
    ヾ(@°▽°@)ノ

  
    ゲップ・・・  食後、法隆寺へ。


    約5分の走行で、
    法隆寺前にやってきた・・・ら、

      
     「あれ~? 不思議なな~!?」


    法隆寺の真ん前にも、もうひとつ、 


     【さと】 がありました。


    (こんな近くに、

    「さと」がたくさんあっても、いいのか?!)


       ヾ(@°▽°@)

    どうやら、104の番号案内で、
    教えてもらっていた番号は、
    こちら、法隆寺真ん前店であったようである。

    
      【教訓】 

    法隆寺には、ふたつの「さと」がある。


    しかしな、電話したとき、
    念のためと思って、聞いたんだよ。

  
    「 法隆寺店って、法隆寺の近くは、
     おたくの店、一軒だけですか?」

      
     「 はい、そうです。」

      
     「 そうですか。
       間違えたらいけないと思って、
       念のためお聞きしてみました。
                  ありがとうございます。」


    そう言って、電話を切って、間違えたんだ。


   【 間違えるほうも、悪いが、
             間違えさせるやつも、同罪だ。神妙にしろ。】

      
          ヾ(@°▽°@)ノ
      
  
   神妙な気持ちで、法隆寺へ。


     【だが・・・】

   車をどこに止めるか?

   いつするか?今でしょ?
   どこにするか?ここでしょ? ちゃうわい!

   県営駐車場は、めっちゃ遠いので、やめました。

   ・・・・・・出来る限る、法隆寺に近いPは、

  一番奥から2軒目。
     買い物をすれば、無料になる駐車場。
  ここでしょ!

  ここに止めることに。


   ヾ(@^▽^@)ノ


係員 : こっちに止めて下さい。


山田 : そんな狭いとこは無理ですよ。


係員 : じゃ、あのバスが出るまで、
     そこで、ちょっと待っていて下さい。


山田 : それもだめ。
     私は、お客様のチケットを
     買うお金を預かっているので
     一緒に、行かなくてはなりませんから。


係員 : 困ったな。



   その会話を聞いていた
   観光バスのドライバーさんのひとりが、


    「 わし、ちょっと、前に動かしてやるよ。
      そのうしろに着けなさいよ。」


    「 あ、ありがとうございます。」


  親切な人に、神のご加護を!

  ヾ(@°▽°@)ノ

  買い物をすればただになるのだが、
  一体いくら買えばいいのだ?

  聞いて見ると、いくらでもいいそうです。
  たとえ、300円の絵はがきでもOK
  とのこと。

  我がお客様、ご協力くださり、
  バスの中で食べるおやつを、たんまりご購入。

 
  山田、言いますは、  
  

   「 これで、いいずら。」

    
   お店、


   「 ありがとうございます。
     お帰りにも、是非、お立ち寄りを。」


     ヾ(@°▽°@)ノ


     法隆寺へ行きましょう、
     娘さん、アッハッハ鐘の鳴る~アッハッハ
     あ~の寺へランラララ・・・

     足取り軽く、やって来ました、法隆寺。


イグナシオ
の旦那   : What temple ? ( なんのお寺なの?)
        

山田    : A residence for a head priest
        of the Horyuji temple.
        法隆寺の住職の法宅です。
  

    よく見ると、違った。塔頭寺院のひとつのようである。


イグナシオ
の旦那   : Then what's that ?
         じゃ、あれは?


山田    : That's the one for
         the sub-head priest.              
        副住職のお宅。


    足取りは 軽やかなれど 冷やの汗 


      【法隆寺】

    ギリシャ建築の影響で、柱はエンタシスといって、
    中央がやや膨らんでいるのです。

    これをどう、説明すんねん!

山田 : Look at the columns !
     They make themselves swelled up in center.    
     Look at the handrail on the veranda.
      The design is a fret influenced by
      old Greek.

柱にご注目を!真ん中が膨らんでまっしゃろ。
二階の手すりですけど、
雷門ゆうデザインで、
ギリシャの影響を受けてます。


  映画

   山門を背景にお写真。
   みなさん、めいめいに、カメラを山田にお託し。
     
山田  : Take 1 , Okay.
      Take 2 . Okay. Take 3・・・・

  
    【教訓】 こういうグループを案内するときは、
         大きなポケットのある服を
         着ましょう。
         何のため? カメラを入れるためやん。


       【法隆寺】

 ガイドは一足先に、入場券を買いに行きます。
 たくさんいる人たちをするする
 抜いていくと、睨みつける人も、いますが、

    (何、別に割り込むつもりはありません。)

 窓口がたいてい、個人客用と、団体用がありまして、
 団体用窓口はカラッポ。
 するすすり抜けても、割り込みじゃあござんせん。
 
 領収書は、本来なら、

「山田通訳案内士事務所」、

と書いてもらうところ。
ただし、字数が多いので、お客を待たさないよう、

 「山田」、

と書いてもらう。

ヾ(@^▽^@)ノ
 

       【五重塔】

山田 : The five- story pagoda was originally
     a stupa in which Buddha's bones were kept.

     五重塔はもともとは、卒塔婆でして
     そこには、仏舎利が収められていました。      

お客様: Can we go inside ?
     中って、入れるの?


山田  : Yes,・・・・No, I 'm sorry.
     
      はい。  いいえ。


   はい、と言いながら、よく見ると、入れない。
   閂がかかっている。
   磨崖仏の彫り物が見えるのみ。

  ヾ(@°▽°@)ノ

   結局、興味を引いたのは、この五重塔だけ。
   本堂すら、入らない人もいます。

   出口近くの石段に腰掛けて、お疲れの為体。


お疲れの為体
のお客様   : Mr. Yamada,
           let's go back to Osaka now.
         山田はん、もう帰りましょうや。


山田     : Okay I'll have you in mind
          who wants to go back.
         I'll consult later with Mr.Ignacio.
         じゃ、覚えておきます。
                           あとで、イグナシオさんと
         相談しますね。
   

  法隆寺は、結局、30分ほでで、出ました。      
     夢殿には行っていません。
  まして、中宮寺には、
  行くはずもありません。

       (* ̄Oノ ̄*)


    【柿のソフトクリーム】

ニーナさん : What's that, Gota san ?    
       これは何です?


山田   : A soft ice cream with persimmon flavor.
       柿のソフトやわ。


ニーナさん: I’ll have one.
                      食べてみるわ。 


店員さん : 何ちゅーてはりますねん?


山田    : 柿ソフト、くれって。


店員さん : ありがとうございます。


     ヽ(゚◇゚ )ノ

   ニーナさん、柿ソフトがうまい、と言って誉めています。
   ブラボー。


      【大阪へ】          

  法隆寺から、大阪への最短コースは、西名阪です。
  法隆寺ICが、少し、南にあります。
  さっきの、「さと」のところへ、出れば、標識があります。

  西名阪~阪神高速大阪市内~法円坂で降りて、・・・・
  一応、バスの駐車場。
  14人乗りは、分類すれば、大型車なのだ。


     【天守閣へ】

   ところが、お疲れの3人は、

   「We'll be here. Please go ahead.
    私らは、行かないわ。行ってらっしゃい。」

   「Alright. There are juice
    vending machine, and toilet is over there.
    Please enjoy the toilet. Bye See you later.」

    (はい、じゃあ、
     そこにジュースの自販機がありますし、
     向こうに、トイレもあります。
     じゃ、適当に楽しんでいて下さい。
     行ってきます。)

 
    【天守閣には登らないわよ】


  マリアさん、天守閣には入らないと言います。
  
  何と、また600円×7=4200円 余ったぜえ。

  さすがに、アガサちゃまに、ご報告。


   曰く、

    「日本には、Western union があるか?」

    調べてみたら、あるらしい。
    何でも、それで、返金せよとのこと。

    ようわからんが、ファミリーマートの器械で。
    マニラに送金できるそうで・・・
    えらい時代になったなあ。

    さて、マリアさん、旦那と楽しくお買い物。
    何を買うのやら、何と、日本刀。


      ヾ(@°▽°@)ノ


山田  : They might confiscate it.
      税関でひっかかりまっせ。


店員さん: 一応、おもちゃである、という証明書を
      お渡ししておきますが、この証明書は、
      税関通過保証書ではありませんので、
      万一、没収されても、責任は負えません。

    ヾ(@°▽°@)ノ

    お客様のマリアさん、日本刀をお買い上げ!


      【ホテルへ】

     全員一致で、ホテルへ、帰りたい。
     契約時間は、まだ、2時間30分も残ってますけど、

     山田、丸儲け。いいわよ~~~んドキドキ 
帰りましょう~~~
  
    おしまい  
    山田 錦