語学学習ノート日記です.たまに仏教学習ノート日記です.

語学学習をしたあとのノートです.
ご一緒に学習しましょう.

4495番:ペルル嬢(147)

2024-07-13 14:09:22 | 日記


ペルル嬢(147)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant

 
————————【147】——————————————
   
   Il  était  tard  pour  recommençat  leur  
torture   et  assez   tôt   pour  qu'ils  s'en  
souvinssent  avec  attendrissement.
   
     
—————————(訳)———————————————

 今さらそれを知ったところで、彼らが恋こがれ思い
悩むには遅きに失するが、しみじみと思い出すという
ことなら遅くはない、じゅうぶん間に合っている.い
いタイミングだろう.
      
    
—————————《語句》——————————————

recommençât:(接半過/3単) < recommencer ()    
torture:(f) ❶耐え難い苦しみ、❷責苦、拷問    
tôt:(副) 早く    
se souvinssent de ~:[スーヴァンス](接半過/3複) 
     < se souvenir de ~ /  ~を思い出す、覚えている
attendrissement:(m) 感動、同情;
  pleurer d'ttendrissement / ほろりとして涙ぐむ

 

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4494番:さすらいの青春(403)

2024-07-13 07:13:49 | 日記

 
さすらいの青春(403)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


———————【403】————————————
 
Meaulnes  avança  curieusement  la  tête. C'était
une  sorte  de  petit  salon-parloir;  une femme
ou  une  jeune  fille,  un  grand  manteau  marron
jeté  sur  ses  épaules,   tournait  le  dos,   jouant
très   doucement   des   airs   de  rondes  ou  de  
chansonnettes. 
      
           
..————————(訳)—————————————

  モーヌは好奇心が湧いて覗いてみた. すると
そこはちょっとした客間兼お茶室といった風な広間
だった.奥さん、いやお嬢さんかもしれない若い女
性が栗色の大きなオーバーを肩にまとって、こちら
には背を向けて静かなタッチで円舞曲だか歌集の歌
だかを奏でていました.
        
  
————————《語句》————————————
      
avança:(直単過/3単) avancer (他) 前に出す、
   (手などを)伸ばす 
avancer la tête:顔を先に出す、覗いてみる
curieusement:(副) 好奇心でもって、 
すると:「すると」に相当するフランス語部分は
    ないのですが、「~してみた」「そこは~」
    というふたつの文の行間には、「すると」
    を読んだほうが文章が落ち着きます.
    たこ焼屋さんが爪楊枝を余分につけて
    くれるようなものです.つけてあげて!
    お母さんと3人の子供で食べるみたいよ!
salon-parloir:客間兼お茶室、としましたが、parloir
        は実はパーラーではなく、古語で「応接室」
    今は「面会室」という意味で使われるよう
    です.他の訳本では客間と応接の間を合わ
    せたような部屋となっていました.
doucement:(副) 静かに、そっと:
    もとがdoux だからといって「甘く」という
    意味はありません.そう訳した? 甘い!
chansonnette:(f) 引く辞書によって説明がまちまちな
    のですが、新スタンダード仏和辞典では
    1つ目に 「軽い優美なシャンソン」とある
    ので、そのあたりかなと思います.ところ
    で、「風刺小唄」というような訳もありまし
    たが、そうだとすると、「都都逸」みたいな
    ものでしょうか?  フランスに三味線があっ
    たならそうかも知れませんね.
air:(m) 曲、節、旋律、メロディー、歌曲、歌、
    アリア、

 

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4493番:ペルル嬢(146)

2024-07-13 07:09:58 | 日記


ペルル嬢(146)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant

 
————————【146】——————————————
   
    Je  me demandais: « Ai-je  eu  tort ? 
Ai-je  eu  raison ? »  Ils  avaient  cela  dans  
l'âme  comme  on  garde  du  plomb  dans  
une  plaie  fermée.   Maintenant  ne  seront-ils
pas  plus  heureux ?   

     
—————————(訳)———————————————

 私は何度も自問していました: 「私は間違ってい
たのだろうか?それとも正しかったのだろうか?」 
彼らはこのことを、まるで鉛を傷口に残したまま、
治したように、心の奥底にずっと仕舞っていたのだ.
この今は彼らはより幸福を感じてはいまいか?

      
    
—————————《語句》——————————————
me demandais:(直半過/1単) < se demander (pr) 
se demander:(pr) ❶自問する; ❷不思議に思う
   本文は❶の意味.     
tort:[トール](m) 間違い、誤り;
avoir tort:間違っている  
âme:[アーム](f) 魂、霊魂、  
plomb:[プロン](m) 鉛    
plaie:[プレ](f) 傷、傷口、
   panser une plaie / 傷口に包帯をする  
fermé, e:(形、p.passé) < fermer (他) 閉じる   
seront-ils:(直単未/3複) ~だろうか? < être
   この単純未来は、現在の推量を表す.  .
heureux, se:(形) 幸福な、幸せな   
      

 

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4492番:さすらいの青春(402)

2024-07-13 06:11:58 | 日記


さすらいの青春(402)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


———————【402】————————————
 
  Une  porte  de  cette  salle  à  manger  était
grande  ouverte.  On  entendait  dans  la  pièce
attenante  jouer  du  piano. 
       

.————————(訳)—————————————

 この食堂の扉のひとつは大きく開いていた.
隣の部屋からピアノを弾く音が聞こえていま
した .
        
  
————————《語句》————————————

entendait:(直半過/3単) < entendre (他) 聞こえる
  entendre のような感覚動詞が他動詞の不定詞を
  従えるときは、しばしばその不定詞の主語が脱落
  するか < par + 不定詞の主語 > で表されるこ
  とがある.本文の場合も不定詞の主語は on なの
  だろうが脱落している. par on とはならない.
attenant, e:[アトナン, ト](形) 隣接の、隣接する、
      cimetière attenant à l'église / 教会の隣の墓地.
jouer du piano:ピアノを弾く.
  jouer が(楽器を) 奏でる、という意味で使わ
  れるときは、jouer de + 楽器に定冠詞がつきます.

 

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