つくばの“ド素人”音楽同好会

クラシック音楽から,邦楽,洋楽とジャンルにとらわれず幅広く語り明かす,音楽の素人さんのための憩いの場です。

これぞ王道の「田園」だ!

2008年05月12日 21時37分57秒 | 交響楽団
東京オペラシティまで、東京フィルの「午後のコンサート」を観に行ってきました。

プログラムは以下。



指揮・ナビゲーター:大町 陽一郎
ソプラノ:西野 薫 *

J.シュトラウスⅡ/喜歌劇『くるまば草』より序曲

J.シュトラウスⅡ/
喜歌劇『こうもり』より“侯爵様、あなたのようなお方は” *

リヒャルトハイマン/映画『会議は踊る』より“唯一度の機会” *

ロベルト・シュトルツ/
喜歌劇『王様のお気に入り』より“あなたは私の心の王様” *

J.シュトラウスⅡ/ワルツ『千夜一夜物語』より間奏曲

レハール/喜歌劇『メリー・ウィドウ』より“ヴィリアの歌” *

ベートーヴェン/交響曲第6番 ヘ長調「田園」 op.68


J.シュトラウスⅡ/ワルツ『千夜一夜物語』より間奏曲は、シュトラウスっぽくないのですが、とても雄大で演奏も客席に迫ってくるような見事なものでした。


何より私が楽しみにしていたのは田園。
べートーベンを生オケで聴くのが私の最高の楽しみです。
この6番は、2年前に大植英次先生の指揮で聴いて以来。あの時は第3楽章の美しさに驚愕し、「このまま時が止まればいいのに」と思ったものでした。

さて、今回の田園はとても王道のそれでした。
ゆったりとしたテンポ。
ベートーベンが歩いた、ザルツの道々の木々が鮮やかに私の脳裏に蘇りました。
大植先生の指揮とは対照的に静かなマエストロの棒ふりでした。

そして、この演奏の東京フィルの素晴らしいこと!
本当に東フィルの弦楽器はスバラしいと思います。美しい!!
マエストロとの息が合った演奏に聴こえました。

あぁ。ダニエル・ハーディングと東フィルの「チャイ5」とはなんという違いでしょう!

ということで、私の車の中では田園ばかり聴いています。


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