つくばの“ド素人”音楽同好会

クラシック音楽から,邦楽,洋楽とジャンルにとらわれず幅広く語り明かす,音楽の素人さんのための憩いの場です。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに行ってきました!【ドッキリ遭遇編】

2005年05月03日 20時01分32秒 | 素晴らしき演奏会
GW前半の4月29日から5月1日まで東京国際フォーラムで開かれた,<color="blue" style="line-height:160%;">ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの初日に行ってきました!

なんだか舌を噛みそうな長い名前ですね。
このラ・フォル・ジュルネに世界各国から1,000人以上の音楽家が集い,ベートーヴェンの楽曲だけを160公演も行うのです。
元々はフランスのナントが発祥の地。今回はもちろん日本初の試み。

当日は,ご存じ(?!)我がブログのスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーとの参加となり,うきうきで会場入り。

あまりにウキウキしすぎて約束の時間の2時間前には現地に着いてしまい手持ちぶさたに(^^;
つくばから行くので,余裕を持って向かったら道路が空いていてビックリ。
GWは都内は空いていますね~。

お昼頃でしたが,会場付近はすでに大賑わい。
「ベートーヴェン市場」と銘打った大きな売店で時間を潰す。
ベートーヴェンの肖像画が5~6万の相場で売っていたがとても買えないので,ノイマン指揮の「運命」のCDだけ買ってきた。
とにかく大混雑!

会場のホールとホールの間が吹き抜けになっていて,屋台が並んだ広場はテーブルと椅子があり,休憩できる。私も早速,ハイネケン400円也のビールを片手にコンサートまでの時間を楽しむ。
天気は晴天,少し暑いくらい。頭上に目を向ければ木漏れ日がまぶしい。ビールもうまい。最高だ!
暫くするとアドヴァイザーも合流し,久しぶりの再会にもう1杯,2杯とハイネケンがテーブルに並ぶ。あー,幸せ!!



なーんて宴会していたら,コンサートのお時間が迫って参りました。
最初の公演はトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズの「プロメテウスの創造物」。
指揮者の下野竜也さんはブザンソンのコンクールで優勝しているということもあり,是非見たかった。
鹿児島大学を卒業してから桐朋で指揮を学ぶという,異色の経歴もなんか良い。
加えて,スペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーがいつも「しもーのさんは」「しもーのさんは」と親しみを込めて話しているのを聞いていたので,自然と親しみが持てた。なぜ彼があんなに親しげに下野さんを呼ぶのかは不明でしたけど(笑)

会場はホールC。なぜか長い長いエスカレーターに乗る。飲み過ぎてるのであまり乗り物には乗せないで!

で,会場入りしたとこで衝撃的な事実に気が付く!
パンフで演奏者のリストを見ていたアドヴァイザーが私にこう言うのだ。
「あれ,菅沼さんでるやん!」
「え!?」(慌てて確認。名前を見つけて)
「ひえ~。ホントだぁあ」(笑)

菅沼さんとはヴァイオリニストの菅沼ゆづきさんで,ちょうど先月トッパンホールでランチタイムコンサートを観たばかり。実はファンだったりする(^^)
でも,トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズに所属されているとは知りませんでした。
やや,嬉しいなあ。


演奏者がステージ上に出てくると,菅沼さんもいた!
もしや眼鏡をかけている?でも間違いなく菅沼さんだ。来て良かった(笑)


「プロメテウスの創造物」は序曲しか知らなかったけど,下野さんの指揮が観れてとても良かった。
これからどんどん立派な指揮者になられるわけだが,巨匠になってしまう前にお見かけできて満足でした。
それにしても,プロメテウスの最後の方はいつ終わるのか分からずに眠くなってきた(苦笑)。アドヴァイザーは既に寝ているし。ビール飲み過ぎですから!!

演奏終了後に拍手の中,下野さんが満面の笑みで楽譜を高々と掲げるシーンが。
その時,私は気が付きました。
とても楽しそうで,人なつっこい表情。あの雰囲気が,我々に自然と親しみをもたしてくれるのだなあ,と。
誰もが,親しみを込めて話す理由が分かりました!
下野さんのこれからの更なる活躍を期待します。

と,初日を完全レポートするつもりでしたが,盛り上がりすぎて長文になってしまいましたので,いったんこの辺で締めます。書き足りないなあ(爆)
そうそう。会場で筑紫哲也さんもいたらしい。実際いてもおかしくない人だが,私が大学時代に一度だけお会いしている。もちろん,筑紫さんは覚えてないでしょうけど。
色々な人とすれちがうラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。
音楽って本当にいいものですねえ!!