あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

雨水です

2020-02-19 21:50:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。今日は雨水。

今日から二四節気では雨水です。
空から降る雪が雨となり、大地を覆う氷がせせらぎとなる時期です。
雪解け水が大地を潤すことから、古来から農作業を始める目安とされてきたのです。

本日は、水曜研修会を行いました。



今日は、水曜研修会に鍼灸師養成学校のピカピカの1年生の学生さんが
3名お越しいただけました♫

何かをはじめるのに適したこの日に、
漢方はり治療をはじめていただくご縁をいただけたことに感謝です。

皆さまが、この先伸びやかに成長していただけるよう
参加しているスタッフも含めて、お互い学び合いたいと思います!

若い先生のたまごの方がた!心より応援いたしております📣
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身体を守るエネルギー

2020-02-18 20:43:00 | 健康・病気
こんにちは!
スタッフの石黒です。

ここ最近、新型コロナウイルス(COVID-19)がとても気になっています。
日本でも感染が増え、もう他人事ではないように思います。

私たちにできることは、
なるべく感染しないようにすることと、
体を健康に保つことだと思います。

それに関連して、今日のブログは体を守るエネルギーについてです。
少し東洋医学の用語が出てきますが、
お付き合い頂ければと思います。

東洋医学では体を守るエネルギーのことを、
『衛気(えき)』と呼んでいます。
この衛気には、
肌表を防御し外邪の侵入を防ぐ作用、
肌膚を温める作用、
汗腺の開け閉めを行い発汗を調節する作用、などがあります。
"衛"という字には、"まもる"という意味がありますよね。
まさに、体をまもる気!
いわゆる免疫力のようなものですね。

この衛気が充実する為にとても大切なのが、東洋医学でいう"脾"という臓です。
脾とは東洋医学において消化機能全体を意味し、脾胃とも言います。
西洋医学でいう脾臓とは異なります。

この脾には、飲食物を変化させて気血津液の元となる水穀の精微を生成します。
水穀の精微とは、飲食物の栄養のことです。
もちろん、衛気も水穀の精微というものから出来ています。

体を守ってくれる衛気を作るには、脾胃がしっかりと働いてくれることが重要です。

冷たいものの食べすぎや、暴飲暴食、
夜遅くの食事、過労、ストレスなどは脾胃を傷めてしまうのでなるだけ避けたいですね。
また思い悩むことも脾を傷めると言います。
これに関してはまた後日のブログで書きたいなぁと思っています。

しかし、脾胃を傷める要素を避けようと思っても、なかなかそうはいかないのが現代です。
では、脾を養うにはどうしたら良いのか。
これは鍼灸の得意分野です。
脾胃を養う為にも是非鍼灸を利用して頂けたらと思います。

石黒友紀乃


下記は今日の関連ブログです✍️

○先週のブログでおすすめした足三里のお灸もこれに深く関わっています。
よければご覧ください。




○衛気が生成されても、全身にめぐらなければ意味がありません。
衛気を全身にめぐらせるのに大切なのは呼吸です。
呼吸に関しては是非こちらのブログをご覧ください。




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コビット19(新型コロナウイルス)

2020-02-17 20:50:00 | 健康・病気
こんにちは😃今日は、初雪になるかも!?という予報でしたが、
暖かい一日になりました。

表題にもした、コビット19(新型コロナウイルス🦠)の流行が心配ですね。
加速度的に感染された方が増え、不安をお持ちの方も多いと思います。

このウイルスだけでなく、いわゆるインフルエンザなども含むウイルス感染症。
脅威ではありますが、接触した方総てが発症しているわけではありません。
報道でも繰り返し話されています。
「高齢者や持病のある方はくれぐれも対策を万全に」
何度か耳にされたと思います。

なぜ、このような呼びかけがなされているかと言うと
「免疫力」によって、発症の有無が左右されるからなのです。

マスクの品薄が続いていますが、厚生労働省でも買い占めの自粛を呼びかけています。
本当に必要な方へ、マスクが行き渡るよう願って止みません。

漢方はり治療は、「病気から元気へ」を目指しています。

これは、生命力(免疫力)を強化することにより、病気になりにくい身体づくりを目指しているのです。
痛みを主訴として来院されている患者さまが、治療をはじめてから風邪をひかなくなりました。とか、
花粉症が治りました!などと仰ってくださるのは、まさに抵抗力が上がった結果なのですね。

コビット19だけでなく、インフルエンザも今流行しています。
それでも、かかってしまう方となんの影響もない人の違いはなんでしょうか?
免疫力や抵抗力といった本来持っている、チカラのたまものなのです。
そこを強化するのが当院で行っている漢方はり治療です。

コビット19は、主として飛沫感染と接触感染だと言われています。
手洗いうがいと共に、食養生や鍼灸などで抵抗力を上げて
病気にならない身体づくりはじめてみませんか?



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名古屋漢方鍼医会の定例会に参加してまいりました。

2020-02-16 20:45:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。今日は一日中よく降りましたね☔️

今日は、月に一度の名古屋漢方鍼医会の定例会に参加してまいりました。
当院のスタッフは、全員名古屋漢方鍼医会に所属しており、
スタッフ全員が同じ目標をもって治療にあたっています。

なんと、嬉しいことに😊
治療院の患者さまが、今年度より鍼灸師目指して鍼灸学校に進まれたのですが!
今日、こちらの研修会にもお越しいただけました。
治療を通じて、同じ目標を持つ仲間入りをしてくださって
本当に嬉しく思いました🥰🥰🥰
鍼灸師冥利に尽きるとはこれだと思います!
本当にありがとうございます😊

午前中は学科の勉強を


午後は実技研修を行なっています。

毎月こうして、同じ目標をもつ仲間と共に切磋琢磨できることが励みになります。
この経絡治療をはじめて早40年。
これからも学び続けていきたいと思います!


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うつ状態やうつ病と鍼灸治療

2020-02-15 21:01:00 | 健康・病気
こんにちは。日毎に春めいてまいりました。
このような季節は、ぎっくり腰などの急性腰痛の患者さまが増えてくることは
何度か申し上げています。

もう一つ、メンタルの不調を訴えられる患者さまが増えてくるのも、
この季節です。

5月病という言葉をお聞きになったことがあると思います。
最近では「4月病」という言葉も出てきていますね。
実は、5月病より4月病のほうが重症になりやすいとも!

4月病とは、新年度が始まり、環境が変化し、気候が暖かくなってくる4月にも5月病のような症状が起こることで、
何となくやる気が低下し、不安や緊張が続き、その精神的ストレスから体調不良となって表れるという症状のことを
いっています。

原因として「環境の変化」「人間関係の変化」「気候の変化による自律神経の乱れ」

があると言われているのですが、
今年のような暖冬ですと、このような症状に2月に入ってから悩まされている方が出てきているのです。
(厳密には1月の終わりから出てきています)

東洋医学的にも、春は陽気が上へ伸びていく季節ですから、
どうしても、のぼせやすかったり、足元が冷えているのにもかかわらず、
陽気が上に上にといってしまい、身体と心のバランスを崩しやすい時期と言えるのです。

鍼灸治療では、頭寒足熱の状態へ近づけるような、バランス調整をはかってまいりますが、
患者さまにも、どこでもできる健康法をお話しさせていただいています。

実は、気持ちが落ち着かない、塞ぎ込んでしまう、やる気が出ない、集中できない。。。
などの症状は気の上逆が原因となることが多いのです(もちろん、器質的な精神疾患を
お持ちの方に関しては、この限りではありません)。

本来、臍下丹田(お臍の下あたりになります)に元気のもとがありますから、
臍下丹田まで新鮮な空気を、取り入れていただきたいのですが、
このような症状に悩まされると、どうしても呼吸が浅く、胸式呼吸になってしまっている方が多いのです。
浅い呼吸では、体内の汚れてしまった空気を外に出すことができず、循環が悪くなります。
身体の抵抗力や免疫力も下がってしまうことになってしまうのです。

そこで、当院でお話しさせていただいている健康法は、腹式呼吸です。
たくさん吸うことを意識するのではなく、先ずはゆっくりと身体の中の空気を
全部出すつもりで(口すぼめ呼吸が初めはおすすめです)吐き出していただき、
吐ききったら、ゆっくりと鼻から吸ってください。
その時にお腹が動いて、お臍の下まで息を吸い込むイメージをしてください。

数回繰り返すだけで、肩の力が抜けリラックスできますよ。
私は、風邪のひきはじめには、意識して腹式呼吸をして自然治癒力を高めて、
これまでほとんど風邪を引くことなく治療を続けてまいりました。
趣味の尺八や民謡は、腹式呼吸が必要ですから、実は健康のためにはじめたのです♫

先日のNHKの東洋医学ホントの力の番組内でも、
イギリスではうつ病に鍼灸治療を選択する方が多いと放送されていましたね。

気の調整をはかる漢方はり治療は、メンタル疾患に適しています。

ほとんどの方が、一生のうちに一度はかかってしまうと言われている鬱症状。
風邪と同じく、ひきはじめ、かかりはじめの段階で鍼灸治療をお選びいただければと思います。






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