あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

春日井三山

2020-02-24 20:20:00 | 日記・エッセイ・コラム
ってご存知ですか?実は私も知らなかったのですが、
今日は絶好の登山日和になりそうだったので、昨夜急遽検索!
今年初登山になるので、ちょっと本気モード!

近隣で気軽に登れて、足慣らしになる山はないかなー!?
と思っていたら!ここが見つかりました!

治療院から車で40分ほどで登山口へ!



三山巡る予定はなくあくまで今日は、足慣らしということで弥勒山⛰
を目指しました😊


のんびり景色を楽しみながら、程なく頂上へ😊
せっかくなのでお隣の大谷山へも。


冬の間、どうしても運動不足になりがちでしたから、
やっとこうして外に出て運動することができました!

実は私にとって、山登りは天地(陰陽)の気をいただくためでもあるのです。
自然のエネルギーをいただくことで、治療家としての英気を養っているのです。

これから迎える春は、少しずつ運動を始めていただきたい季節です。
皆さまも、お天気の良い日は身体を動かすようにしてくださいね!



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今日は、はり師きゅう師の国家試験でした

2020-02-23 20:18:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。今日も寒い1日となりました。

今日は、はり師きゅう師の国家試験が行われました。
鍼灸学生のみなさま、本当におつかれさまでした。
この日のために3年間頑張って来られたことと思います。
みなさま全員が合格されますことを心よりお祈り申し上げます。

今年、新しく鍼灸師としてスタートを切られる先生方にメッセージです。
藤井聡太7段が、4段の時に、白鴎関に送られた言葉です。

達心志(しんしをたっす) 
「心に思っていることを果たす」「目的を達成する」の意味です。

鍼灸師として、これから目指すものはなんですか?
免許取得はゴールではなくスタートラインです。

私たちの仕事は、百人百様と言われる人を治すことです。
学校教育で学んだことは、ほんの氷山の一角で、この先は
ご縁をいただくすべての患者さまが先生となります。

この先、どんな鍼灸師を目指しておられますか?
是非、この先の確乎不抜の「志」を立てて、
歩んでいってくださいね!

国家試験の日に、毎年この志を思い返しています。



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今日はおでんの日

2020-02-22 20:47:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。

今日は令和2年2月22日!もともと2が並ぶ今日は「ふーふーふー」
と息を吹きかけておでんをいただくイメージから、おでんの日🍢なんだそうですね。

今年は暖冬でしたから、お召し上がりいただく機会が少なかったかもしれません。

このおでん🍢ですが、お雑煮と同じでかなり地域差がありますね!
今日の画像は、我が家のおでん関東風。
名古屋では、八丁味噌ベースの味噌おでん。
私が、若い頃住んでいた清水(静岡県)では、しぞーかおでん(真っ黒なお出汁なんですよ)

このおでんは、まさに冬の健康食です😊
その土地でとれる野菜や、お魚やお肉、調味料を使って、
じっくりとコトコトと炊いていますから、胃腸に優しく
身体の芯から温めてくれます。
特に、冬の大根は地中でシッカリと栄養を蓄えています。
冬の養生にぴったりなのですね。
我が家では、干し椎茸も沢山入れることにしています。
私は特に冬子椎茸が大好きです。
天日に干した野菜は、温める効果が高いからなのです。
美味しいお出汁も出ますし、オススメです。

この時期は、春に向かいつつ、まだまだ寒い日が来たりして、
冷えのぼせなどの不調を訴える方がよく見られる季節です。
この季節を元気に過ごすためには、足元をしっかりと温めることです。
そうすることで、のぼせやすさを緩やかにすることができるのです。

衣類や空調など、外からの環境整備も大切ですが
中からもしっかりと温めてくださいね。

今日はおでんの日。
各ご家庭のおでん。お楽しみくださいね!
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ツボの話〜国家試験〜

2020-02-21 21:01:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは!スタッフの松本です。
金曜は「ツボの話」です。今日は国家試験のことと絡めてお話します。

この週末、全国で鍼灸の国家試験が行われます。年に一度の試験、学生の皆さんは気合い充分で挑まれることと思います!
今日の画像は、去年私が受験した27回国家試験会場の写真です(あんまマッサージ指圧師の試験の写真です。
2日連続で、翌日はり師きゅう師の試験が行われます)

そう、鍼灸師は国家資格なのです!
それぞれはり師、きゅう師という別々の資格となっています。
試験はマークシート方式の筆記試験で、厚生労働省によって、以下のような試験科目で実施されます。

医療概論(医学史を除く。)、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学
東洋医学概論、経絡経穴概論、はり理論、きゅう理論、東洋医学臨床論

東洋医学だけでなく、現代西洋医学もしっかり学んでいます。
皆さんのお身体に触れて治療を行う訳ですから、いち医療従事者として、
あらゆる勉強をして免許を取得しなければならないのです。

さて、ここからツボの話です!
国家試験では、もちろんツボに関する問題が出題されます。
どんなことが問われるかといいますと、
ツボの並び順、詳細な場所、骨、筋肉、血管、神経との関係。
要穴と呼ばれる、ツボの中でも特別な役割や効果があるツボについての詳細。
WHOが定めた361穴はもちろんのこと、奇穴と呼ばれるツボの場所と主治。
古典的な治療法則から、現代の研究について、などなど。

さらに、臨床的な問題もあります。
実際に過去の問題を見てみましょう!

問:次の文で示す患者の病証に対し、難経六十九難に基づき補法を行う治療穴はどれか。
「40歳の女性。1年前から歩きすぎると膝が痛み、眩暈と手足のひきつりが時々起こる。脈状は弦脈。」(鍼灸第8回)

「55歳の男性。慢性の腰下肢痛がある。倦怠感と耳鳴りを伴う。脈は細弱。」(鍼灸第9回)

「55歳の女性。仕事の悩みから食欲不振が始まり、疲れやすく手足に力が入らない。脈は細。」(鍼灸第22回)

と、このように具体的な患者様を想定した問題が出され、選択肢のなかから適切なツボを選ぶのです。

東洋医学は、主症状だけでなく、その患者さまの性別、年齢、生活背景、脈、お身体全体の状態を把握し、
すべてを総合して適切な治療を考えます。
ですから腰痛や膝痛だけでなく、倦怠感や耳鳴り、仕事の悩みがある…
といったあらゆる情報が問題文に書かれているのです。

なぜ全体を把握する必要があるのか?
それは、患者さまの身体はひとつだからです。
車やロボットのように、部品を集めて作られている訳ではありません。
五臓六腑、精神、すべてのバランスが調和されることが、東洋医学の目指す「健康」なのです。
これを「心身一如」と呼んでいます。

ですから皆さまも当院にご来院の際は、一番困っている症状以外にも気になることを何でもお話ください。
小さな事でもかまいません。
そのお話によって、患者さまひとりひとりに合った治療方法と適切なツボが見つけられるのです。


最後に…
国家試験に挑む学生の皆さん、頑張って!
試験に合格してはじめて、鍼灸師としての長い道のりの第一歩が踏み出せますよ!

金曜日担当、松本でした。
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平家の感染症対策とは?

2020-02-20 22:01:00 | 健康・病気
こんにちは😃今日は穏やかな1日となりましたね。
三寒四温の時期らしく、今日は暖かいけれど!明日は?
と考えてしまいますね!

みなさま、NHKBSで放送されている
偉人たちの健康診断ご存知ですか?

健康の秘訣は歴史にあり!というのがコンセプトで、
現代のような薬がない時代に、どうやって健康を守ってきたのか?
という視点で、番組が構成されており、養生法を知る手がかりになることが多く、
毎週楽しみに拝見しています!

先週、放送されたものに「平清盛」の新型感染症(現代のインフルエンザです)
に対する養生法が紹介されていました!
平安時代に、驚異の感染症から身を守ることができた「養生法」気になりますよね!

その答えはズバリ「良質な睡眠の確保」だったとのことです!
疫病対策に良質な睡眠の確保を行ったとか!
その当時は、感染症に対して抗生物質などがあったわけもなく、
まだ細菌やウイルス🦠ということが分かりませんでしたから、
自身の免疫力を上げるしか方法がなかったのですね。
まさに、鍼灸をはじめとする東洋医学の得意分野です。

他にも清潔な水の確保ができていたこと。
湿度が適度に保たれていたことなど、現代的にもインフルエンザウイルスをはじめとする
ウイルス対策がなされていたとのことでした!

われわれも、陰主陽従を基本としています。
何度もお話しさせていただいていますが、お昼間に健康的に活動するためには
「夜、しっかりと眠る」ことを重要視しています。

漢方はり治療の目標は、食事が美味しくいただけ、夜にしっかりと眠れることなのです。
どのような病症でお越しいただいても、食事が美味しくいただけ、夜しっかり眠れるように
という基本目標の達成がございます。
ですから、治療を続けていると「夜よく眠れるようになりました」
とおっしゃる方が多いのです。

コビット19の感染拡大で、皆さんご不安がおありだと思います。
平安時代に、感染症対策が抜群だった平清盛のインフルエンザ3大対策を御紹介して
今日のブログのまとめとします!

1 湿度を保つ
2 よく食べて 良く眠り 良く笑う
3 家族が感染したら別の部屋で生活

です。平安時代の養生法いかがですか?
現代にも通じる知恵に溢れています。

東洋医学は古人の知恵がつまっています。
今いちど見直すべきではないでしょうか?



コメント (4)
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