よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

桜の微笑み-奈良県大和郡山市:郡山城址

2023年03月30日 | 奈良(奈良市内)
Koriyama Castle Ruin, Yamato Koriyama City, Nara Pref.

さてさて、ワタクシと家人は見ごろを迎えた郡山城址の桜を満喫していました


三日見ぬ間の桜かな…言い得て妙というか、昔の人は美味い言葉を使うものですねぇ。その一瞬の美しさを今年も目に焼きつけたいものです。
この時もこんなに美しい晴天の下、見ごろを迎えた桜の花を楽しめることを幸せに感ずるのでした


桜前線が南から北上してくる知らせを見ると、ワクワクした気持ちが高まります。
紅葉前線が北から南下してくる知らせを見ても、ワクワクした気持ちになりますが、桜前線は心から期待を感じる高揚感であり、
紅葉前線はいくばくかの寂寥感を含んだ高揚感のような気がします


ワタクシも家人も「ええ天気やなぁ」「今日はラッキーやなぁ」と感嘆の言葉が途切れないほどの晴天でありました。
大阪を出る時は空は霞んでいたのですが、春の日差しが射してくると桜の花も微笑んでいるように見えます


今年もまた素晴らしい桜に出会えたことに感謝感謝の気持ちです。
「一期一会」という言葉は人との出会いの時だけに使われる言葉だとは思えないんですよね


素晴らしき光景との出会いもまた「一期一会」…。
そう思いながらワタクシはこれからも素敵な光景との出会いを求めて旅に出たり、町を歩いたり…
そういうことを繰り返しているのでしょうね


よく思うことなのですが、日本語ほど色彩を表現する単語が多い言語って、多分他には無いように思いますが、
桜の花の淡いピンク色を指す「さくら色」という言葉も、素敵な表現だなぁと感じます


桜が咲き春を迎えると、誰でもがワクワクした気持ち、何とも言えない高揚した気分になると思うんです。
特に冬の寒さが厳しい北海道や東北の人にとっては、厳しい寒さや雪に閉ざされる閉塞感からの開放感があるのでしょうね。
その感覚は、温暖な大阪に暮らすワタクシにはわからない喜びだと思います


お堀の向こうに体育館が見えますが、これは奈良県立郡山高校の体育館です。
郡山高校は文武両道の高校で、野球部は甲子園に度々出場していましたが、最近は私立の天理高校、智弁学園の二強の寡占状態です。
公立高校好きのワタクシは、名門郡山高校の復活を願っているんですがねぇ

使用したカメラ:2、3、5枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


春…新しい年度の始まりを祝うかのように、桜の花が咲いてくれます。
この季節のワクワク感は還暦を過ぎた私ですが、若い時と変わらないような気がします。
そして、私が一年で一番好きな新緑の季節へと移ろっていくこの季節。生きていて良かったなぁって思うんですよ。



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大和路の桜-奈良県大和郡山市:郡山城址

2023年03月29日 | 奈良(奈良市以外)
Koriyama Castle Ruin, Yamato Koriyama City, Nara Pref.

さてさて、今日と明日も前日に続いて、ワタクシがブログを中断していた時の桜を紹介したいと思います。
2021年3月27日、ワタクシは家人と一緒に、奈良県大和郡山市にある郡山城址に向かいました


郡山城址に着くと、まず目を惹くのがこの見事な枝垂れ桜なんです。
東隅櫓の傍にあるこの枝垂れ桜は、大和郡山に春を告げる桜なんですよ


この城の始まりは天正8年(1580年)、筒井順慶が織田信長より大和一国20万石を与えられ、
筒井城から郡山城に移って、砦規模の城を本格的な戦国城郭へと修築を開始したことなんですよね。
ワタクシ、筒井順慶というと「日和見順慶」のイメージが強く、どうしても好きになれないんですよねぇ。
ただ、筒井順慶はさておきまして、ワタクシはこの城の桜が好きで、何度も撮影に訪れているんです。
ではでは、じっくりと桜を愛でるとしましょうか


現在の郡山城跡にある建物の大半は1960年代以降に復元されたものなのですが、十分に周囲の風景に溶け込んでいるんですよ


この年もこの光景に出会うことが出来ました。
初めて桜の季節に郡山城跡に来てこの光景を見て以来、ワタクシは魅せられるようにこの場所に来るようになりました


桜という花にはふさわしい場所というのがあると思うのです。それは学校の正門もそうかもしれません。山間の古刹もそうかもしれません。
しかししかし、ワタクシにとっては「桜にふさわしい場所」と言われると、真っ先に頭に思い浮かぶのが「お城」なんですよねぇ


大阪城、彦根城、二条城、姫路城、和歌山城…ワタクシにはこういう場所で見た桜が、どうにも印象的なんですよねぇ。
そしてそして、今はもちろん「郡山城」もその中に入っているのは言うまでもありません


パッと咲いてパッと散る…それが桜が日本人に好まれる理由だと言っていた人がいました。
「太く短く」なんていう言葉にも相通じる部分なのかもしれないですね


ワタクシ、高校の時の現代国語の授業で、先生から「君はどんな生き方をしたいと思うかね」と訊かれて
「僕は太く長く生きていきたいです」と答えました。「君らしい答えだなあ」と先生が笑っていたのを覚えています

使用したカメラ:3、4枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


年々、桜の開花時期が早くなってきた気がします。いや、気がするのではなく実際にそうですよね。
かつては小学校などの入学式は、正門のそばにある満開の桜の下を児童達が嬉しそうに通っていました。
そんな光景も過去のものになっていくのでしょうか。



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聖徳太子ゆかりの寺-奈良県明日香村:橘寺

2023年03月28日 | 奈良(奈良市以外)
Tachibanatera Temple, Asuka Village, Nara Pref.

さてさて、石舞台を後にしたワタクシ達は、続いて同じく明日香村にある橘寺へと向かいました。
この地には「橘の宮」という欽明天皇の別宮があり、572年に聖徳太子が生誕した場所とされています


橘寺は「聖徳太子建立七ヶ大寺」の一つに数えられ、東西870m・南北650mの寺地に、金堂・講堂・五重塔など66の堂宇が立ち並び、
四天王寺式の伽藍を構える大寺院だったそうなのですが、今では明日香村の高台に静かに佇むお寺なんですよ


この日(2020年4月5日)、天気予報は晴れだったのですが、明日香村についても期待していた青空は姿を見せてくれませんでした。
しかし、橘寺に着いた頃から徐々に雲は失せて行き、青空が姿を見せてくれるようになりました。
ワタクシも家人も「やっぱり青空はええなぁ」「晴れてきてよかったねぇ」と声をあげたのでした


ここ橘寺の桜は満開。まさに見頃を迎えていました。お寺と桜というのも、なかなか素敵な組み合わせなのですが、桜が似合う場所というか、
桜が欠かせない場所ってあるような気がするんですよねぇ


ワタクシには、1ー城、2ー学校の正門付近、3ー川の土手というイメージがあるのですが、皆さんはどうでしょうか


気がつけばワタクシも還暦を過ぎました。若い時はそんなこと考えもしなかったのですが、
最近は「あと何度、こんな美しい桜を見ることが出来るのかなぁ」なんてことを考えるんですよ


幸いなことに身体は丈夫で、これという持病があるわけでもありません。
一年でも長く、いろんな土地を自分の足で歩き、美しい光景をカメラに収めたいですね


ワタクシ達日本人の桜に対する思いは尋常ではありません。
それは古(いにしえ)から愛される「桜」が日本人の心情に深く結びついているということなのでしょう


ワタクシはつい最近知ったのですが、「さくらの日」というのがあることをご存知でしょうか。
「さくらの日」は日本さくらの会が平成4年に制定し、さくらと「3(さ)×9(く)=27」の語呂合わせで、
3月27日がさくらの日となったそうです。語呂合わせはわからないではないのですが、
3月27日はちょっと時期的に早すぎないかと突っ込みたくなるワタクシです

使用したカメラ:1、2、3、8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


3年前の桜を昨日、今日と見ていただきました。ブログを中断していた時期に撮った写真を、またブログに載せることが出来て嬉しいです。
そして、今年の桜もいよいよ見頃を迎えましたね。もちろん、私も撮影に出向いてきました。
今年もまた元気な姿で、桜を愛でに行くことが出来ることを嬉しく思うのです。



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桜を求めて飛鳥の地へ-奈良県明日香村:石舞台古墳

2023年03月27日 | 奈良(奈良市以外)
Ishibutai Ancient Tomb, Asuka Village, Nara Pref.

さてさて、桜の季節がやって来ましたが、今日と明日はワタクシがブログを中断していた3年前の桜を紹介しますね。
2020年4月5日の日曜日、ワタクシは家人と桜を見に奈良県明日香村に向かいました。
コロナウィルスで自粛しようかどうか悩んだのですが、人があまり来ない早朝に行こう、
人が来る頃には帰って来ようという条件で行くことにしました
(普段からワタクシの行動はそうなのですが)


まず、ワタクシたちは石舞台古墳に行きました。ワタクシ、石舞台古墳の横を車で通過することは何度も何度もあるのですが、
古墳の敷地内に入るのは小学校の遠足以来だと思うんですよ


石舞台古墳は6世紀の築造です。巨石30個を積み上げて造られた石室古墳なのですが、その規模は日本最大級を誇っています。
盛土が失われて、露出した天井石の上面が平らなことにちなんで、石舞台と呼ばれるんですよ


この巨大古墳が誰の墓なのかは不明なのですが、付近に蘇我馬子の庭園があったことから、馬子の墓ではないかとの説が有力なんです。
ただ、誰の墓かわからないからこそ、ロマンが掻き立てられるような気がします


ワタクシが石舞台古墳に初めて来たのは、小学校5年か6年の時の遠足でした。
当時は石舞台古墳の周りは柵もなく、中に入るのは無料だったと思います。昼食をここで食べることになっていたのですが、
ワタクシはクラスの友達5人くらいと石舞台古墳の上によじ登り、古墳の上に座って弁当を食べたのを覚えています


実家にあるアルバムには、古墳の上でアホみたいなポーズをしているアホガキ達の写真があるので、
ワタクシの記憶は間違い無いと思うのです。ちなみに、現在は上に登ることは禁止されています。
40年、50年前のことはよく覚えているのに、2・3日前のことが思い出せないワタクシなのです


一旦石舞台古墳の外に出て、道路を挟んだ向かいにある小高い丘の上に登ってみました。
ここからだと道路を挟み、石舞台古墳を俯瞰することが出来ました。
望遠レンズを使って石舞台古墳を撮影してみると、満開の桜に囲まれた春色の古墳を眺めることが出来ました


石舞台古墳の向かいにある小高い丘には、菜の花の群落もありました。桜に菜の花…まさに春を満喫できる光景でした。
でも、主役はやっぱり桜ですよねぇ


我が国には四季を通して様々な花が咲きますが、桜ほど多くの人に愛されている花は無いように思います。
どうして桜はこれほど多くの人に愛されるのでしょう。
ワタクシはまず思うのが、長い冬を越えたあと、春の訪れを知らせてくれるかのような、
絶妙のタイミングで咲くのが桜の良さのように思います。
長い冬を耐えて、希望に満ちた春を象徴するのが桜のように思います。
そして、何よりも思うのは桜の刹那的な美しさです。桜は咲いている時期が非常に短いです。
つぼみがちらほらと出ているなぁと思っているとあっと言う間に咲き出し、満開になったかと思えば、もう散っている。
この花の「はかなさ」が日本の美学に合うのだろうと思いますのが、皆さんはどう思われるでしょうか

使用したカメラ:3、6、8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


これらの写真を撮影した時は、コロナウイルスがどれだけの感染力を持ち、どれほどの致死率になるのか何もわからない状態でした。
この3月13日からマスクを外すことが出来るようになり、何の気兼ねもなく外食も楽しめることが出来ています。
コロナウイルスのおかげで「普通の日常」というのが、いかにありがたいかを教えられた気がします。



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黒豆、栗、猪-兵庫県丹波篠山市

2023年03月26日 | 兵庫
Tanba Sasayama City, Hyogo Pref.

さてさて、河原町の散策を終えたワタクシですが、せっかく丹波篠山市に来たのだから
ちょっと篠山の中心部の方も歩いてみようと思いました。
町の地理はほぼ頭に入っていますので、地図を見る必要もありません


丹波篠山市は平成の大合併で篠山町・今田町・丹南町・西紀町の4町が合併して「篠山市」となりました。
その後、令和元年に市名を「丹波篠山市」と改称して現在に至っています


この建物は丹波篠山歴史美術館なのですが、元々は篠山裁判所の建物で昭和56年まで裁判所として利用されていたんですよ


市の中心部に春日神社という立派な神社があります。赤い鳥居が青空に映えますね


ワタクシ、12年前の秋に丹波篠山を訪れた時に、その日はこの春日神社の秋祭りの日だったんです。
それはそれは見事な祭礼でした。よかったらクリックして見てくださいね
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/0139e969d6296b2f91eeed5917d7bca0


朝の寒さがウソのように、春らしい陽気になってきました。ワタクシは「ちょっと冷たいものでも飲みたいなぁ」と思っていましたが、
歩いていると「くりの里」という丹波栗の専門店があり、カフェもやっておられたのでこのお店に入ることにしました


2階が居心地の良いカフェになっていました。丹波篠山市一帯は丹波栗、丹波黒豆の産地として有名なんです。
ですので栗や黒豆を使った和菓子、洋菓子などが人気なんですよ


ワタクシは「丹波栗のソフトクリーム」をいただきました。そして、家人には「丹波栗のスティックケーキ」というのを
お土産に買って帰ったのでした。ソフトクリームはもちろん美味しかったです


丹波篠山といえばもう一つ有名なのが猪肉を使った「ボタン鍋」です。それにしてもインパクトのあるディスプレイですね。
かくして楽しいソロキャンプは終了。ワタクシは帰路についたのでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


ちょっと前に「ゆるキャン△」という高校生がキャンプをするアニメ(実写版も)が人気でした。
主人公の女の子が友人から「どうして寒い季節にばかりキャンプに行くの?キャンプって夏のものだと思うんだけど」と訊かれて、
「虫がいない。汗かかない。人が少ない。空気がキレイ。汁物が美味い」と答えるんですが、これって言い得て妙ですねぇ。
私はそこに「焚き火が暖かい」というのを付け加えたいです。



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