いずれ菖蒲か杜若-兵庫県三田市：永澤寺

Youtakuji Temple, Sanda City, Hyogo Pref.
　
さてさて、見頃の菖蒲を楽しみに兵庫県三田市の永澤寺にやって来たワタクシ達ですが、
広大な花菖蒲園には、数えきれない花菖蒲が咲いていました。


ところで、「いずれ菖蒲か杜若」という言葉があるように、「ショウブ」「アヤメ」「カキツバタ」というのは
見た目が実に似ていて、どうやって区別をしたらいいのか分からないんですよね。
そもそも、「ショウブ」は漢字で「菖蒲」、「アヤメ」は漢字で「菖蒲」ですから
「同じ花とちゃうんかい！！」と怒鳴りたくなってしまうワタクシです。


ちょっと調べてみると、「ショウブ」は池や沼の近くの湿地、80～100cm程度、花びら（花弁）の付け根に黄色い模様、
葉の表に1本、裏に2本の葉脈がある…フムフム、なるほどね。


「アヤメ」は草原などの乾いた土地、30～60cm程度、花びら（花弁）の付け根に黄色と紫の網目状の模様、
葉脈は目立たず細い…ホウホウ、そういうことですか。


「カキツバタ」は池や沼の近くの湿地 、50～80cm程度、花びら（花弁）の付け根に白い線のような模様、
葉脈は目立たずやや幅広…ウンウン、そういうことかいな。


ということは、まずは乾いた土地に咲いていれば「アヤメ」、これはわかりやすいですな。
次に湿地帯に咲いている場合は、花びらの付け根が黄色いと「ショウブ」で白いと「カキツバタ」。
そう覚えておけば間違いなさそうですね。


そう書きましたが、実際に現地に行ってみると「あれぇ、カキツバタとショウブの違いって何やった？」と
絶対に覚えていないんですよねぇ。まずは「アヤメは乾いた土地に育つ」、これだけは覚えておこう。


なるほど、花びらの付け根が黄色いです。ショウブに間違いないですね。


カメラについているアドバンストフィルターという機能の「ソフトフィルター」を使ってみました。柔らかい感じが出ましたね。

使用したカメラ：３枚目はFUJIFILM X-T1 、他はFUJIFILM X-Pro2


花や鳥の名前をスラスラと言える人がいます。いつもすごいなぁと思います。
ただ、山に興味がない人からすれば山の形を見るだけで「あれは○○岳や」とか
鉄道に興味のない人は、鉄道車両を見て「あれは○○系の特急列車やで」とか言う人もすごい人に見えるのでしょうね。


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