よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

明治時代の小学校へ-三重県伊賀市:旧小田小学校

2011年03月15日 | 三重
さてさて、伊賀上野城を訪ねたワタクシは、次に旧小田小学校の校舎に向かいました。
旧小田小学校は明治14年に建てられた、三重県に現存する小学校としては最古の建物なのです

ワタクシ、昔の学校や校舎を訪ねるのがけっこう好きでありまして
今回もこの校舎を訪ねるのが楽しみでありました


どーですか皆さん、こういう洋風建築を見ますと「文明開化」「学制発布」なんて言葉が浮かんできますな
屋上の太鼓楼がなんとも印象的な建物ですねぇ
ではでは中に入ってみましょう


ああ懐かしい…
この校舎は昭和40年まで使われていたそうですから、その時の教室と机なのでしょうねぇ


ちょっとイスに座ってみました。こんな机で勉強しましたねぇ


このオルガンなのですが、今でもちゃんと音が出るんですよ


2階にあるステンドグラスですが、当時は「ギヤマン」と呼ばれ
色ガラスは神戸まで出向いて調達したそうです
教育にかける情熱というか、想いが伝わってきます


ヤマハ製のピアノですが、燭台がついているんですねぇ。
これもきっと高価なものだったはずですよ

校舎内には昔の教科書や資料が展示してありましたが、昔の教科書が難しいのにビックリでした
そして、明治時代の子供達が書く作文の文字が綺麗なことと、文章がしっかりしていることに驚くばかりです

あまり訪ねる人もないような場所ですが、忍者屋敷なんかよりはるかに訪ねる価値ありだと思うんですがねぇ

今回の大地震が起こった後、被災地で略奪や強奪が何一つ起こらなかったという事実。
いや、あんな状況の中でさえ、互いに思いやり、助け合おうとした人々。
この時、「教育」の力がいかに大きいかと思い知りました。
学校で、家庭で、地域で私達は学んできたのです。
人を思いやる心を、助け合う気持ちを、弱い人に手をさしのべる温かさを…

国の価値は経済成長率が何%だとか、GDPが世界何位だとか…
そんなもので決まるんじゃない。
国が困難に直面したとき、みんなで支え合いながら困難を乗り越えていけるかどうかで決まるのだ。
大したもんだ日本! やるじゃないか日本!
絶対に我らが国はこの苦境を乗り越える!  

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
頑張れ!! (カノン)
2011-03-15 11:12:26
今朝から計画停電が始まりました。
3時間弱の間、静かな時間が流れました。
自分の動く音だけが聞こえてくる生活。
その間、本を読んで過ごしました。
松本にある「開智学校」の話。その講堂には
「愛、正、剛」の横額が掲げられ教育目標が愛、正、剛であったとういう内容です。
その後、大きく変わってしまいましたが、
その血を受け継いできた日本人です。
必ず立ちあがれます。そう信じましょう。
今、私に出来る事は不要な外出をやめ、災害用
食品でしのぎ小エネで過ごすことしかできません。ローソクを室内の中央に置き夕方からの停電に備えています。
そう言えば子供頃、停電はよくありましたね。
便利になりすぎた生活をもう一度点検する
いい機会と思います。
多くの被災者の方々、そしてそれを支援している方々の健康をただただ祈るばかりです。
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Unknown (KYR)
2011-03-15 21:57:11
旧小田小学校、明治の建物は素敵ですね。
机もオルガンも懐かしい。
机の引き出しはなくて、こういう作りでした。明治時代から昭和まであまり変わっていないのが不思議です。
ステンドグラスはギヤマンと呼ばれていたのですか?金沢の尾山神社もギヤマンで、神社全体が和洋漢折衷なのです。
明治時代の様式なのかな?
ピアノは当時はすごく高価だったのでしょうね。
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カノンさんへ (よっちん)
2011-03-15 22:19:59
開智学校には2度訪れたことがあります。
展示されていた昔の小学生が書いた作文。
その文字の美しさと
文章の格調高きこと!!

信州は「教育県」と呼ばれただけあり
今も立派な木造校舎が各地に残っています。

戦後、古い教育が否定されましたが
今、見直すべき時が来たような気がします。
返信する
KYRさんへ (よっちん)
2011-03-15 22:22:53
「ギヤマン」は江戸時代に
ガラスで作られたものをそう呼んだんですよね。
確か、オランダ語かポルトガル語の
diamanteが語源だったはずです。
(間違ってたらごめんなさい)

燭台のついたピアノはとても珍しいそうですから
きっと高価だったのでしょうねぇ。
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偶然拝見 (らのじ一平)
2011-05-12 17:43:14
偶然といっても明治の小学生の気質みたいなものを調べていて、拝見しました。愛知県宝飯郡といわれた地域の町村時代の卒業アルバムを見たときから、当時の小学生は今の小学生と全く違う、との印象を持ち、それは何だろうと調べています。違うのは卒業写真に写されるときのふてぶてしい態度、先生を先生とも思わぬ態度、偉そうで、堂々としているのです。目つきもしっかりし、戦後の小学校の卒業アルバムと見比べると、別の民族ではないかと思われる程です。
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興味深々 (日比野 優)
2015-02-07 11:30:19
拝観可能でしょうか?
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