日本一の高層ビル-大阪市阿倍野区：あべのハルカス

Abeno Harukas, Abeno Ward, Osaka City

さてさて、ここのところ景気の悪い話が続く大阪なのでありますが、今年の3月に日本一高いビルが全面開業いたしました。
そのビルというのが大阪市阿倍野区にある「あべのハルカス」でありまして、60階建てで高さが３００ｍ。
横浜のランドマークタワーを抜いて、ビルディングとしては日本一の高さになりました。


大阪市では梅田、難波というのが二大繁華街なのですが、このビルがある阿倍野・天王寺地区は梅田、難波につぐターミナルでした。
しかしながら駅の周辺はそれなりに賑わっているのですが、駅から少し離れると開発が遅れ、下町風情が残っていたんですよ。


そんな阿倍野の再開発事業の目玉がこの「あべのハルカス」でありまして、阿倍野界隈が大きく様変わりいたしました。


ワタクシ、この阿倍野・天王寺という地域には自転車で20分ほどのところで育ちましたので
子供の頃からこのあたりは遊び場であり、大人になってからはよく飲みに行く場所だったんですよね。


大規模な再開発によって町は生まれ変わりました。ずいぶんと町は綺麗になり、華やかな街になりました。
しかしながら、かつての阿倍野・天王寺が持っていた「野暮ったさ」「昭和っぽさ」が好きだったワタクシは、ちょっと寂しい気もするのです。


しかし、駅前から10分も歩くとこんな古いマンション（アパート？）が超高層ビルと面白い対比を見せておりました。


ワタクシが愛してやまない「チン電」…阪堺電車もまだ健在です。
この日はあべのハルカスの周辺にまだ残る「昭和な風景」を楽しもうと、ワタクシはやって来たのでありました。
この日はズームレンズを使わずに、２３ｍｍと３５ｍｍの単焦点だけで下町散策を楽しもうという魂胆です。


そんなワタクシの目の前に、クラシックな車がやって来ました。
「素敵な車ですね。写真を撮っていいですか？」と訊くと、「いいですよ。かっこよく撮ってくださいね」と返事が返ってまいりました。
まだまだ下町らしい雰囲気は、残ったままなんですねぇ。

使用したカメラ：FUJIFILM X-E1


あべのハルカスは最上階が展望台になっており、この日もエレベーターの前は大行列でありました。
私は根っからのケチンボなので、1500円という入場料に尻込みするのでありました。
ホンマ、ケチやなぁ…

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