ソニー 再参入／携帯端末「マイコ」発表

　　無線ＬＡＮ追い風
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　ソニーは18日、無線ＬＡＮを使ってインターネット電話やウェブサイトを閲覧で
きる新型携帯端末「ｍｙｌｏ（マイロ）」を発売した。携帯電話に押されている携
帯情報端末の市場から一度は撤退したソニーだが、公衆無線ＬＡＮの普及を追い風
に再び参入する。

　時間や場所に関係なくネット上での交流を楽しむ「Ｗｅｂ２.０世代」への売り
込みを図る。
　マイロは２.４インチの液晶画面とスライド式のキーボードを搭載し、ブログへ
の書き込みやウェブメールの送受信などをしやすくした。容量１ギガバイトのフラ
ッシュメモリーを内蔵しており、音楽や動画を記録・再生できる。無線ＬＡＮを使
える環境にいれば、通話料なしでネット電話も利用できる。

　手のひらサイズで重さは１５０㌘。販売予定価格は税込み約４万５千円で、12月
中旬からネットを通じて直売する。
　ソニーは00年に「クリエ」という携帯端末を発売した。一時はヒットしたが、高
機能化する携帯電話に押され、05年に生産をやめた。

　総務省によると、マイロの通信手段となる公衆無線ＬＡＮにアクセスするサービ
スの契約数は６月末現在で約５５０万件に達し、昨年同期より約18％増えた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2006.10.19　朝日朝刊／経済）

薬の副作用に手引き／厚労省原案『その２』

　　早期発見へ まず９疾患
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　薬の添付文書には副作用の可能性が書いてあるが、例えば、ＳＪＳを引き起こす
薬は、かぜ薬や抗菌剤など市販品も含め２００種類以上ある。

　副作用による疾患は、特に初期の段階は、かかりつけの医師では気づかないこと
も多く、悪化するケースもなくならない。このため同省は、赤い発疹が広がったり
水泡ができたりしたらＳＪＳを疑うなど、症状から副作用の可能性をたどることが
できる手引が必要と判断、関係学会と協力し、内容を詰めていた。

　マニュアルでは、副作用による疾患の初期症状や、原因として考えられる薬、そ
の頓服期間、治療方法などを紹介する。患者向けと、医師や看護士ら医療従事者向
けの２部構成。副作用被害の救済などに取り組む「医薬品医療機器総合機構」の
ホームページに、近く掲載する。
　　　　　　　　　　　　　　　　　（2006.10.19　朝日朝刊／総合『完』）

薬の副作用に手引き／厚労省原案

　　早期発見へ まず９疾患
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　厚生労働省は抗がん剤「イレッサ」で多数の死者を出した「間質性肺炎」など、
薬の副作用による九つの重い疾患についての安全対策マニュアルの原案をまとめた。
早期発見と症状の悪化防ぐのが目的で、19日に専門家の検討会を開き、正式に決め
る。医療従事者だけでなく、患者も参考にできるようにホームページで公開する。
08年度中には対策疾患を１２０に拡大する方針だ。

　今回マニュアルを作るのは「間質性肺炎」のほか、皮膚がただれて失明や死に至
ることもある「スティーブンス・ジョンソン症候群（ＳＪＳ）」、筋肉細胞が壊れ
る「横紋筋融解症」、「アスピリン喘息」など。
　　　　　　　　　　　　　　（2006.10.19　朝日朝刊／総合『その２に続く』）