窓口10カ所、電話もOK/厚労省、来年度から
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同センターによると、妊娠の可能性があると服用してはいけないとされる薬でも、
重大な問題がないものが多い。抗てんかん薬や血栓を防ぐ抗凝固薬などの一部にリ
スクが高まるものもあるが、大半は通常のリスクを大きく上回ることはないという。
だが、影響を産婦人科医らに聞いてもはっきり答えてもらえず、悩む妊婦は多く、
不要な中絶もなくならないという。
先天奇形の発生率は全分娩の約3%で、さらに薬が原因とされる奇形は奇形全体
の1%以下といわれる。
だが、同センターに相談に来た妊婦に聞くと、奇形発生の可能性が半分以上と思
っていた人は20%以上もいた。相談後は4%に減ったという。
同センターでは薬400品目の薬のデータベースを作り、症例ごとの解釈を加え
回答している。また相談者には出産後の様子をはがきで報告してもらうよう依頼し、
情報を集めている。来年度以降は医師や薬剤師の研修をして、電話相談にも応じら
れるようにしたい考えだ。また、市場に出て間もない薬が妊婦に与える影響も調べ、
薬害防止にもつなげたいとしている。
(2006.10.16 朝日夕刊『完』)
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同センターによると、妊娠の可能性があると服用してはいけないとされる薬でも、
重大な問題がないものが多い。抗てんかん薬や血栓を防ぐ抗凝固薬などの一部にリ
スクが高まるものもあるが、大半は通常のリスクを大きく上回ることはないという。
だが、影響を産婦人科医らに聞いてもはっきり答えてもらえず、悩む妊婦は多く、
不要な中絶もなくならないという。
先天奇形の発生率は全分娩の約3%で、さらに薬が原因とされる奇形は奇形全体
の1%以下といわれる。
だが、同センターに相談に来た妊婦に聞くと、奇形発生の可能性が半分以上と思
っていた人は20%以上もいた。相談後は4%に減ったという。
同センターでは薬400品目の薬のデータベースを作り、症例ごとの解釈を加え
回答している。また相談者には出産後の様子をはがきで報告してもらうよう依頼し、
情報を集めている。来年度以降は医師や薬剤師の研修をして、電話相談にも応じら
れるようにしたい考えだ。また、市場に出て間もない薬が妊婦に与える影響も調べ、
薬害防止にもつなげたいとしている。
(2006.10.16 朝日夕刊『完』)