シニアの一人たび

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「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

貯蓄なし世帯22% 高止まり/4年ぶり微減でも

2006-10-11 13:13:11 | 生活関連ニュース
  日本人の資産
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 「預貯金なし」世帯の比率が4年ぶりに減少した。金融広報中央委員会(事務局
・日本銀行)が10日発表した「家計の金融資産に関する世論調査」によると、預貯
金がない2以上世帯の比率は22.2%で前年を0.6ポイント下回った。ただ、戦後
最長の景気回復局面にもかかわらず、依然として高止まりをしている言えそうだ。

 96年に10%前後だった貯蓄なし世帯比率は00年以降高まり、03年に20%を突破、
ここ数年22%前後で推移している。貯蓄なしの単身世帯は前年比8.8ポイント減
の32.3%、全体では0.9ポイント減の22.9%だった。

 1世帯当たりの平均貯蓄(金融資産)残高は約1073万円と前年より12万円減
ったが、昨年調査と比べて貯蓄増世帯の比率が4.4ポイント増の25.1%になった。
借入金のある世帯は全体の41.8%と前年とほぼ同水準。
 調査期間は6月23日~7月10日。対象は全国の1万80世帯で、回収率は34.5%
だった。
           (2006.10.11 朝日朝刊/経済『その2に続く』)

アオウミガメ9年後岩手に/東京大大学院生ら調査

2006-10-11 07:59:00 | 生物学
  えさ求め、沖縄から2千㌔
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 岩手県沿岸の定期網で9月、メスのアオウミガメが捕獲され、体に付けられてい
た標識から、2千㌔以上離れた沖縄県・八重山諸島から回遊してきたことが東京大
大学院生の楢崎友子さん(27)らの調査でわかった。アオウミガメの親は、産卵場
の小笠原諸島と、本州の間を回遊することが分かっている。しかし、今回みつかっ
たのは、生育途中の若い固体で、専門家は「これほど遠くまで北上するとは驚き」
と話している。11月に三重県で開かれる日本ウミガメ会議で報告する。

 9月16日に岩手県・大土湾の定期網に入り込んだ。甲羅の長さは70㌢。前脚につ
いていた標識の番号から、97年沖縄県・西表島で猟師に捕獲され、八重山海中公園
研究所の黒柳賢治研究員(現・南知多ビーチランド飼育係)が放流したカメと分か
った。
 日本ウミガメ協議会(大阪府枚方市)によると、生育途上の若いアオウミガメが
日本周辺でどのように生息・回遊しているのか全く分かっていないという。同会会
長の亀崎直樹・東京大客員助教授は「えさの海藻類が豊富な場所を求めて遠くまで
移動したのだろう。日本沿岸が重要なえさ場であることを示すもので、保護を進め
る上で貴重なデータになる」と話している。
                     (2006.10.10 朝日夕刊/科学)