シニアの一人たび

神奈川県大和市の歩行者専用道を紹介したHPを開設してます。
「歩行者専用道」を中心に「北米の旅」、「飛鳥Ⅱ」も併設

多発性硬化症進行に予測法/採血後、数時間で

2006-10-05 22:39:30 | 医学
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 手足のしびれや視力の低下を引き起こす難病「多発性硬化症(MS)」で、患者
の症状が悪化するかどうかを予測する診断法を、厚生労働省の研究班(班長、山村
隆・国立精神・神経センター免疫研究部長)らが見つけた。15日付の米免疫学会誌
に論文を発表する。事前に予測することで、症状を事前に抑えたり、不必要な投薬
をせずに済んだりできないという。

 MSは症状が出た後、数カ月から数年間治まる場合とがある。とちらに進むか
見極める方法がなく、インターフェロン治療を採用するか迷うことも多い。
 研究班は、症状が悪化する患者の血液中のナチュラルキラー細胞の表面にCD11
cというたんぱく質が異常に多く現れることに注目。このたんぱく質が現れた患者
23人のうち60%が4カ月以内に再発していた。たんぱく質が正常に現れている患者
の再発率は15%だった。採血検査により数時間で判別できるという。
                       (2006.10.04 朝日夕刊)

「酔いざめ4時間」過信は禁物『その3』

2006-10-05 16:13:09 | 医学
  ビール大瓶1本で試算、2本で8時間・・・
  少量でも大きく鈍る判断力
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      『バスは前日』
 自動車はどうか。JRバス関東は、03年8月に高速バスで飲酒運転した運転手が
逮捕された事件を受け、従来より精度の高いアルコール検知器に切り替えたうえ、
乗務前に加えて乗務後にもチェックするようになった。
 「乗務の前日は飲酒を禁じている。基本的に24時間前からと考えている」

      『危険な「自信」』
 飲酒運転を体験する研修会が、宮城県角田市の「角田自動車学校」で先月27日、
開かれた。
 参加した自営業の男性(50)は日本酒3合、缶ビール1本、焼酎などを飲んで、
ハンドルを握った。
 前方の路上に突然何かが飛び出してくるのが見えたが、ブレーキをかけずに通過
してしまった。
 「いまの何だったかな」。助手席の指導員に聞くと、「人ですよ」。実は人形だ
ったが、男性は青ざめた。

 飲酒1時間後の検知結果は、呼気1㍑あたり0.44㍉グラム。明らかな「酒気帯び
」だ。公道なら違反点数13点、1年以下の懲役か30万円以下の罰金。
 「飲んだ後は気が大きくなって運転も自信が.....。事故を起こしかねない怖さ
を実感した」と苦笑いした。
 主催したのは、宮城県警角田署。真壁隆雄交通課長は夜8時以降は酒を飲まない
という。「翌朝の勤務までに体内から酒を完全に抜くには、12時間程度は必要」
という考えからだ。
               (2006.10.03 朝日朝刊/第二社会『完』)

「酔いざめ4時間」過信は禁物『その2』

2006-10-05 06:44:58 | 医学
  ビール大瓶1本で試算、2本で8時間・・・
  少量でも大きく鈍る判断力
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      『空は12時間』
 航空業界には字用務前の飲酒をめぐる内規がある。
日本航空、全日本空輸は出発時刻の12時間まえからの飲酒を禁じている。
米国にならって「8時間前」と定める国土交通省の通達より、厳しい。
「根拠ははっきりしないが、通常のアルコール摂取量なら勤務時には残らないだろ
う」と日航の広報部。
 両社とも、乗務約1時間前に機長と副操縦士が互いに酔っていないか、顔色や言
動のチェックし合うことにしている。

 全日空は02年、日航は04年からアルコール検知器も使っている。「副操縦士の覚
めるのを待つため乗客を約7時間待たせた」(全日空)、「内規を破って出発の10
時間半前に飲酒して乗務した」(日航)などという国際線での不祥事を機に導入さ
れたとという。
          (2006.10.03 朝日朝刊/第二社会『その3に続く』)