北京オリンピックのときは録画しそこねた開会式。
今回は再放送を録画することができました。 28GBありました。
そしてさきほどところどころ早回しにして見てみました。
昨日ブリスベンであったマイクのお兄さんのテリー・オールドフィールドのコンサートで
テリーが「(弟の)マイクが明日のロンドン・オリンピックの開会式で演奏するんだよ」と教えてくれました。
そこで少ない観客みんなが拍手しました。
開会式での演奏の準備はもちろん極秘のうちに進められたのでしょうが、
テリーがブリスベンで前日に私たちに話したのは、もうしゃべっても大丈夫と
思ったからなのでしょう。というか、昨日って当日?
マイクも開会式のあとのインタビューで、(開会式のことを話すことは禁じられていたので)今こうやって堂々としゃべれて
うれしいというようなことを言っていましたが、やはり親兄弟には話しますね。
Tubular Bellsのさびの部分だけちょっと演奏するくらいと思っていたら、
Tubular Bellsのメインのテーマにはじまり、
JK Rowlingがピーターパンを朗読した時も
メリーポピンズが空から降りてきたときも、
次のパートのサイモン・ラトルに引き継がれるまでずっと彼の演奏でしたね。
開会式で重要な役割をはたした演奏のひとつでした。
開会式の監督をつとめたDanny Boyle(Slumdog Millionaire他の監督)がMike をバハマまで訪ねてきてお願いしたみたいです。 どしゃぶりのなか演奏して大成功だった Tubular Bells III のコンサートがBoyleさんの頭の中にあったみたいです。
~「How ‘Tubular Bells’ led me to the Olympic opening ceremony」より
アルバムの中の郷愁を誘うアイリッシュ風な部分や、(DannyのMikeへリクエストした-本人はできないよ、と最初言ったそうですが)ジャズ風のアンレジもあってとてもよかったですね~。
上記記事のコメントをみるとBeatlesやStonesなど多くの曲を世にだし、世界中に影響を与えたミュージシャンもいるのに、一曲だけのMike Oldfieldが選ばれるのはBoyle氏の個人趣味で税金(!?)の無駄遣いとコメントしている人もいますね。
一曲じゃないよ、とコメントを返している人もいますが。
Dark side of the moonをDavid GilmoreやRoger Watersが演奏していたら意外性もなにもなかった気がします。
マイクは当時できて間もなかったバージンレコードの成功のきっかけをつくったミュージシャンともいえる人で
日本ではプログレファンくらいにしか知られてないかもしれないけど
(一説にはジョンレノンの銃殺をテーマにしたといわれる)Moonlight Shadowは
ノルウェー、イタリー、スペイン、オーストリア、スイス、
ベルギー、ポーランドなどヨーロッパ各国で1位になるほどだったので(そのせいかどうか)
クラシックが好きなうちのHubbyでも名前は知っていました。
テリーが自分探しの旅を終えてイギリスに帰ったとき
マイクは時の人になっていて、メルセデスを乗り回し別人になっていたと(昨日のコンサートで)言っていました。
今でもマイクがテリーのCDに名前を連ねていたりするのはうれしいですね。
今回の彼の役割をみて、今は昔のQEIIコンサートなどを経て、
イギリス人が誇れるミュージシャンとして認識されているのであるなと思いました。
彼に白羽の矢をあてたDanny Boyleにも感謝。
[余談]
マイクは4回(?)の結婚で(今のところ!?)子供が9人いるんですね。
クイーンは3人のメンバーの子供の数を足すと14人くらいいたような。
イギリスのミュージシャンは子だくさんが多いのかな…よいことですね~
それからマイクは小さいころから自分が存在していることがすごく怖くなることがよくあったと
いっているようにときどきPanic Attackになったそうです。 また発作が起こるのではないかと
それがまた怖かったそうです。 音楽にのめりこむことが自分に唯一できることだったといっています。
でもその怖さに対して声をだして叫ぶことに気付きそれで少しよくなったといっていました。
あれから子供も9人できてバハマにも引っ越して、精神状態はだいぶよいのではないでしょうか(と希望的推測)
Tubular Bellsじゃなくてごめんなさいですが、私が一番すきなのはHergest RidgeのPart II
Mike Oldfield - Hergest Ridge - Part Two (1/3)
TerryはWoodwindの演奏で参加しています。
今回のオリンピック開会式のサントラもでています。
Isles of Wonder-Music for the Opening Ceremony of | |
Universal UK |
(実のところマイクが来日したことさえ知らなかったのでGoogleでみてきました)
ほかにも候補がいたはずのなか演奏がマイクだったのは感慨深いものがありました。
Terryの今回のツアーは今年9月までオーストラリアの各州で行うみたいですね。
場所を選ばず法隆寺でもどこでも演奏できそうでしたので
小さいライブハウスめぐりでもいいので
いつか日本でのコンサートが実現するといいですね。
感激しました。それから数えきれない
ライブをみてきましたが、間違いなく
最高のコンサートでした。
その彼がオリンピックで世界中の人々の
まえでギターを弾いている!
なんというキャスティング!
イギリス人、趣味が良すぎます。
このコンサートは聴衆による録音盤というのがでているのですね。 当時はそういうことをしてよかったのでしょうか^^と思う前に?聴いてみたいですね。
ボイル監督の趣味と世界をけん引していたBritish Rockシーンが選曲に反映されたものとなっている感じでしたね。
ロンドン・オリンピック開会式、マイクが国民的アーティストであることを再認識いたしました。
個人的にフェイバリットなのはオマドーンなのですが、ハーッジェスト・リッジもまた聴いてみたいと思います。
オマドーンも好きで一作品として一番聞いたかもしれません。
マイクの起用は意外性もあってよかったですね。
健康保険のパートで小児病棟の子供たちと看護婦さんのシーンとともにチューブラーベルズが優しい感じに聞こえてきたのはよかったですね。
将来はミックジャガーみたいに女王から勲章をもらう可能性もでてきたかもしれないですね。