[ブリスベン] 新建築基準導入の意向

ブリスベン市、新建築基準導入の意向
1月の大水害を受け

　 ブリスベン市は1月の水害について、 100年に1度の大水害に対応できるという 建築基準で建てられた住宅・建物のうち1 万戸近くが、1月の洪水の被害に遭ってい たとして、新たな建築基準を導入する意 向であることを発表した。

　クーリエメール紙によると新基準は、 床の高さを1月の洪水の時の水位より50 センチ以上高くする、というもの。建物 全体の高さもこれまでより80センチから 2メートル高くなる。この基準は当面、現 在進行中の1月の洪水に関する包括的な 調査結果が出るまでの措置としている。ブリスベンのキャンベル・ニューマン市長 は、数週間以内に市議会の合意を得て、 その後QLD州の承認を得たいとしている。

　既存の建築基準は、1974年に同市に大被 害をもたらした洪水と、その後に造られた ワイヴァンホー・ダムを考慮に入れて策定さ れ、1980年代から使われて来ていたもの。

　また、ブリスベンのある不動産業者に よると、少なくとも来年いっぱいは、洪 水の被害に遭う可能性のある地域の不動 産の価格が、今回の洪水以前に比べて1割 ほど下がるものとみている。
日豪プレスより

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