荷づくりの合間にネットしていて、こんな記事を見つけました。
復活希望! あのお菓子をもう一度
記事中で言及されている 『発言小町』 の 「復活してほしいお菓子」 のトピック主さんが
復活してほしいもののトップに挙げている、「オレンジジャムのはさんであるチョコでコーティングされたクッキー」 ・・・・・
あれっ、これってジャファ・ケーキみたい!
日本を離れて23年。 今や日本には何でも輸入されているから、ジャファ・ケーキもあるものだと思っていました。
ジャファ・ケーキが恋しがられているなら、日本に送る小包に追加しなくちゃ!
ということで、スーパーに行って早速買ってきました(下左)。
トリプル・パックだから、12個が縦長に包装されたのが3つ入っているようです。
そっか、日本では市販されていないのかぁ。 アマゾンでは買えるみたいだけど、12個で1020円=1個85円!?
スーパー・テスコで特売になっていた私のトリプル・パック(36個入)は1.49ポンド(≒276円)でしたから、
3で割ると、12個で92円、1個なら7.7円!
ジャファ・ケーキ、日本では貴重品ですね。 こっちで納豆が貴重品なのと同様に。
マクビティーは日本では明治が輸入元とありますが、明治のマクビティーの商品ラインナップには、
確かにジャファ・ケーキは載っていませんね。
日本で恋しがられているのなら、輸入してあげればいいのになぁ。
ジャファ・ケーキは私も好きですが、食べ始めるとやめられないのであまり買わないようにしています。
柔らかスポンジとオレンジ・ゼリーとチョコレート。 おいしいのは当たり前。
1830年にスコットランドのエジンバラで創業したユナイテッド・ビスケット社。 創立者ロバート・マクビティーの
名を取って、“マクビティー” がブランド名のひとつになりました。
ジャファ・ケーキ(Jaffa Cakes)が世に出たのは、1927年。 ジャファ・オレンジからその名がつけられたそうです。
ビスケット大の直径6.4cmの丸くて薄いスポンジにオレンジ風味のゼリーが載せられ、上面がチョコレートでコーティングされたジャファ・ケーキ。
マクビティーがジャファ・ケーキを商標登録しなかったため、他のビスケット製造会社や大手スーパーも、
ジャファ・ケーキの名で自社製品を出しています。
「ジャファ・ケーキはケーキなのか、それともビスケットなのか?」 が、1991年に付加価値税の争点になったそうです。
それというのは、英国では大抵の消耗品やサービスに付加価値税(VAT=Value Added Tax=消費税)が課されます。
レストランでの飲食や温かいテイクアウェイの食べものにも17.5%が課税されます。
でも生きていくために必要な食料品は課税対象になりません。
そのため英国人にとって必需品である ビスケット、ケーキ、チョコレートがけのケーキはもちろん非課税です。
ただチョコレートがけのケーキは非課税ですが、チョコレートがけのビスケットには課税されます。
(チョコレートがけのケーキはよくても、なぜかチョコレートがけのビスケットは、外食やテイクアウェイと同様に贅沢品とみなされるんですね。 )
「その大きさと形、そしてビスケットの代わりとしてよく食べられるという事実から、ジャファ・ケーキはビスケットである」
という税務局の主張に対し、マクビティー側は 「スポンジをベースにしたジャファ・ケーキは、まぎれもなくケーキである。
その証拠に、古くなるとビスケットは柔らかくなりケーキは堅くなるが、ジャファ・ケーキは堅くなる。」 と反論。
判決はマクビティーの主張を受け入れたものとなり、ケーキと認められたジャファ・ケーキには付加価値税は課されないことになったそうです。
確かにチョコレートがけのビスケットは高いのに、ジャファ・ケーキは安め! ・・・ひとつ利口になったわぁ。
ジャファ・ケーキのケーキなんてのも2013年に出たそうです。 でも売れ行きが不調だったのか、その後打ち切りになったもよう。
頑張ってジャファ・ケーキを自作する人もいるようです。 どれもおいしそう
下左はプロのシェフによる Homemade jaffa cakes。
ケーキ版のジャファ・ケーキもまたしかり。
下右はプロのシェフによる Jaffa Cake Cheesecake。 これもおいしそう
チャリティー・イベントかな? 下左はジャファ・ケーキの超大型版ですね。
下右は、ジャファ・ケーキで作ったストーンヘンジ。
いろいろ画像を見ていたら、久しぶりにケーキを作りたくなってきちゃった。
ムスメが戻って来たら、一緒にジャファ・ケーキ・ケーキづくりに挑戦してみようかな?