先日アスコット競馬場で開催された、今年のロイヤル・ミーティング(王室主催の競馬)。
イギリスでは競馬はもともとは高貴な貴族の愉しみだっただけあって、観戦のため入場するにはいろいろな規則に従わなければならないようです。
ドレス・コードもそのひとつ。 そしてロイヤル・アスコットで競馬そのものに匹敵するくらい有名なのが、ご婦人方の帽子の奇抜さ・・・もとい、華麗さ。
エレガントで洗練されたスタイルも多い中、「それで本当に入れてもらえたの?!」 ・・・みたいな帽子も多いんです。 今日はオンラインニュースから拾った、
素敵な帽子、面白い帽子、ヘンな帽子、ただもうびっくりの帽子、「それはもう帽子ではなく小道具」みたいな帽子、「子供の夏休みの自由工作にしか見えない」帽子・・・・・
などなどをとり混ぜてご紹介。 どうぞお楽しみください!
食いしん坊の私は、『イングリッシュ・ブレックファスト』と『アフタヌーン・ティー』をイメージしたこれらの帽子、スキです
一番素敵と思ったのは、エレガンスが服着て歩いているようなこの女性! カッコイイ~!
王室のメンバーは、もちろんいつもながらの洗練されたスタイルでご登場。
そういえば、去年のロイヤル・アスコットでは、歴史が作られました。 女王陛下の持ち馬が、3日目のゴールドカップで優勝したのです。
在位中の王(女王)の持ち馬がゴールドカップで優勝したのは、アスコットの歴史上初めてのことでした。
持ち馬の “Estimate” が優勝した瞬間、特別席で観戦していた女王様は両手を叩いて大喜びされたそうです。 めったに見られない、女王様の満面の笑顔! (ちなみにお隣りの男性はアスコットの総支配人。)
馬好きで知られる女王様。 何もかもお持ちの女王様にも、愛馬の優勝は嬉しかったようで、こぼれる笑みを隠せません。
騎手をねぎらう女王様と、 愛馬をねぎらう女王様。 「よくやったザマス。」 (←ウソ)
アスコット競馬場での競馬開催は年間で26日。 そのうち最も有名なのが、6月に5日間にわたって王室主催で開催されるロイヤル・ミーティングだそうです。
最初にロイヤル・ミーティングが開催されたのは、1711年8月11日。 王族のプライバシーを守るため、1790年代にロイヤル・エンクロージャーと呼ばれる王族用の特別観戦エリアが設けられました。 その中でもとくに警備が厳重なのが、1822年にジョージ4世の命で設けられたロイヤル・ボックスで、そこには王族からの招待状を持参していない限り入れないそうです。
1927年にアスコット競馬場入りするジョージ5世(現女王の祖父)とメアリー王妃。
1948年にアスコット入りするジョージ6世(現女王の父君=『英国王のスピーチ』で描かれた王様)とクイーン・マザー。
1949年にアスコット入りするジョージ6世とクイーン・マザー。 このわずか3年後に、ジョージ6世は急逝されました。
日本とは全然イメージの違う、イギリスの競馬。 ところ変われば品変わるで、面白いものですね。