一昨年12月に初めての子供に恵まれた、アメリカ・メリーランド州在住のデイヴ・エングルドウ。 成長していく娘アリス・ビーとの日々を、写真に残したいと思った。 それも将来大人になった娘が、笑って喜んでくれるようなコミカルな写真で。
学生時代にフォトジャーナリズムを学んだデイヴが、フォトショップを使って最初に“制作”した写真はこちら。
『まだ赤ちゃんの娘をサッカーボールのように小脇に抱えた、睡眠時間を奪われ意識モーロー状態の新米パパ』をイメージしたこの写真は、単純に家族・友人たちに見せるためだけに作成したもの。 ところが Facebook にこの写真を投稿したところ、思わぬ反響があった。
2作目は、7月4日の独立記念日をテーマにしたもの。 新聞を読むデイヴの前には、お菓子のようなカラフルな花火が積まれている。 (きっと独立記念日には花火を打ち上げるのがアメリカの伝統なんでしょうね。) そのすぐ隣には、点火したマッチを持つ娘のアリスちゃん
この写真を再び Facebook に公開すると、最初の時以上に大きな反響があった。 そこでデイヴは、自分たち父娘の『あり得ない』場面のコミカル写真をシリーズ化することに。
≪注: 写真はすべてフォトショップを使用して改造されたものであり、いかなる幼児もこれらの写真制作の際に不適切な扱いを受けてはおりません。≫ ・・・とのことです。
アリスちゃんは単独で別の場所で撮影し、それを設定された場面の写真に、フォトショップを使って加えるそうです。 『改造』には20時間かかったものもあるとか。
キッチンの惨事! 切れた指がリアルすぎ・・・
『トワイライト』は、明らかに幼児のベッドタイム・ストーリーには不適切だったもよう・・・
デイヴさんの奥さんは陸軍中佐で、年単位で海外に派遣され、現在はソウルに赴任中です。 下右は、珍しく奥さんも入ったショット。 奥さんもインターネットを使って写真選びに協力してくれ、出来上がった写真を見るのを楽しみにしているそうです。 普段は父娘だけの生活だから、その分よけいに二人の息もピッタリなのかな?
「アリスはあの年齢の子供の大半がそうであるように、集中していられる時間が短いんだ。 クッキーを食べたり何かをいじったりと自分が興味あることをする場面の撮影は楽だが、興味がない場合はこっちの忍耐が試されるね。 むずかってきたら休憩にし、時にはお菓子をワイロに使ったりする。 ストロボ写真の素晴らしい点は、シャッター速度が160分の1秒だということ。 実際、アリスがじっとしていられたのは160分の1秒だったことも何度かあったからね」
CSI (Crime Scene Investigation) : エングルドウ家版!?
わぁ~、トトロだっ! (・・・トトロはアリスちゃんが赤ちゃんの時からのお友達だったようです)
ところでコミカル写真には、どれにも “WORLD'S BEST FATHER” と書かれたマグが写っています。 これ、最初の写真を撮る時に、デイヴさんがジョークとして加えることを思いついたのだそうです。
インターネットでセンセーションを巻き起こした World's Best Father のシリーズ写真は来年のカレンダーになることが決まり、デイヴさん父娘はテレビ番組の “TODAY” にゲストとして招かれました。 でもアリスちゃんは、お父さんがインタビューに応える間、おとなしく座っている気などさらさらなし。 後日デイヴさんは、この最新写真を公開しました。
“私はテレビ・スタジオで醜態を見せたアリスに、録画しておいた番組を研究してテレビの全国放送番組ではいかにふるまうべきかについてのエッセイを書くよう指示した”
あはは~!! 親娘そろって役者だわぁ~ それにアリスちゃんのかわいいことったら! 幼児時代のすばらしい記念になるね!
アリスちゃん、クリエイティブなパパを持ってラッキーだわよ