「ボヘミアン・ラプソディ」(Bohemian Rhapsody)は、イギリス(正式名はGreat Britainである)のロックバンド「クイーン」が1975年に発表した、アルバム『オペラ座の夜』に収録されていてフレディ・マーキュリー作の楽曲です。また、このアルバムは明確な意味でのプロモーションビデオとしては世界初と言われています。
2002年にはギネスブックを発行しているギネス・ワールド・レコーズ社が31000人以上から取った「英国史上最高のシングル曲は?」というアンケートの結果、「イマジン」(ジョン・レノン)や「ヘイ・ジュード」「イエスタディ」(ビートルズ)を抑えて見事No.1に輝いた。そして、過去100年間で最も国民的な曲として取り上げられた。
その後、2010年現在でも、この曲はビートルズやレッド・ツェッペリン、エルトン・ジョンなどの楽曲を抑えて、子供からお年寄りまでを対象にNO.1に輝き、最も愛されている曲として親しまれ続けています。
曲の構成は冒頭から順にアカペラから始まりバラード→オペラ→ハードロック→バラードの延長の展開になっています。
初めて、LPに針をおろした時は衝撃的であった。オペラの部分でのハーモニー、エレキギターの音色は当時としては、初めて耳にした音であった。メンバーの各人は何れもイギリス本国で有名な大学を卒業しており、中には学者としても職業で十分可能なメンバーや、それぞれの分野で活躍できるメンバー揃いである事を知らされた。歌詞にしても、ビジュアルにしても、アートにしても他のロックバンドにはない独自のスタイル、サウンドの世界があった。
今は亡き、バンドのリーター的存在のフレディ・マーキュリーは本曲に関しては妥協せずメンバーを説得して、5週間のレコーデング時間を要したと言われている。
当時の日本では、16トラック録音が主体であったが、ボヘミアン・ラプソディは24トラックレコーダーを使用して行われたと言われています。NHK放送のドキュメンタリー「ボヘミアン・ラプソディ殺人事件」では、多重録音を詳しく説明しているが、実際は180トラック以上録音されたとも解説されています。
コーラスの部分はフルコーラスになるまでに、何十回も録音を繰り返しボヘミアン・ラプソディが完成されたと記されています。当時の多重録音の技術は現在でも十分活かされています。
現在では、珍しくないが、エレキキダーやエフェクターにしても、独自で設計し、ギターにエフェクターを組み込んだアイディアは当時としては画期的であった。バンドの方向性や数多くの実験を得て独自のサウンドを作り上げたと言えよう。
話は替わるが、私たちの時代はジャズにしても、ロックにしても元気で記憶に残る音楽が多いが、今は記録に残る曲はあるが、記憶に残る曲は数少ない。
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