年金暮らしの自由人

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築200年の古民家を訪ねて(岩手遠野)

2012年11月06日 19時36分51秒 | 日記

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ひょんな事から遠野に行くことになった。高校時代の友人の奥方の実家にである。
目的は庭木の手入れであるが、庭木の規模を聞かずに安易に了承してしまった。
我が家の庭は大きくはないが、私は弄んでいる。よその庭木の手入れの経験は、さほどない。
当日の移動途中、話の中で"築200年の古民家だよ"と言われたので庭の大きさが気になった。

 だが、乗りかかってしまった船でしたので、直ぐに覚悟を決めた。お昼ごろに現地に到着。

庭の規模が気になる。100年以上の木が数本あり、想像していた通りであった。とても2~3日で終える庭ではないが既に家主が手入れをしていたのか?、半分くらい終えていた。

家の中に入ってみると、生活している所は一部改築されていたが、客間と言われる座敷などは、江戸時代に建てられたままに維持されていて、当時の豪農の雰囲気が伺えられた。建物のガタは見られず、当時の建築技術の高さを感じさせられた。

 少し休憩をとり、午後から友人と手分けして庭の整理に取りかかった。二日目は予定より順調に進んでいった。滞在期間は、友人と一緒に座敷の間に寝泊まりしたが江戸時代を感じさせられる不思議な空間であった。

 3日目は生憎雨のため、作業は中止になったので、自宅に帰ることにした。滞在期間は、佐々木家の皆様とお話ができ、遠野の文化に触れたような気がしました。

遠野に行ってみて感じたことは、少し街中を外れると古民家が比較的多い。水車小屋があったり、童話や童謡をイメージさせられる昔の風情を感じさせられる所ですよ。

 この地(文化財に指定されている)は故、佐々木喜善さんの家であるが、柳田国夫の著書”遠野物語”の話者で知られている。

 佐々木喜善のプロフィール」
遠野物語(明治43年出版)の話者で昔話研究の先駆者。多くの研究者たちが訪れ、遠野の聖地とされている。著書に”聴耳草紙”や”老おう夜たん”などがある。